京都競馬は開幕週から雨が降ったものの、27日土曜日の芝のレースを見る限り馬場はまだまだいい状態を保っている。
流れもあまり速くはなりそうにないので、本質的に長距離向きではなくてもある程度我慢さえきけば瞬発力や切れのある馬に有利に働きそう。
コーナーを6回通るコースなので基本的には真ん中より内の枠の方がレースしやすいだろう。
これらを踏まえると、①サリエラから入りたい。
それ以前に京都で施行された天皇賞春は2020年まで遡るが、同じくディープ産駒のフィエールマンが連覇している。しかもこちらは母系もサリエラと同系統。
京都芝の良馬場で緩い流れの瞬発力勝負なら長距離でもディープ産駒が強い。
前々走のエリザベス女王杯は6着だが上がりは最速タイの脚を使っている。位置取りが後ろすぎたぶん厳しかっただけで京都コースは向くはず。
前走のダイヤモンドステークスはスローの上がり勝負でテーオーロイヤルとタイム差なしの2着。
好位で運べていたし、長い距離ならエリザベス女王杯の時ほど極端な後方にもならないだろう。
枠順と鞍上で過剰人気気味でも仕方なしと思う。
⑤ブローザホーン。
前走の阪神大賞典でテーオーロイヤルに決定的な差をつけられた感じだが、終始かかり気味でもよく3着まできたと思う。評価はできる内容だった。
道悪にも実績はあるが本質的には時計がある程度速くなった方がよさそうなので良馬場でやれるのは何より。
工事の影響で京都経験が少ない馬も多い中、この馬は京都外回りで2戦2勝。
枠もいいところ。上積みを見込む。
⑭テーオーロイヤル。
長距離適性は抜群だが、やはり今の京都でこの外枠となると不安はある。
しかもコース未経験。道悪なら本命でもよかったがここではどうか。
ただ、前々走のダイヤモンドステークスでスローの上がり勝負にもしっかり対応している。
本格化した今なら心配は無用とも思えるが人気ほどの信頼は寄せづらい。
③プリュムドール。
今回は狙いたくなる穴馬があまり見当たらず、人気薄の中で唯一食指が動くのがこの馬。
高速決着への対応はカギになるが、距離の不安はないし内でうまく立ち回って決め手を活かせればノーチャンスではないと思う。
鞍上も長距離では信頼できる。
4歳クラシック勢の⑫ドゥレッツァと⑦タスティエーラと⑩サヴォーナはさすがにこのメンバーなら、とも思うがそれでも強気には狙いづらく押さえまでとしたい。
ワイド①ー⑤が本線。あとは③絡みで少々といった狙いになる。
あとは、今週から新潟が開幕。
日曜10レースに千直2勝クラスの邁進特別がある。
ただ、開幕週で雨もほとんど降っていないのでまだ慎重になった方がいいだろう。
外枠の恩恵がどの程度のものなのかまだわからない。
案外①バオバブスピリットから狙っていってもいいんじゃないかと思っているが…。
天皇賞春にせよ邁進特別にせよ、今回は「見」が正解なんじゃないかと思うほどである。
今週はどれだけ自制心を持てるかの勝負になりそう(苦笑)
勝負気配は当然、「D」としておきます。