第64回大阪杯。
今週から阪神はBコース変わり。土曜は芝のレースが3つしかなかったが、おそらくは
内有利で外を回った差し馬は不利な状態で時計も適度に速くなっていると思われる。
軸に向いているのはやっぱりラッキーライラック。
前走中山記念が4コーナーからズブさを見せながらの2着。昨年末の香港遠征から
帰国後、立ち上げが遅れたこともあっていかにも休み明けというレースぶり。
昨秋、府中牝馬ステークスを叩いて良化したように今回も1度使っての上積みが見込める。
馬がもう1段階強くなってくるタイミングとたまたまリンクしただけかも知れないが、
石橋Jから外国人に乗り替わってから別馬のよう。
エリザベス女王杯と香港ヴァーズでは差す形で新味が出たし、脚質に幅があって器用な
タイプなので阪神内回り2000でも上手く立ち回れそう。大崩れは考えづらい。
昨年の当レースが3着。軽視して痛い目に遭いました（苦笑）
昨年の大阪杯参戦時は神戸新聞杯後に調子を崩し休養してからの6ヶ月ぶりの実戦、
更に、時計がかかる荒れ気味の馬場で尚且つ外は伸びないというちょっと特殊な状況だった。
当時に比べると今年の方が順調にきている。
良馬場でやりたいタイプなのに、古馬になってから道悪や荒れ馬場に当たることが多かったが今回綺麗な馬場でやれそうなのもいい。
ややゲートに不安があるので内の偶数番を引けたのも歓迎材料。
後入れで、待たされる時間が少しでも短い方がありがたい。
昨年の天皇賞秋が枠順や展開に恵まれなかったとは言えベスト条件なはずの東京2000の
良馬場でのレースだったことを踏まえると少し物足りなさを感じるが、枠を活かしてロスなく立ち回れれば当時より前進可能と見る。
ダノンキングリー。
共同通信杯と毎日王冠勝利にダービー2着の実績がある東京コースがベストだろうが、
中山を全然苦にしない器用さも持ち合わせている。前走も順当勝ちと言っていいだろう。阪神内回り2000もコース形態そのものには不安はない。
関西圏へ初輸送だった昨年のマイルCSが5着なので今回もそのあたりはネックになりそうだが、2度目となる今回は早めに阪神入りするなど工夫も凝らしている。
万全とも思えるがどうしても「前哨戦のダノン」のイメージが頭から離れない。
そういえば先週も人気したダノンが…。
いや、そんなの馬それぞれだしたまたまプレミアムとスマッシュとキングリーがそういう傾向の戦績なだけでウイポのスキルじゃあるまいし、ってわかってるつもりなんだがそれでも何か引っ掛かってしまうｗｗ
クロノジェネシス。
良馬場だった桜花賞とオークスとエリザベス女王杯で敗れ、力のいる馬場状態だった秋華賞と京都記念で勝利している。
ここに来てもう1段階成長している感じがあるし、高速決着がてんでダメなタイプでもないのであまり気にする必要はないのかもしれないが内有利の良馬場見込みの今回どうなるか…。
あと、少頭数とは言え大外枠。おそらくスローペースだろうから、馬群がバラけずに
ずっと外を回らされる形は避けたい。乗り方にひと工夫必要になると思う。
馬場と枠を力で克服できるかがポイント。
ブラストワンピース。
昨年の当レースは外を回る形になり6着。時計がかかる馬場なのはよかったはずだが
外差しが利かない状態が災いした。
今回、内枠に入ったのでロスなく立ち回りたいところ。昨年の札幌記念のようなレースができれば理想的か。
ただ、今の阪神は道悪に強いこの馬向きの馬場は望みづらい。速い時計への対応が大きな課題になる。
人気馬以外ではレッドジェニアルを狙いたい。
前走の日経新春杯の敗因は荒れた馬場が完全に不向きだったもの。
しかし昨年の京都新聞杯ではのちのダービー馬ロジャーバローズを下している。5月の京都開催は例年高速馬場ということを踏まえるとこの馬は良馬場の時計勝負の方が向いている。
ダービー敗戦後も、神戸新聞杯と菊花賞で強敵相手にそこそこ走っている。
でもひと押し足りない内容なのは、2400を超える距離は若干長いからだろう。
2000への距離短縮はプラスと見る。
あと、レッドジェニアルは少し気が勝ったタイプで下見所からイライラして落ち着きを欠くような面がある馬。
それでもある程度は走れているので、今回距離短縮と良馬場と無観客で静かという要素を味方につけて変わり身を見せるかも知れない。
しかし、7～8番人気くらいかと思っていたがまさか12頭立ての12番人気とは…。
自分のセンスのなさを嘲笑われてるような気分です（苦笑）
2月から不調が続いているので何とか巻き返しをはかりたいところである…。
