sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

皐月賞 2024

近年の皐月賞は雨の影響を受ける年が多く馬場の内めが荒れて外差し決着になっている。

さて今年はどうかということだが、開催最終日でBコース3週目という条件は同じでも近年の傾向とは違ってきそう。

 

中間に降雨はあったもののまだ馬場はそんなに荒れておらず、13日土曜日と14日日曜日とも晴れの予報。

土曜日の中山の芝のレースは少頭数のスローペースばかりだったので速い流れになるとまた違うだろうが、内を通った馬がしっかり伸びていた。外からの差し追い込みは厳しい印象。

緩い流れなので勝ちタイムは平凡だが、先行した馬でも速い上がりを出していた。

 

今年の皐月賞は先行したいタイプも揃っているし、ある程度ペースが流れれば久々に高速決着もあるかもしれない。

そうなるとパワーとスタミナよりスピードが求められ、2000m以下で結果を出している馬の方が対応しやすいかもしれない。

 

 

⑧ジャンタルマンタル。

前走共同通信杯は2着で初の敗戦だった。

しかし初の関東遠征、経験したことのないスローペースの瞬発力勝負、距離延長と様々な課題があったのを全てクリアし収穫のある内容だった。

レース後の川田さんの「今日のところはジャスティンミラノの方が強かったということです」というコメントからも手応えがうかがえる。

 

レース運びが上手な馬なので中山コース自体は問題ないだろう。

枠も真ん中の偶数番を引けて、先行したい馬を何頭か行かせて先団直後の好位で運ぶ競馬がイメージしやすい。

 

2000mの距離克服に関しては川田さんも大きな課題であると認めていたが、今年の中山の馬場ならジャンタルマンタルには有利に働くだろう。

雨の影響が少なく、そんなに荒れていない馬場での皐月賞はサートゥルナーリアが勝った2019年以来。(2022年をどう見るか微妙だがこの時も馬場の内が荒れて外差し決着だった)

距離の不安はスピードと立ち回りの巧さで相殺してなおかつお釣りがくると見る。

連複系やマルチの軸に最も向いている馬という評価。

 

 

③エコロヴァルツ。

前走共同通信杯は序盤から強烈にかかりっぱなしで厳しかった。逃げたパワーホールに巧くペースを落とされ、経験したことのない遅い流れになったのも災いした。

それでもバッタリとは止まらず5着だったのだから一定の評価はできる。

 

それまでの3戦、右回りで強い競馬をしているのでまだ見限らずここは見直したい。

特に前々走の朝日杯FSは道中でぶつけられて最後方付近まで下がる不利がありながら最後はよく2着まで追い込んできた。

 

G1の今回はさすがに前走のような極端なスローペースにはならないだろう。

今の中山の馬場なら1600mで厳しいレースをした経験も生きてくると思う。

逃げと追い込みでそれぞれ好走歴があって今回どんな競馬をしてくるか読みづらいが、内枠を引けたのでポジションには拘りすぎずうまく前に馬を置いて折り合う形さえ取れれば巻き返せる。

 

 

ジャスティンミラノ。

スローペースでの究極の上がり勝負しか経験したことがないので「スロ専かも」と不安視されている。こればかりはやってみないとわからないが、個人的にはそういうイメージではない。

中山は初めてになるが馬場が例年より傷んでいないのでそこはこの馬にはプラスだろう。

 

新馬戦で問題にしなかった当時の2着馬ヘデントールがその後、未勝利戦と1勝クラスを全く危なげなく連勝。

 

そのヘデントールに前走で0.5秒離された2着のヤマニンアドホックが13日土曜日の9レース山藤賞(中山2000m1勝クラス)で勝利。その2着のショーマンフリートは

共同通信杯惨敗からの巻き返し。そして3着馬が弥生賞4着のエコロレイズ。

 

超強引な三段論法(いや四段? いや五段になるか?ww)だが3歳牡馬は共同通信杯組がハイレベルという見立てになる。

 

毎レース条件が違うんだからそんなに単純じゃないのは重々承知しているが、こうでもしないと絞っていけないので仕方ないと割り切っていきたい。

ヘデントールはダービートライアルでも1番人気になりそうな馬なので、ジャスティンミラノが勝った新馬戦は伝説の新馬戦となることを期待する。

 

 

⑩レガレイラ。

ホープフルステークスの芸当は今更言うまでもなく強いの一言。

新馬戦ものちの重賞勝ち馬セットアップに完勝。

しかも小回りの函館1800mで流れも逃げたセットアップに向いたレースだったので恐れ入る。

 

ただ、能力は確かだが本質的に2000m以上の距離の方が合っているように思う。

唯一敗れたアイビーステークスが超スローペースの究極の上がり勝負になりダノンエアズロックとホウオウプロサンゲを捕らえ切れなかった形。

今の中山の馬場はこの馬にはややマイナスだろう。

 

鞍上の乗り替わりも不安視されている。

これほどの人気馬にG1で初騎乗なので、いきなりこれまでと違った形の競馬をするというような大胆な選択はしないのではないか。ルメールと北村の差がどうこうではなくそこがネックになりそう。

 

もともとゲートは大して早くないので今回も中団~後方で運んで外差しの競馬ならちょっと届かないというケースも考えられる。

能力だけで全部クリアしてしまう可能性もあるが全幅の信頼は寄せづらい。

 

 

サンライズジパング

戦績を見ると、なんでデビュー時はダートを使っていたのか不思議な馬。

判断材料にできるレースが実質2戦しかない上に、3月に弥生賞を使う予定だったのが軽傷とはいえ故障で回避したことで状態面もよくわからなくなりいよいよ謎の馬になってきた。

それでも買いたくなるのは若駒ステークスホープフルステークスの内容から底知れぬものを感じるからである。

 

前走の若駒ステークスは道悪がよくなかったのか、道中から全く進んでいかずという体たらく。

しかし、直線に向くと一気に加速し他の馬が止まってみえるほどの決め手で圧勝してみせた。

馬券を買っている側からすると、逆手応え詐欺みたいなレース。

こうなると結局道悪が向いたのかどうかもよくわからないが、あれだけ進んでいかなかったのならおそらく良馬場の方がいいのだろう。いずれにせよ、当時のメンバー中では能力の違いを見せつけた。

 

そして前々走のホープフルステークス

この時は先行策だったが、最後の直線で外からレガレイラに一気に来られた時に抵抗して一緒にグッと伸びてくる根性を見せた。

しかし、前にいた2着馬シンエンペラーが大きく外にヨレたことでゴール手前でレガレイラとシンエンペラーに挟まれる不利を受けた。

あれは致命的で、不利がなければもっと際どい勝負になったのは間違いない。

 

状態はどうなのか? 時計や上がりが速くなるとどうなのか? 今回はホープフルステークスの時のようにちゃんと位置が取れるのか? そうなると最内枠は諸刃の剣か?

…などなど推しづらい要素が満載だがそれでも買い目に入れたくなる存在。

 

 

⑨アーバンシック。

前々走の百日草特別はスタートで寄られる不利を受けて後方からの競馬。

完全に前残りの展開だったがダントツの最速上がりで勝ち切ってみせた。

 

前走の京成杯も後方からだったが、ただ1頭33秒台の上がりを繰り出して2着だった。

明け3歳の中山2000mでの33秒台なので立派なもの。

最後の直線で勝ち馬のダノンデサイルに乗っていたお父さんの温情があったように見えなくもないが、決め手が非凡なのは確か。

鞍上は皐月賞と好相性。もう少しスムーズな競馬ができればあるいは。

 

 

毎年そうだが絞っていくのが難しい。

共同通信杯組を上に見るなら軽視せざるをえない弥生賞組だが、怖さはある⑫コスモキュランダと⑭シンエンペラー。

 

前走毎日杯の勝ちぶりが話題の②メイショウタバル。特殊な馬場だったので評価が難しいし今回は前走のようにあっさり単騎逃げが叶いそうなメンバーではない。

回避や除外を繰り返しながらで状態もどうか?というところ。

前走の好時計をどう評価するか。

 

展開と馬場状態頼みでアテにしづらいが、新馬戦もきさらぎ賞も相当強い内容で能力はありそうな⑰ビザンチンドリーム。

 

何とか絞り込んでこのあたりまでか。

 

13日土曜日の芝のレースを見る限りはまだまだ中山の馬場状態は見た目よりよさそうなので、それを前提に予想をしていきたい。

 

今のところはワイド③-⑧を狙いたいと思っている。

これに3連複をどう絡ませるか、というところ。

 

たぶん大丈夫だろうと思うが、明日になって急に外差しが決まりだしたりしたらもう脳内はカオスである(苦笑)

手のひらを返して外枠の差し馬を狙うシナリオも一応は視野に入れておくべきか…。

 

勝負気配「C」とします。