sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

皐月賞 2021

第81回皐月賞

例年通り中山開催最終週での施行。土曜日の芝のレースを見ていると、各馬内ラチ沿いは避けて通るケースが多く馬場は荒れてきている。

そこにきて今夜から明け方にかけてかなりの雨量が見込まれるとのことで、レース当日の馬場状態が読みづらい。

 

おそらく明日の皐月賞が始まるころには稍重か良にまで回復しているだろうが、

それでもある程度時計がかかり、パワーを要する馬場になると見込む。

ただでさえ各馬の力量比較が難しいところがあるのに、更に難解になった。

実績やレースぶりから力量を推し測りつつ、天候や馬場などの条件が合うかどうかという要素とのマッチングになる。

毎度のことながら悩ましい(苦笑)

 

 

まずはラーゴム。

前走のきさらぎ賞は中京の最終週でのレース。

毎週のように道悪が続いていた時期でもあり力のいる馬場状態だった。

Bコースでも内めが荒れており外差しも利きやすかった。

 

スローペースで少しかかり気味ではあったが先団の内めからレースを運び、

逃げていた馬が早めに下がったこともあり直線で早めに先頭に立つ形に。

外から追い込んできた2着馬ヨーホーレイクの脚色がよさが目立ったが

凌ぎきって勝利。

外差しの利く馬場状態で早め先頭に立って目標にされる形になりながらということで、

内容の濃い勝利だったと思う。

 

どちらかというと速い上がりや速い時計が要求されるレースより、

こういったパワーやタフさが求められるレースの方が向いていそう。

先行力があるのもいい。

 

更にオルフェーヴル産駒でもあり、中山最終週で降雨見込みの馬場ならステイゴールドの血が頼もしい。

前走とアイビーステークスのメンバーを見ても、戦ってきた相手に恵まれていたというわけでもない。

ここは楽しみな存在。

 

 

エフフォーリア。

春のクラシックと好相性の共同通信杯勝ち馬。

その前走共同通信杯はレース内容、勝ち時計、上がりとも文句なし。

負かした2着馬ヴィクティファルスがその後スプリングステークスを勝ち、3着馬シャフリヤールはその後毎日杯を勝ったことで更にこの馬の評価が高くなった。

 

本質的に広いコース向きだろうが、新馬戦で札幌のコースを無難にこなしているので小回りも大きくマイナスにはならないだろう。

良馬場なら信頼の軸にしてもいいと思っていた。

 

馬場状態に関してはもうやってみなければわからない。

エピファネイア産駒で母父ハーツクライという血統の字面を見た印象だけで言えば、

仮に道悪になっても問題ないどころかむしろ得意なのではないかとさえ思うのだが

果たしてどうだろうか…。

 

 

ダノンザキッド。

前走弥生賞はあっけない負け方だったが、スローペースで完全な前残りの展開。

この馬自身、意図的に抑える競馬をしたようなフシもあり試走の意味合いもあっただろう。

負けたこと自体はそこまで悲観しなくてもいいのではないか。

むしろ川田さん騎乗の無敗馬、というシチュエーションの方が怖かったくらいだ(笑)

 

それはさておき、やはりデビューから3戦の内容は出色。

東スポ杯2歳ステークスは好位で運んで上がりも最速と抜群の瞬発力を見せ、

ホープフルステークスでは東スポ杯とはうって変わってパワーを要する荒れた馬場の中山でオーソクレース以下を完封した。

 

陣営は雨を嫌うコメントをしているが、稍重程度までなら問題はないだろう。

前走と同じ中山2000のレースだが、ワールドリバイバルが引っ張りそうな今回はスローペースは考えづらく競馬はしやすくなる。

近年全く皐月賞に結びつかない弥生賞組だが見限れない。

 

 

ラティアス

前走京成杯勝利後、天栄仕上げでここに直行というのは予定通りだろう。

キャリア2戦しかないが、新馬戦が少し力のいる馬場だったし京成杯も荒れ馬場で各馬最後の直線で内を空けて通る中この馬だけラチ沿いを突き抜けた。

 

非凡なパワーを感じさせる内容で、レシステンシアの半弟という点を踏まえても最終週の中山は向きそう。

新馬戦は他に行く馬がいないから逃げる形になっただけで、前走を見ても逃げ一辺倒の

馬ではないだろう。

この枠ならワールドリバイバルやタイトルホルダーの動きを見ながら先団の外めを追走する形が取りやすい。

 

 

ヨーホーレイク。

強い相手になると勝ち切れないものの、手堅く駆けている。

向いているとは思えないのだが、実際に道悪で結果を出している点は心強い。

 

土曜日のレースを見ると内を避けて通る馬が多かったし、夜に雨が降ってそこから少し回復した状態で皐月賞を迎えるとすれば更に外差しが決まりやすくなる可能性もある。

ペースも平均~少し速めくらいで流れそうで、嵌まればこの馬の脚が活きるかもしれない。

 

 

アドマイヤハダル。

ここ2戦はいい位置で競馬ができて終いもしっかり。

前走は速い上がりにも対応して見せた。

能力は感じさせるがこの枠がどう出るかが読めない。

ルメールなら通るコースの選択を間違えることはないだろうが、あまり内が荒れると

レースしづらくなりそう。アイビーステークスでは「荒れた馬場をやや気にしていた」

とのコメントもあったので、少し心配である。

 

ルメールはオーソクレースに騎乗予定だったのが、オーソクレースが回避したことによって急遽この馬に騎乗となった。

もともとの評価はそこまで高くなかったんじゃないか、と勝手な思い込みで馬券を絞っていく材料にしようかと考えているww

 

 

ヴィクティファルス。

スプリングステークスの勝ち馬。

メンバーのレベルは正直高くないと思うが、道悪でもしっかり走れたのは好感。

 

デビューからの2戦を見ると案外使える脚は短い印象なので小回りの方がいいのかもしれない。

ここも脚の使いどころひとつ。ひと捲りで先団に並びかける形が理想か。

共同通信杯が2着とはいえ完敗だったので、そこまで信頼は置けないが押さえには。

 

 

今回も読みづらい要素が多く、勝負気配は「C」とする。

 

荒れ馬場でペースも流れた2018年の皐月賞

オルフェーヴル産駒のエポカドーロが勝利したのだが、何となくその時に近いイメージがあるのでラーゴムを狙いたくなってしまうがさてどうなるか…。