sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

宝塚記念 2020

第61回宝塚記念
オリンピックイヤーでの開催日程変更により、例年と違って今年は最終週の開催ではなくBコース替わり2週目でのレースとなる。

先週は先行内有利の高速傾向。今日も先行内有利はそんなに変わらないが時計や上がりは少しかかってきている印象を受けた。
土曜夜から日曜朝にかけての雨がどの程度影響を及ぼすかに注目。案外例年と馬場の傾向は大差ない状態になる可能性もある。



サートゥルナーリア。
前走で左回りでも結果を出し、進境を見せた。
阪神コースに替わるのはもちろんプラスで、死角は少ない。道悪だけは経験がないのでやってみないとわからない面があるがある程度なら問題ないと見たい。



クロノジェネシス
前走大阪杯は内の先行有利な馬場と展開の中、ソツなく立ち回ってはいたもののどうしても枠順の差で外を回らざるを得ず惜しい2着。
勝ち馬ラッキーライラックは内枠から内をぴったり突いてきただけに、着差を考えれば強い内容だった。

今回も外枠だが阪神の内回り2200はスタートしてから最初のコーナーまで距離が長いので問題ないだろう。実際、有馬記念と違って宝塚記念は外枠不利ではない。

馬場に関しても、オークスからのぶっつけで臨んで勝利した昨年の秋華賞稍重で上がりのかかる馬場でのレース。
今年の京都記念もかなり馬場が悪かったが2着のカレンブーケドールを寄せ付けず完勝。

もともと晴雨兼用ではあるが、ここまでは道悪の時の方が強い内容で勝っている。
雨が長引けばプラスになる。



同じく雨が長引くのを願う立場なのがブラストワンピース。
とにかくわかりやすい戦績の馬。
パンパン良馬場での速い時計勝負は苦手で、力を要する馬場で上がりのかかる流れに滅法強い。

一昨年の有馬記念、昨年の札幌記念、今年のAJCCとも力のいる馬場状態で上がりもかかるレースで小回りコースを早めに動いて最後まで止まらず押し切っている。
これが得意のパターンなので、前走大阪杯は馬場と展開も不向きな上に動きたい時に自分のタイミングで動いていきづらい内枠も災いした印象。

今回、大外枠で道悪で上がりがかかる流れになり動きたい時に動ける位置で競馬ができればこの馬にはお誂え向き。
逆に、あまり降雨がなく馬場の回復も早くて結局内の先行有利で時計もそこそこ速いようなコンディションになれば今回も厳しいと見る。
そのあたりの見極めが重要になる。



キセキ。
前走天皇賞春でようやくゲートをまともに出て、敗れはしたものの見せ場は作った。
序盤に緩い流れを堪えきれず力んでしまったぶん失速してしまった印象。
距離短縮はプラスだろう。2着した昨年は最内枠だったので作戦は決め打ちだったが今回の枠なら誰も行かなければ行き切りダンビュライトあたりが主張してくれば控える、といったように他の出方を見ながらレースを組み立てるのではないか。

不良馬場でも高速馬場でも結果を出しており晴雨兼用なのもいい。

前走でゲートを出たもののまだ難しい面も多く過度な期待はしにくい現状だが、見限れない存在だと思う。



ラッキーライラック
戦績を見ると何だか安心するというか、近年のトレンドである余裕を持った間隔で競馬を使いながら目標とするレースをピンポイントで狙い打つという使われ方ではなく一昔前のローテーションを彷彿させる使われ方をされている。

「叩き良化型」なんて言葉は死語になりつつあるかもしれないが、古馬になってからのこの馬に関してはそれが当てはまるように見える。

昨秋は府中牝馬ステークスで物足りない負け方をしてからその後変わり身を見せたし、今年も中山記念で敗れてから大阪杯勝ち。
その中山記念は3角~4角でズブさを見せて追い通しになりながらの2着。見た目にはかなり手応えが悪く映った。
レース間隔が空くと反応が鈍くなるような面がある。大阪杯から2ヶ月半ぶりの今回、この馬に関しては割り引く必要があるように思う。

実績実力とも上位の存在とは認めつつ、不安要素も感じている。
さぁ、逆神のネガキャン入りました!(笑)



グローリーヴェイズ。
休み明けを苦にするタイプではないが、今回はドバイで誤算があっての半年超ぶりのレース。
やはり割り引きは必要と思う。

ただ、昨秋休み明けの京都大賞典で外枠でかかりっぱなしで敗れたことを踏まえれば、今回はいい枠を引けた。
それを活かしてどこまで。



モズベッロ。
内へモタれる面がありまともなレースができるかの不安は付きまとうが、前走の行きたがりぶりを見ると距離短縮はプラス。時計のかかる馬場の経験は豊富なので穴で一考ならこの馬か。


とにかく今夜はは宝塚市の雨雲レーダーをずっと確認する夜になりそうである…。