sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

高松宮記念 2021

第51回高松宮記念

例年と同じく今週からBコース替わりだが、土曜日の芝のレースを見る限りはセオリー通りに内の先行有利の高速傾向というわけではなさそう。

京都競馬場改修の代替開催で年始から中京コースが使い込まれている上に今開催も2週続けて不良馬場だった影響だろう。
その先週はAコースの道悪でも内の先行有利の傾向だったのに、 今日からBコースに替わった途端に外からの差しが届き内も伸びないわけではないがやや厳しいという状態になるのだからやはり中京の馬場読みは難解である。

今のままならトラックバイアスは更に外偏重に
なっていきそうだが、雨が激しくて不良馬場にまでなるとまた内しか伸びない状態になったりすることもあるのでその辺りの見極めが重要なポイントになる。

ちなみに去年は馬場状態の変遷を読み違えて
全く的外れな予想をしてしまった…(苦笑)
今年は何とかしたい。



それらも踏まえてラウダシオンを推したい。
NHKマイルカップの勝ち馬だが、もともと1600より少し短い方がいいと思っていた。

前走シルクロードステークスは休み明けで2歳時以来の1200だったことを思えば上々の内容。
スタートで少し出負けしたがすぐリカバーして馬場のいいところを選びながら流れに乗れていたし、今回は順当に上積みを見込んでいい。

力を要する馬場の経験も豊富で、トラックバイアスが内外どちらに偏ったとしても臨機応変に通るコースを選んで運べる脚質でもある。
スタートをしっかり決めてモズスーパーフレアとレシステンシアを見るような位置で運びたい。


レシステンシア。
初の1200になるが、あれだけのスピードがあれば流れに戸惑う心配はない。
1400や1600のレースではテンの速さの違いで自然と逃げる形になることも多かったが、
この距離ならハナに拘らず馬の行く気に任せてある程度の位置で運んでくるだろう。

この枠はむしろレースしやすそう。
昨年の桜花賞は勝ち馬が強すぎただけでこの馬自身は酷い道悪でも最後まで粘っていた。
スピードとパワー兼備で、馬場が悪くなっても問題ない。
ラウダシオン同様、臨機応変な走りを期待。


インディチャンプ。
陣営も福永Jも認めているように、現時点では1200はやはり忙しそう。1400を続けて使ったことでスプリント仕様になっているかどうかというところ。

この馬はどちらかというとピッチ走法の走りだそうで、その上ステイゴールド産駒という点を踏まえれば案外道悪はこなせるのかもしれない。

時計がかかってくれた方が追走に困らないとすれば、そしてこのままトラックバイアスが外有利へと傾いていけばこの馬自身の確かな末脚と
中京芝コースの短めの距離に限っては現役ナンバーワンとも言える福永さんの手腕で浮上を見込める。
いずれにせよ、序盤でうまく流れに乗りたい。


サウンドキアラ。
昨年上半期の充実ぶりが嘘のように昨秋は不振だったが、ようやく前走の阪神カップで復調の兆しを見せた。

馬場がかなり荒れていた京都金杯と道悪だった京都牝馬ステークスがともに強い内容だったので、雨が降って外差しが利く状態が更に進行すれば初の1200でも侮れない1頭。


アストラエンブレム。
昨年のラピスラズリステークスでスプリントに転向していきなり結果を出した。

時計がかかる荒れた馬場で外差し傾向のトラックバイアスに助けられた感は否めないが、
今回の中京コースがまさにこの馬にピッタリの条件になる可能性がある。
雨の影響で道悪となり土曜日よりも更に外が伸びやすい馬場になれば、明らかな格下ではあるが無欲の追い込みで穴を開ける場面があるかもしれない。



モズスーパーフレア
ここまでは道悪でかつトラックバイアスが外有利に傾いていくであろう前提で書いているが、
冒頭でも述べたように雨の状況次第では再び内有利になる可能性もあると思っている。

そうなるとこの馬に出番が回ってくる。
前々走のスプリンターズステークスで結果的にこの馬にとって邪魔者になったビアンフェは不在だし、レシステンシアにしてもラウダシオンにしてもこの距離ならハナには拘らない。
単騎逃げが見込めそう。
内の偶数番という絶好枠を引けたし、もう行くしかない。

前走のシルクロードステークスは、馬場の内が荒れて各馬外を回す形。
直線でラチ沿いを頼って走りたいこの馬には厳しいレースになってしまい惨敗もやむなし。
あのレース内容を踏まえ、陣営も今回は単騎逃げから直線はラチ沿いに突っ込む形を徹底させる構え。乗り慣れた松若Jに戻るのも好材料

枠の並びや展開はよさそうなので、あとは内を通って勝負になる馬場状態なのかどうかだけ。
その差はまさに天国と地獄となるだろう。


ライトオンキュー。
前走シルクロードステークスは外差し馬場の中、内枠から内めの馬場が荒れていない境界線ギリギリのところを突く上手い立ち回りを見せたが2着。少し運もなかった。

以前は差し一辺倒だったが最近は好位でも競馬ができており安定感が出てきた。

どうもここの陣営はG1になるといつも必要以上に強気なコメントを吹きまくるのでイマイチ信用できないのだが(苦笑)、
この馬自身は力のいる馬場の経験も豊富だし、侮れない存在ではある。



おそらくは、雨の影響でこのまま土曜日の傾向から順行する形でトラックバイアスは外偏重へとシフトしていくと考えているが逆行するようなら買い目が変わってくる。
どちらにも対応できそうなラウダシオンとレシステンシアが軸候補に最適だろう。

気になるダノン2騎に関してだが、どう考えても中京の道悪が向くとは思えないのでここでは見送りたい。



最後に、今回からちょっとした新企画を。(そんな大したものでもないがww)

当該レースの勝負気配というものを記していこうと思う。
単に的中させる自信があるか否かという点と、人気を無視して厚く買いたくなるほど自信のある穴馬がいて配当的な妙味が期待できる点とを複合して考えて総合的にそのレースへの自信度を表すものとしたい。

細かいことを述べだしたらキリがないので、
1番上からS→A→B→C→Dの5段階評価で表記することにする。例えば自分の買い目に的中させる自信がある上に配当もしっかり利益を見込めそうなら「S」となるしその逆なら「D」という感じ。


というワケで、今回の高松宮記念の勝負気配は
「B」です。
どうしても今の中京の馬場を読むのが難解なのが1番の理由。一応、基本は道悪で外差し傾向の馬場を想定しているが一筋縄ではいかないのが中京コース。
強気な決め撃ちとまではちょっと…といったところである。