sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

大阪杯 2021

第65回大阪杯

京都競馬場改修のためロング開催となっている阪神競馬。

今週で8週目で、Aコース使用は最終週となる。

しかし今の阪神は馬場がよく、Aコース最終週と聞いてイメージされるような

馬場状態ではない。

時計もまだ水準程度には出ているし内の先行有利な場面が多い。

 

ただ、天気予報通り明日朝から雨が降ればある程度外からの差しも台頭してくる可能性はあると見る。その辺りの傾向の変化に注意したい。

基本的には道悪になると想定している。

 

 

コントレイル。

東京がベストなのは間違いないが、中山でもしっかり結果を出しているので

阪神内回りも全く問題ないだろう。

 

ディープインパクト産駒の牡馬にありがちなイメージとして、早熟傾向で

古馬になってからの成長力に欠けるというのがあるがこの馬には当てはまらないと

信じたい。

 

道悪も極端な馬場でなければ問題ないだろう。

実際、昨年の菊花賞は力のいる馬場状態だったし皐月賞稍重だった。

今ならどんな競馬でもできそうで、その辺りは3強を形成している他の2頭と比べても

強みになる。

 

 

サリオス。

前走マイルチャンピオンシップは外からの差しがきかない高速馬場でのレースで自身は外枠から出遅れてしまうロス。

最後は差を詰めてはいたもののさすがにあの形では厳しかった。

 

本来はもう少しいい位置で運べる馬で、非凡な勝負根性で後ろから並びかけてきた馬を

競り落とすのが持ち味。

そういう意味でもいい枠が当たったと思う。

対コントレイルは2戦2敗。

2400のダービーでは決定的な差をつけられた印象だが、2000の皐月賞ではかなり抵抗して見せた。やはり距離は1600~2000あたりがいいのだろう。

 

その皐月賞稍重で、後方から一気に抜け出してきたコントレイルに対し内から馬体を

併せにいって叩き合う形で差し返そうとするほどの根性を見せた。

 

血統的にはコントレイルよりもハーツクライ産駒でサラキアの下のこの馬の方が古馬に 

なってからの成長力には期待できるイメージ。

ゲートをしっかり決めて、昨年の皐月賞と同じような形に持ち込んでリベンジを果たしたい。

 

 

グランアレグリア

正直、「わからん」としか言いようがない(苦笑)

陣営がコメントしているように、実戦でかかるようなところがないので距離をこなせる可能性は充分あるし今の阪神も良馬場であれば2000のレースでもスピードの勝ったマイラータイプの方が有利に思える。

 

道悪については、重発表の高松宮記念で2着にきているものの当時の中京も特殊な馬場状態だったのであの1戦だけで道悪OKとは判断できない部分がある。

この馬に関してはもう「全て能力の違いで克服できる!」と信じられるかどうかだけである。

大阪杯が土曜に開催されていたならもっと信頼できたのだが…。

 

 

モズベッロ。

どうしても狙いたくなってしまう馬。

昨年の宝塚記念が3着。レース当日の午後からゲリラ豪雨に見舞われ急激に馬場が悪化した中でのレースだった。

勝ち馬のクロノジェネシスには決定的な差をつけられたものの、ラッキーライラックやサートゥルナーリアには先着したのだから立派なもの。

 

その後故障してしまいぶっつけで有馬記念からの復帰となった。

前々走のAJCCでも有馬記念を1度使われていたとはいえまだ状態はひと息な中で5着。

出遅れが痛かったが最後はじわじわと差を詰めていた。やはり道悪は走る。

 

前走の京都記念はラヴズオンリーユーに「どうぞ、勝ってください」と言わんばかりの

高速馬場だったので持ち時計が心もとないこの馬には不向き。度外視でいい。

 

故障からの復帰後にレースを使われながらじわじわと状態を上げてきて迎えるここ、

雨で馬場が悪化すればこの馬には追い風となる。

若干内にモタれるようなところがあるので内枠を引けたもよかったのではないか。

まだゲートに少し不安はあるが、楽しみな存在。

 

 

ペルシアンナイト。

左回りは今ひとつで右回りがベストで典型的な叩き良化型。

高速馬場よりは少し時計を要した方がよさそうではあるが道悪は今ひとつ。

手短に特徴をまとめるとこんな感じです(笑)

 

有馬記念で7着ならここでも通用しても不思議はないだけに、雨の降り具合が

カギになる。何とか稍重程度に収まってほしいところ。

きっと、東幹久氏も狙っていることだろうww

 

 

レイパパレ。

5連勝中だが、レースを経るごとにかかる面がキツくなってきている。

リラックスできず力みながら走ってしまうというのは、母のシェルズレイシャイニングレイに代表されるきょうだい達みんなに共通する特徴でありこの馬も例外ではない。

 

前走のチャレンジカップで同じ阪神内回り2000で勝てたのはよかったものの、

冬のレースにも関わらず勝利騎手インタビューに答える川田さんは汗だくで息も切れていた。最後の直線で激しく叩き合うような場面があったわけでもない。

返し馬の段階からレースに至るまで、終始なだめて抑えるのに苦労した様子が伺える。

 

兄のシャイニングレイは2歳時にはクラシック有力候補と呼ばれた存在だったが、ケガもあったものの制御のきかない面がキツくなり晩年はスプリントを使われていた。

レイパパレも1600からデビューしている点を踏まえれば2000は現時点ですでにギリギリだろう。

連勝中の勢いからくる期待よりも不安の方が大きい。

一気に相手が強くなるここでは買えない。

 

 

 

3強それぞれに不安がないわけではないものの、あまり馬券的な妙味は感じない。

もちろん、現役最強レベルの馬が揃ったのでレースそのものは楽しみではあるが…。

 

とうワケで、今回の自分の勝負気配は「D」です。

「2強は並び立つが3強は並び立たない」とかいう、明確な根拠のないアノマリーじみた

格言に淡い期待を抱いてみようと思う(笑)