sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

高松宮記念 2020

第50回高松宮記念

 

土曜の芝のレースを見る限り、まだまだ馬場状態は良好で稍重発表でもそれなりに

時計は出ている。

高松宮記念でもこのままいけば基本的には内の先行有利と思う。

が、大きく外を回すような形でなければ差し追い込み脚質でも展開次第で勝負になっているので、少なくとも昨年ほど極端に内だけが伸びるというトラックバイアスはなさそう。

土曜夕方の時点での馬場の印象はこんな感じである。

 

 

グランアレグリア

前走阪神カップが圧巻の強さ。2着のフィアーノロマーノだって弱い相手ではないのに、2着以下を全く寄せ付けなかった。

時計勝負は望むところで、1200にも不安は感じない。

もともと右回りより左回りの方がいいのでは?と言われていた馬。

中京コースが初めてでも問題ないだろう。

ルメールJが乗れないということで、早々と鞍上に代打の切り札を確保できたのも心強い。

 

今夜から明日午前にかけて雨予報なのでその点がどうか。

まだキャリアが少なく道悪は走ってみないとわからない面はあるものの少し力のいるコンディションだった朝日杯FSで3着に敗れていることを踏まえれば、いいとは思えない。

勿論、朝日杯FSの敗因は馬場だけではないのはわかっている。

しかしアドマイヤマーズはともかくクリノガウディーにまで先着されたのはちょっと…。

敵は天候だけといったところ。

 

 

ダイアトニック。

もともと1600だと少し長い、という評価の馬で今回1200に目先を変えてきた。

前走の阪急杯は1200の距離を見据えてのことなのか、先行するレースで新味を見せた。

最後の直線で「ユウイチ!」とかいう誰かさんの怒号が無観客の競馬場に響き渡る原因を作ってしまい降着したのはいただけなかったが、それを除けば距離短縮の今回に向けて収穫のある内容だったと思う。

枠もいいところを引けた。昨年のミスターメロディーのように好位でソツなく運べそう。




アウィルアウェイ。

前走シルクロードステークスは大外一気での勝利。外差しの馬場状態を生かしたレースぶりだった。ハンデが若干見込まれていたので評価できる。

本来は大味な競馬しかできないタイプでもなく、馬込みの中で運んでも大丈夫。

内の偶数番を引けたのである程度うまく立ち回れさえすれば終いは確実。


昨年不良馬場のCBC賞で見せ場なく敗れており極端な道悪はよくなさそうなので、この馬とすれば稍重くらいまでで収まってほしい。



タワーオブロンドン。

レコードが出るような高速馬場での時計勝負に滅法強く、坂も苦にしない。

今のBコースの中京はイメージにピッタリ。


道悪に関しては北海道でも走っているしある程度はこなせると思うが、極端な状態は経験がないのでそこがカギになりそう。


ダノンスマッシュ。

ここ2走出遅れている点、右回りに比べると左回りは微妙な点、そして前哨戦に強く本番に弱いダノン…と不安を挙げればキリがない(笑)


ただ、昨年の高松宮記念スプリンターズSは枠に恵まれなかった。

その点今回は好枠。スタートを決めてある程度の位置で流れに乗れれば昨年より前進できる。

稍重だった昨年のキーンランドカップで外から捩じ伏せるようにタワーオブロンドン以下を破っているので、道悪も苦にしないタイプだと思う。他が苦にするならこの馬にはチャンスだろう。



モズスーパーフレア

昨年の高松宮記念時のような馬場状態で内~真ん中くらいの枠なら迷わず本命と思っていたが、厳しそうだ。

自身が8枠でナックビーナスが隣、セイウンコウセイも6枠という並びならハナに行くのに序盤に余分に脚を使わされる可能性が高い。

ドロドロの不良馬場にでもなって後ろからは全く来られないような形にでもなればあるいは…とも思うが、そう都合よく行かないだろうし何にせよ狙いづらい。



土曜の時点ならグランアレグリア、タワーオブロンドン、ダイアトニック、アウィルアウェイの4頭かと思っていたが、やはり気になるのは天候。


雨が強く降り道悪になった時に浮上できそうな馬もチェックしておきたい。


まずアイラブテーラー

陣営もはっきり「ひと雨欲しい」と公言している。一線級相手に純粋なスピード勝負だと厳しいという見立てだろう。

前走は荒れた馬場で着差以上に余裕ある勝ちっぷりだったし、前々走もスタートで少し出負けした上に最終コーナーで落馬した馬の煽りで不利を受けた中でよく2着まで追い上げている。

目下、レースの内容は濃い。


京阪杯のレベルは決して低くないと思っているので、陣営の希望が叶えば侮れない馬。不良発表から少し回復した重~稍重くらいがベストか。


グルーヴィット。

まだ経験は少ないものの、おそらく中京巧者。


1200は初めてだが、もともと昨年の時点では1600の距離が不安視されていた馬。近走振るわないのは距離が原因だろう。

中京記念を勝てたのはコース相性のよさと力のいる馬場状態だったのが大きかったのだと解釈したい。


中山開幕週の高速馬場で行われた昨年の京成杯AHにて1番人気ながら見せ場なく大敗したあたりを見ても、時計がかかった方がいいタイプ。

距離短縮とコース適性と道悪で、穴として要注意。


どの程度雨の影響があるのかまだ何とも言えない状況だが、もし内の馬場が荒れ始めて外差しも利く道悪になれば格下なのは承知の上でシヴァージを狙いたい。


前走はオープンとはいえ小回りの小倉1200で後方から大外を回っての差し切りで着差以上の完勝。前々走も痛い不利を受けた中でよく4着まで盛り返した。

まだ底が割れていない魅力を感じる。

さすがに土曜のような馬場のままだと厳しいと思うので、馬場状態が変遷してシヴァージに向くかどうかをしっかり見極めたい。

 

皆様、レース前日に高松宮記念の馬券を購入する際は就寝前にもう1度豊明市の天気を確認しましょう(笑)