sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

皐月賞 2023

第83回皐月賞

毎年そうなのだが3歳春シーズンなのでまだ各馬ともキャリアが浅く力関係や距離、馬場、コースの適性もはっきりしない部分があり難しい。

 

今年も例に漏れずという状況。

それに加えて土曜日から雨が続き、日曜日は止む予報だがそれでも道悪は避けられない見通し。

今開催は3月にも週末にまとまった雨が降った週が続いた影響もあるだろう。

2021年にエフフォーリアが勝った時は稍重発表でもまだそこまで内が荒れていない感じだったが、今年はもっと荒れた馬場になりそう。

先週の時点ですでに最後の直線で各馬内ラチ沿いを空けて走り、馬場の3分どころあたりをうまく通れた馬が上位にくるケースが目立っていた印象。

レース当日は2020年にコントレイルが勝った時のような外差しの馬場に近い感じになるのではないか。

 

更に今回はマイルで大逃げをしたことのあるグラニットがハナに拘ると宣言。

他のメンバーもいい位置を取って先行したいタイプが結構いて、スローペースになることは考えにくい。

道悪での消耗戦という様相で、ほとんどの馬が経験したことのない流れになりそう。

 

もともと皐月賞は開催最終週の施行ということもあって、良馬場だった昨年の当レースでさえも枠の内外の差が明暗を分けた。

最終的には当日の芝のレースも確認してから判断した方がいいだろうが、外枠の馬と外差しに要注意だと思う。

 

 

 

狙いたいのはタッチウッド。

新馬戦を逃げて圧勝した後のデビュー2戦目が前走の共同通信杯

結果は2着だが競馬自体は酷い内容で、まずスタートで出遅れ。

スローな流れだったので折り合いを欠き、持っていかれ加減で途中からハナに立っていく形。4コーナーから直線に向く時も手前を変えないまま物見をして走っていた。

道中の消耗はかなり大きかったし、走りに集中できていないところも見せていてあとはズルズル下がっていくだけかと思ったがそこからがかなりしぶとく、勝ち馬のファントムシーフに交わされてからも簡単には止まらずに3着ダノンタッチダウンと4着タスティエーラの追撃を振り切った。

まともに運べさえすれば相当な能力がありそう。

 

一口に外国人騎手と言ってもピンキリで、前走の人は「キリ」側の騎手だったので今回は鞍上強化と言っていいww

 

更に今回はレースを引っ張る馬がいるので前走より折り合いはつけやすいだろう。

道悪についてはやってみないとわからないが、ノースブリッジの半弟なのでこなせると思うことにする。

今の中山なら枠もこれくらいの方がいい。

 

ラニットが飛ばして行ってそこから少し離れた2番手で追走し実際のレースのペースを握っているのは武豊、というのが理想の展開だろう。

 

この中間は入念にゲート練習を積んでいるよう。

前走で悪材料は出尽くし、あれ以上は悪くならないと信じたい。

馬券はここから入る。

 

 

フリームファクシ。

レーンさんなのでとりあえず買い! 

以上です。

 

ということで次に行きたいがもう少し(笑)

 

前走きさらぎ賞が3連勝での重賞勝利。

2着オープンファイアも力がありそうで、レースレベル自体は低くないと思う。

更に前々走で負かしたダノントルネードを物差しにすれば今回のメンバーでも能力は足りるはず。

 

前走勝利後に「勝つには勝ったが内容には納得できていない」とは調教師のコメント。

騎手も「だんだん力んで走るようになってきているのが今後の課題」としている。

確かに、少しムキになって走っているようなところがあったし最後は脚があがり気味で2着馬にアタマ差まで詰め寄られたので折り合い面はカギになってきそう。

 

ただ、これまではスローな流れしか経験していないので行きっぷりのよすぎるところがあるこの馬にとってはG1の速い流れの方が合う可能性がある。

 

あくまでイメージだがディアドラの半弟でルーラーシップ産駒なら道悪を苦にすることはなさそうで、馬場は合うと見たい。

 

鞍上は2020年の皐月賞でサリオスに騎乗して2着。

前半は内の好位で我慢して、大外をマクって上がってきたコントレイル目掛け最後の直線だけ斜めに切れ込んで行って馬場のいいところに持ち出しつつ馬体を併せてファイトする形に持ち込んだ。

負けたのは相手が強すぎただけでさすがの騎乗だった。

今回もその判断力を信頼する。

 

 

 

ファントムシーフ。

前々走のホープフルステークスは最内枠で出遅れ、ある程度リカバーは効いたものの

窮屈な位置取りになってしまったのが響いて4着。

その敗戦以外の3戦は文句のつけようがない内容で、前走の共同通信杯にしても途中からタッチウッドに来られても全くかかるようなところもなくソツなく立ち回れるのは大きな魅力。

 

「スタートを決めてグッドポジションが取れたら勝てる」とルメールさんが自身ありげに語るのも頷ける。

 

母がまだ若く、きょうだい馬のサンプルも少ないので何とも言えないところはあるが半姉のルピナスリードは短距離志向。

距離は2000mくらいまでがギリギリかも?という印象があるのと、欧州血統ではあるがトビの大きい走りなので道悪はどうか?という点で今回の共同通信杯上位組ではこちらより2着馬を上に見たい。

もちろん、これら全てが杞憂に終わりアッサリ勝たれる可能性も充分あると思っている。

 

 

ソールオリエンス。

何と言っても、前走の京成杯の勝ちぶりが強烈で人気を集めているのも頷ける。

未知の部分が多いのは仕方ないが、横山武史Jが本格化するのはまだ先と注釈しながらも能力をかなり高く評価していた。

いつも自分の感じた印象を正直に話す騎手なので、今回は自信ありげ。

 

新馬戦で出遅れたがすぐにリカバーして3番手につけて勝利しているので、大外一気しかできないような不器用なタイプでもないだろう。

今後も含めて楽しみな馬だが、天候次第で内枠の不利が大きくなる可能性があるのでそのぶんは割り引きとしたい。

終わってみればそれも全部跳ね返すほどの怪物だった、となっているかもしれないが…。

 

 

べラジオオペラ。

デビューから1800mばかり使われて3戦3勝。

阪神、東京、中山とそれぞれ異なる競馬場で結果を出しているし、前走はそれまでの2戦と違って差す競馬で勝利し脚質に幅も出た。

 

その前走スプリングステークスはグラニットが飛ばしていって速いペース。

重馬場で上がりがかかる中、ラスト3F最速の脚を使って大外一気を決めた。

道悪でハイペースの消耗戦で結果を出しているのは大きな強み。

枠もいいところを引けたのではないか。

 

あとは距離を克服できるかどうかだけ。

最近の皐月賞は2000mの距離未経験の馬でも上位に来るケースが増えているし前走1800m組の相性もいいので過度な心配はいらないかもしれないが、ロードカナロア産駒ということもあり一抹の不安は残る。

 

 

タスティエーラ。

弥生賞を勝ち馬だが、前々走の共同通信杯が4着。力関係ではやや不利に映る。

おそらく共同通信杯で賞金を加算しておきたかったというのが本音で、皐月賞に出るには中2週で弥生賞を使わざるを得なかったという事情もありそう。

 

強調はしづらいが、いい枠に入ったと思うし血統の字面だけなら道悪もこなしそう。

過去3戦を見る限りはレース運びもうまいタイプに思えるので押さえには。

 

 

マイネルラウレア。

若駒ステークスに騎乗した川田さんいわく「騎手と意思疎通ができない」とのことで、まだ肉体的にも精神的にも未熟な印象。

デビューから2戦とも小頭数のスローペースのレースを能力だけで勝ち切っている。

 

本来、前哨戦を使う予定だったようだが弥生賞毎日杯もアクシデントで使えなかった。

幸い軽傷だったようだが調整過程に狂いが生じたのは痛い。

あまり強気には押しづらいが、穴としては魅力がある。

 

どうせ後方からの競馬が濃厚だし、馬場状態を踏まえれば大外枠でよかっただろう。

ゴールドシップ産駒なので道悪はこなす可能性充分。

外差し馬場でハイペースで流れて前崩れの展開にでもなれば無欲の追い込みがはまるかもしれない。

人気もないので少し押さえておきたい。

 

 

冒頭に述べたように判断材料が少ないので難しい。

先週の桜花賞は運よく的中できたが、そう何度もうまくいくかどうか…。

勝負気配「C」としときます。