sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

桜花賞 2024

この時期の阪神競馬は大阪杯の週からBコース変わりで桜花賞の週はBコース2週目というのが本来のスケジュール。当然、今年からはこのスケジュールに戻っている。

 

京都競馬場が工事中だった2021年~2023年までの3年間は春の阪神競馬はロング開催。

その影響で大阪杯の週までAコースで桜花賞の週からBコース変わりというスケジュールだった。

微妙な違いなのだが、過去の傾向と今の阪神芝の傾向を見るとこの差は大きい。

 

過去3年間の桜花賞は圧倒的に内有利なコンディションになり、外からの差し追い込みにはかなり厳しい馬場になっていた。

昨年のリバティアイランドは大外一気じゃないかと思われるかもしれないが、歴代の桜花賞の勝ち馬の中にはのちの3冠馬古馬になってからも同世代以外の相手にG1を何勝もする馬がいるのでそういう存在は過去の馬場傾向を探る上では判断材料にしない方がいい。

 

近年だけで考えても昨年のリバティアイランドや2020年のデアリングタクトや2019年のグランアレグリアなどは特別な例外なので、そういう馬がいる年は2着以下の上位馬を参考にすべきだろう。

 

これを踏まえると、昨年の桜花賞は完全に内の先行有利の前残り決着と言える。

 

2022年も勝ち馬スターズオンアースは差しだが外を回さず内めの狭いところを割ってくる競馬だったし、次走で2冠を達成しその後も強い相手に好走を続けているのだから馬自身も確かな実力の持ち主。

2着と3着は内をうまく先行してきた馬であり、距離適性も1600mは長いか?と思わせる感じで当時のメンバーの中ではどちらかというとスプリント寄りのスピードの勝ったタイプだった。

 

2021年もソダシが先行押し切りでレコード勝ち。

 

そして今年は…という話だが、Bコース変わり初週だった大阪杯の週は29日金曜に雨。

桜花賞がある今週も3日~4日にかけて雨が降った。

週末の降雨はなさそうだが、6日土曜日の外回りのレースを見ていると結構外差しが決まっておりラチ沿いを突いてきた馬はやや伸びを欠くシーンもあった。

 

こうなると直近の桜花賞の傾向よりも一昔前の傾向を顧みるべきだろう。

今回のメンバーを見ると先行したいタイプが結構揃っており、ハイペースまではならなくともある程度流れそう。

広いコース向きの決め手があって、先々は1600mより長い距離になっても活躍できそうなイメージの馬から買っていきたい。

 

まずは⑫ステレンボッシュ

前走阪神JFは最後の直線で少し進路を切り替えざるをえないロスがありながら勝ち馬アスコリピチェーノに際どく迫る2着。

惜しい競馬だった。

2歳時の赤松賞では少しコントロールの難しさを見せたが当時の鞍上にも問題があったし、シュトラウスを制御して東スポ杯を勝利した今回の鞍上なら大丈夫だろう。

 

前走は枠の並びも影響して道中から少し窮屈になっていたので今回は馬場を踏まえてもこの枠の方がいいだろう。

もっと距離が伸びてもやれそうな馬。不安材料は少ないと思うので軸に向いている。

馬券はここから入りたい。

 

 

⑪ライトバック。

とにかく激しい気性がネックで、2歳時の2戦はゲートはまともに出ないし鞍上とは喧嘩しっぱなしで常に制御に苦労する状態。

前走エルフィンステークスはかなりマシになりある程度の成長は伺えたものの、まだ危うさを感じさせる内容だった。

それでもこの戦績なのだから恐れ入る。

 

そのエルフィンステークスで負かした相手は次走でチューリップ賞を勝つスウィープフィート。

 

前々走のアルテミスステークスはまともな競馬ができていない中、能力だけで4着にきたというレース。

コントロールの難しいこの馬にとって最内枠もよくなかった。

 

そして3走前、新潟1800mでの新馬戦。

昨年の夏の新潟は一時水不足が心配されたほど雨が少なく、開催が進んでも断然内の先行有利な状態が続いていた。

メンバーのレベルは低かったとはいえ、この新馬戦も例に盛れず内の先行有利な完全な前残りの決着となるところだった。

それをライトバックが大外一気を決めたというレース。

しかも出遅れて最後方からだったし、直線でも進路を確保するのに手間取った。

直線だけの競馬というよりほとんどラスト200mだけの競馬といった感じ。

上がり3Fは32秒8。同じ日の芝外回りのレース(千直を除く)でこの数字を出せたのはメインレースの関屋記念に出走していた馬の一部のみ。しかもそのうちの1頭は勝ち馬アヴェラーレで中団の内から上手く抜け出してきてのもの。

この馬、もしかすると怪物かもしれない。

 

制御不能になって自滅するリスクが消えることはないが、それでも狙いたくなる馬。

G1である今回はこれまでに比べれば格段に流れが速くなるはずだし、そうなれば折り合いもつきやすくなるだろう。枠もアルテミスステークスのように内で窮屈になるよりはこれくらいの方がいい。

 

怪物じゃなかったとしたら「短い夢をありがとうございました」と割り切ろうと思うww

最後に、大事なことなので繰り返しておく。

去年の夏の新潟芝であんな芸当ができる馬はそうそういません! 多分ですけど(笑)

 

 

アスコリピチェーノ。

阪神JFは2着馬の方が強い競馬をしたと思っているのでステレンボッシュの方を上に見たが、この馬もマイラーとしての完成度は高い。

 

前走の阪神JFはうまくスタートを切れたがそれまでは2戦とも出遅れていたという点と、あとはやっぱり鞍上で少し評価を下げるが相手からは外せない。

 

 

②クイーンズウォーク。

陣営は早い段階で「オークス向き」と評価していたよう。

実際に共同会見でも調教師、騎手ともにいかにも次のオークスが本命の狙いというのを匂わせるようなコメント。

あと、この枠からどういう競馬をするのかも難しそう。

 

弱気なのは気になるが、それでもこの厩舎とこの騎手のコンビで1600mの重賞ならマークしないわけにはいかない。

さんざん「もっと長い距離向き」と言われているがグレナディアガーズの下で馬格も500キロ以上あるので案外あっさりとマイルをクリアしてしまう可能性もあるのではないか。

 

以上、4頭立てです。

 

…としたいがもう少し。

 

⑱チェルヴィニア。

この馬を新馬戦で2着に下したボンドガールが土曜日のNZTで2着に敗れたので力量比較が何とも微妙なところ。

アルテミスステークスは強い勝ち方だったので一定の評価はしたい。

 

ただ、そのアルテミスステークス以来のレースになってしまい陣営もまだ万全ではないと認めているし結局1度も右回りを使えないままの桜花賞参戦になってしまった。

不安な点も多い。

過去3年の桜花賞のような馬場ならこの枠は絶望的だったが今年に関してはそこまでマイナスにならなさそうなのが救いか。

 

⑦スウィープフィート。

阪神JFが7着でエルフィンステークスがライトバックの2着。

チューリップ賞は勝利したものの、メンバーレベルはかなり落ちた印象で力関係的に不利に見える。

ほぼ毎回出遅れているのも不安。鞍上が替わった前走ですらそうだった。

 

それでも、終わってみれば「やっぱり永島まなみと武豊の差は歴然だったなぁ…」と思わせてくれるかもしれないという期待感はあるが果たしてどうか…。

 

⑧コラソンビート。

前々走の阪神JFは勝ち馬をマークするようにうまく伸びてきたし前走Fレビューも先団直後の内でソツのない立ち回り。

レース運びがうまいので堅実さを買う手はある。

 

ただ、どうしても距離の不安はつきまとう。一昨年の桜花賞でスプリンターのナムラクレアが3着にきているように、昨年までの馬場ならよかったかもしれないが今年に関しては距離延長組は割引としたい。強気にはなりにくい。

 

 

何にせよ2021年~2023年の桜花賞は参考にしない方がいいと思っている。

あと、2020年に関してもBコース2週目だったとはいえ雨で酷い道悪で勝ち馬は3冠馬

サンプルにするには特殊すぎる。

参考にするならそれ以前のレースの傾向だろう。

 

そうやって予想していくと、今回は堅めの決着になると思う。

過度な穴狙いは控えたい。

勝負気配「B」とします。

 

ワイド⑪ー⑫を狙いたい。

あとは三連複で潔く⑪と⑫2頭軸を買うかヒヨって②⑨⑪⑫ボックスとか買うか。でもそれだと⑱や⑦や⑧をカバーできない。

買い目を広げづらいので悩ましいところ。

 

穴馬から流してる方が考えるの楽やんこれ、とか思ってしまう。

でもそんなこと言ってるクセに、先週の大阪杯でルージュエヴァイユを狙ったのに相手を買い漏らしてハズした愚か者であるww