sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

新潟12レースと菊花賞と…。

今年の夏の新潟は天候に恵まれずっと良馬場での開催だった。

その影響で開催が終わるまでずっと全体的に時計が速く、千直コースの馬場差も例年より緩和傾向で内や真ん中あたりを突いた馬でも伸びるというレースが続き予想が難しかった。

 

10月の開催が近づくにあたってようやく雨の日が増えてきて、開幕週の先週も芝は稍重で少し時計を要していた。

そして今週も20日金曜日と21日土曜日にまとまった降雨。

ここにきてようやく開催後半の新潟芝らしい馬場になってきたと判断していいだろう。

22日日曜日の新潟の最終レース、千直の3歳以上1勝クラスが今週いちばんの勝負レースになる。

今夏の新潟千直での高速決着が合わなかった実績馬の巻き返しに期待したい。

 

 

まずは⑬オリアメンディ。

馬場が荒れて時計を要する状態の千直のレースではいつも終い確実に伸びてくる馬。

 

今年5月の新潟開催も雨が続いて時計を要するコンディションでのレースが多かったが、枠順に恵まれない中でしっかり脚は使えている。

今年の夏の2戦は惨敗だったが、高速馬場が合わなかったのが大きな原因。

なので雨予報は大歓迎。おそらく55秒を切るような勝ち時計にはもうならないはず。

昨年の雷光特別でも、外枠が上位を独占するレースでメンバー中最速の脚を使って5着。内枠でただ1頭掲示板に入ってみせた。

 

今回嶋田純次Jに手が戻り、今度こそ本領発揮。

 

 

⑮ユイノダンディズム。

5走前に千直初挑戦。そこからずっと同じ条件を使われ今回で6戦連続の千直参戦となる。

この間、3走前に8枠15番が1度あっただけであとはひと桁馬番ばかり。

そんな状況でも堅実に走って適性の高さを見せている。

 

4走前は菜七子さんの神騎乗もあったとはいえ1枠から外ラチ沿いの進路を取り切って3着まで追い込んできたし、3走前に負けた相手は上位のクラスでも好走。

直近2走も枠を考慮すれば悪くない内容。

 

現級の千直では上位の力があるのは間違いない。ここ3走が斤量58キロだったのが今回は減量器用。

外枠と54キロでひと押しを。

 

 

テセウス

近2走前は高速馬場が合わずに惨敗。スタート自体は速いのだが、そこから周りのスピードについて行けていない感じだった。この馬も雨は歓迎のタイプ。

3走前は馬場はこの馬向きだったが枠が最悪。

 

直近3戦の敗因ははっきりしている。

昨年を振り返ると雷光特別が2着。その後に10月の新潟で千直を連闘して2戦連続3着。現級の千直では条件さえ向けば力上位。

時計を要するコンディションでの千直では安定した先行力がある。

 

願わくば昨年同様に杉原さんに乗ってほしかった、という点と枠がもう少し外なら、という点で少し割引だが巻き返しに警戒。

 

 

⑨フロスティクォーツ。

前走雷光特別は非常にもったいない競馬。

外枠発走からいったんは外ラチ沿いの進路を狙うも前が開かず、結局は馬場に真ん中あたりに進路を切り替える形。

当時の馬場状態だからこその3着という見方もできるが、千直への適性は高い。

 

微妙な枠になってしまったぶん割引だが、進路取りさえスムーズなら上位に来てもおかしくない存在。

 

 

本来なら8枠の馬を厚く買いたくなるところだが、今回はアテにしづらい馬ばかり。

3頭とも押さえまでとしたい。

あとは、現級での実績がある⑪ユナイテッドハーツや、序盤にポジションを取り切れれるかがカギの⑦イルルージュあたりも相手候補。

 

 

馬券は13ー15ワイドが大本線となる。10、13、15のワイドボックスという作戦もいいだろう。

三連系を買うならなるべく絞っていきたいところ。

勝負気配「A」とします。

 

 

続いて菊花賞

京都競馬は先週の秋華賞時が稍重での開催。

20日の金曜日にも降雨があった影響で、土曜日の芝のレースを見る限りでは少し時計がかかり気味で馬場も内外でそれほど有利不利は大きくなさそうな印象だった。

 

菊花賞当日は晴れの予報なので再び高速化してくる可能性もある。

Aコース使用3週目なのでそこまで大きく傾向が変わってくるとは思えないが、一応推移は見ておきたい。

 

今年からまた菊花賞本来の京都3000mだが、このコースはスタートしてすぐコーナーなので多頭数の外枠は不利とされる。

今回は人気になりそうな馬がほとんど外枠。

更に、ダービー馬と皐月賞馬が関西初参戦という状況。

近年は菊花賞で関西初となる関東馬でも結果を出すケースも増えてきているのでそこまで心配はないのかもしれないが、それでも不安は残る。

人気馬の中から軸を選ぶならどれを推すか悩ましい状況になった。

 

 

マイネルラウレア。

京都競馬場の改修工事が今年まで行われていたので、現役の馬で京都コースを経験した馬自体が少ない状況。

そんな中でこのマイネルラウレアは1回だけとは言え京都競馬場を走っている。内容もよく、京都コースが向いている感じがある。

 

春の京都新聞杯で5着だったが、1~4着までタイム差なしで5着も0.1秒差という接戦となったレース。

この馬は直線に向いたところで進路を切り替えざるをえないロスがあって最も外を回る形になった。上がり3Fは最速だったのでもう少しスムーズなら、という惜しい競馬。

 

勝ち馬のサトノグランツを物差しにすればここでも力は足りるはず。

Bコース初週の神戸新聞杯で敗れているように極端な高速馬場だと厳しいが、土曜日の芝のレースの感じならこの馬にはちょうどよさそう。

ゴールドシップ産駒でもあり、距離適性に期待する。

 

 

リビアングラス。

前々走の京都新聞杯は3着。4着馬のマキシが早めに捲ってくる展開でペース以上に逃げには厳しい形だったがよく粘った。

前走の阿賀野川特別も内回りコースで後続に早めに来られて楽逃げという形には見えなかったが、迫られたらそのぶんだけまた伸びるという感じで最後まで交わされなかった。

まだ強くなりそうで、ここでも楽しみ。先行力があるのは大きな魅力。

 

できれば馬場はもう少し高速化傾向になった方がいいように感じる点と、パクスオトマニカやトップナイフなど同型の出方がカギになる点が不安材料。

 

 

⑪サトノグランツ。

実際に京都外回りコースで勝っている実績があり、前走の神戸新聞杯では時計、上がりとも速い決着にも対応した。

前々走のダービーでも11着とは言え厳しい大外枠から上がり3Fでメンバー中2位の脚を使えている。

 

ほぼ毎回安定して自分の力は出せているので、人気馬の中では最も信頼しやすい存在か。

 

 

⑰ドゥレッツァ。

クラシック不出走組では唯一3勝クラスを勝っている。

未勝利戦でサトノグランツを下している点も踏まえれば力は足りるはず。

大外枠は正直イヤな枠だが、鞍上に期待して目を瞑る手はある。

 

 

⑭ソールオリエンス、⑦タスティエーラ、⑫ハーツコンチェルト、⑮ファントムシーフは正直協調材料に乏しいと思っているので押さえまでとしたい。

 

 

毎年ほぼ全馬が距離初経験なのに加えて、今年はコースもほとんどの馬が未経験。

積極的に狙いたい馬が少なく、勝負気配「C」としておきます。