sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

大阪杯 2024

阪神競馬は今週からBコース。

Bコース替わり初週での施行は2020年以来だが、京都競馬の改修が終わったことで本来のスケジュールに戻った形。

 

28日~29日にかけてまとまった降雨があったがさすがに回復も早く30日土曜日の午前の時点で良馬場の発表。週末は気温も上がるようだしこのまま行くと更に高速化していく可能性がある。

 

内の先行有利で外を回りすぎると厳しい馬場という想定でいいだろう。

加えて今回はジャックドールやレイパパレといった強い逃げ馬がいない。

ペースもあまり速くはならない見込みで立ち回りの巧さを重視したい。

 

あとは世代間のレベル比較も重要になる。

今年はドバイWCデーと重なったことで現役最強クラスは馬も騎手もこぞって遠征中。

それならば本来は中心になるはずの現4歳牡馬のレベルがかなり疑わしく、それがオッズにも現れている。

 

力関係の評価が非常に難しいが、ここは自分は5歳牝馬世代を推したい。

スターズオンアースやナミュールと鎬を削っていた世代であり桜花賞3着のナムラクレアもスプリント路線で活躍している。

 

4歳牝馬世代はリバティアイランドとブレイディヴェーグ以外はまだそこまで評価できないし、5歳牡馬世代もイクイノックスとドウデュースが強すぎるので最強世代というイメージがあるがその2頭以外に主役級がいるかと考えれば微妙なところ。

混戦でいつも以上に取捨選択が大変なレースなので、こういうアプローチで絞っていきたい。

 

 

まずは⑤スタニングローズ。

10ヶ月半ぶりというのはどうしても不安だがそれでも狙ってみたい。

陣営は仕上がりに自信を持っており、調教師も「私は人気はなくても個人的に自信がある場合は吹きまくります(笑)」と前置きした上で強気なコメントを連発していた。

 

昨年の明け4歳時の2戦が物足りないが、前走のヴィクトリアマイルは出遅れて全く流れに乗れなかったし前々走の中山記念も抜群のスタートだったが外枠から控える形になったのが結果的にアダになった。

 

本来は競馬が上手で機動力があるタイプ。

枠はいいところを引けたし鞍上もいい。

今回と同じ阪神内回り2000mで施行された一昨年の秋華賞ナミュールとスターズオンアースを負かしている実力馬。

 

臨戦過程以外は条件的にピッタリという印象。

復調しているならここでいきなり通用してもおかしくない。

 

 

⑬ルージュエヴァイユ。

枠はもう少し内がよかったので残念だったが、それでも見直したい馬。

 

前走京都記念は見せ場なく敗れたが休養明けで余裕残しの状態だったし力のいる馬場もよくなかった。

エリザベス女王杯で2着にきているが内枠を活かして距離ロスなく完璧に立ち回れての結果。本質的には2200mは若干長く1800~2000mくらいがベストだろう。

雨の心配もなさそうで、時計がある程度速くなりそうな良馬場で競馬できるのもこの馬にはプラス。

 

デビューから中山で圧勝しており小回りコースは苦にしない。

4走前のエプソムカップでは、スタートしてすぐコーナーの東京1800mで大外枠という厳しい条件だったが腹を括った先行策に出て2着に粘った。

3走前の府中牝馬ステークスは出遅れが響いた形だが、今ならゲートさえ決まればどんな競馬でもできそう。

 

ここ1年で大敗したのは3回。前走の京都記念と道悪が厳しかった愛知杯と直線ドン詰まりで何もできなかったメイステークスとどれも敗因は明確。

 

来週の桜花賞に出走予定の同厩アスコリピチェーノと共に栗東に早めに入厩して調整されており陣営も勝負をかけてきているのが伺える。

 

あとは、この鞍上ならただ漫然と外を回ってくるだけの競馬はしないと信じたい。

元主戦のあのお方に戻る可能性もあったので、そうならなかったのはむしろ買い材料だと思っている(笑)

仮に好位の外めを追走するような運びになったとしても、内枠に人気馬が集まっているので内がゴチャついたりするケースもあるかもしれない。

 

とにかく、枠順以外は特に不安なところは感じない。

日程に余裕がなく馬体維持に苦労しながらの調整だった3歳春の時点でもフローラステークス5着オークス6着と恰好はつけている。本格化した今なら力は足りる。

 

 

③タスティエーラ。

弥生賞皐月賞で強い競馬をしていて小回りを苦にしない立ち回りの巧さがある馬がこの内枠。

鞍上も松山さんならきっちり先行させてくるだろう。

となると、いくら4歳牡馬クラシック勢のレベルが疑わしいとは言っても軽視するわけにはいかない。

 

前走有馬記念は6着だが多頭数の外枠で厳しい条件だった上に最後の直線ではジャスティンパレスに寄られて挟まれる不利。あれがなければ馬券に絡めたかまでは微妙なところだがもう少し差は詰められたはず。

当時先着された有馬記念1~5着の馬は皆海外遠征か引退で今回不在。

有馬記念組の中ではこの馬が最先着ということになる。

 

まだ信用しきれないところはあるが毎回大崩れなく自分の力は出せている点は評価したい。

 

 

⑥ジオグリフ。

振り返ってみると、一昨年の皐月賞を勝利して以来適条件で使われたレースがほとんどない。

前走中山記念は久々の適鞍だったが3着。先着されたのがマテンロウスカイとドーブネなので物足りないがダートに転戦したあとの休み明けの芝復帰レースだったので酌量の余地はある。今回は上積みを期待できるはず。

 

昨年の宝塚記念は出遅れて厳しいレースになったが直線に向いたところでは手応えよくイクイノックスに並んで伸びかけていたように見えた。

そこから止まったのは距離の問題だろう。

 

中山と札幌で強い競馬をしているので阪神内回り自体は向いている。

距離も1800~2000mあたりがいい。

イクイノックスとドウデュースに勝ったことのある数少ない馬なのだから復調していれば侮れない。

 

 

あとは、時計が速すぎるとどうかという不安があるので当日の芝が思ったより時計を要するコンディションであれば評価を上げたい。

 

 

プラダリア。

G2大将でG1では壁があるというイメージはどうしてもついてくる馬。

とはいえ昨年の宝塚記念は6着で悪くない結果だし、外を回った馬が上位を独占するレースだった中で内を突いてきた組では最先着なので強い競馬だった。

有馬記念は大敗したがそもそも枠が厳しかった。

 

宝塚記念有馬記念に比べれば今回のメンバーは軽くなるので殻を破れる可能性は充分ある。

ただ、本質的には2000mよりもう少し距離があった方がよさそう。

あまり高速化するとマイナスだろう。少しでも時計を要してほしいところ。

 

 

②ローシャムパーク。

前々走のオールカマーが強い勝ちぶり。タイトルホルダーとゼッフィーロを破ったのも評価できる。

「現役最強候補」などという声もあるがここでは果たしてどうか。

あまりビュッと切れるタイプではなくジワジワと加速して長く脚を使うタイプに見える。

勝利した函館記念オールカマーも道中からスムーズに外めを追走し直線も外から差し切るレースだった。

 

器用さにはやや欠けるのでこの内枠は微妙なところで、むしろマイナスになる可能性もある。

ルメールさんが乗れないのもマイナス。そして替わりに関西G1で1番人気の戸崎さんということで不安はつきない。

 

Cルメール不在、川田将雅不在、武豊不在、坂井瑠星不在なら戸崎さんの出番でもおかしくないがここは押さえまで。

 

 

⑨ステラヴェローチェ。

エフフォーリアやタイトルホルダーの影に隠れてはいたがこの馬もクラシック上位の実績がある。先日の金鯱賞では2年ぶりの復帰戦となったヨーホーレイクが3着。

何だかんだで6歳も強い世代だと言える。

 

前走が久しぶりの勝利だったが1800mのレースでも少し行きたがっていた。

ここは押し出されるようにハナ、というケースもあるかもしれない。

ブランクが長かった影響もあって現在のこの馬の距離適性がはっきりしないのでアテにはしづらいが一応警戒はしておきたい。

 

 

あとは⑩ソールオリエンス、⑦ハーパー、⑪べラジオオペラ①ミッキーゴージャスあたりも強気には狙いづらく相手までと思っている。

 

やや強引に絞り込んでみたが、改めて難しいメンバーだという印象。

勝負気配「C」としときます。

 

馬券としては三連複フォーメーション⑤⑬→③⑤⑥⑬→②③⑤⑥⑦⑧⑨⑩⑬といった感じにしたい。このまま買うか3列目をもう少し削ってそのぶんワイドにするか、攻め方は当日またじっくり考えることにする。