sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

ダービー 2022

第89回ダービー。

東京は今週からCコース。

土曜日の芝のレースを見る限りはそこまで内偏重のトラックバイアスは感じないが、

少頭数のスローペースのレースが多かったし前日まで雨が降っていた影響もあっただろう。

 

レース当日は好天で気温も30度くらいまで上がるようなので、更に高速化が進む可能性も充分。

昨年のようにCコース初週でもあまり極端な内外の有利不利はない馬場になるのか、それとも内有利へとシフトしていくのか。

有力視される馬が外枠に入ったので、馬場の変遷次第で内枠の馬をどの程度カバーするかに悩まされそうである。

8レースや10レースにも注目したい。

 

デシエルトとロードレゼルは外枠から出していくだろうから、これらがビーアストニッシドと先団を形成して平均ペースで流れる見込み。

行く馬が近くにいるのは外枠の有力馬たちにとってもありがたい。

レース運びのイメージ自体は懸念されているほど難しくないのではないか。

 

 

 

イクイノックス。

皐月賞が終わった時点で多くの人が、ダービーは2着馬と4着馬が主役になると思ったんじゃないだろうか。自分もその1人。

大外枠は確かに不安だが、先述したように先行する馬が近くにいるので並び的には悪くない。

 

疲労が抜けにくいタイプ」とか「距離は2400mがいいとは思わない」とか調教師の弱気発言が止まらないが、前走が5ヶ月ぶりでプラス10キロでデビューからは18キロ増。

そこから調教後馬体重が前走からマイナス6キロなら普通に考えれば上積みを見込んでいいはず。

皐月賞は当時の馬場状態を考えれば枠に恵まれたとも言えるが、久々の競馬で中山も右回りも初めてという条件でも上手に走れていたと思う。

 

今更言うまでもなく東京コースはベスト。

トラックバイアスが内に偏ってくると心配ではあるが、あまり極端な変遷がなければ軸はここからでいい。

 

 

ダノンベルーガ

G1で1番人気を背負うダノンの馬に川田さんが乗って、おまけに今年はG1で1番人気が不振で、もひとつおまけに松本ヒ〇シに本命指名されたということでイヤなイメージが湧くが気にしない気にしないww

 

皐月賞は完全に枠の差に泣かされたレースで、それでもずっと荒れたところを通って内からアスクビクターモアは交わしているのだから強い競馬だった。

こちらもイクイノックス同様に今更言うまでもなく東京がベスト。

前々走は後の皐月賞馬を突き放して勝っている。

いろいろ縁起の悪いことを言われているが実力を信頼する。

 

 

オニャンコポン。

人気になる馬がほとんど外枠に入り、1ケタ馬番の中では最も買いたいのがこの馬。

キャリア全5戦中4戦で中山を使われているが、デビュー2戦目に東京2000mで勝ち鞍がある。

直線向いて追い出しを待つ余裕があった割には後続を突き放せなかったのは不満だが、先行して速い上がりでまとめておりなかなか好内容だった。

 

3戦目にホープフルステークスで大敗したのをきっかけにそれまでの先行策から差しへと脚質転換。前々走の京成杯で勝利しモデルチェンジはうまくいったと思う。

前走皐月賞は1角のポジション争いで挟まれて下げざるを得ない形に。

後方から脚は使って3着とは0.1秒差の6着。序盤がもう少しスムーズだったら、という競馬だった。

 

差す競馬が板についてきた今なら東京の方が向く。

この枠からあまり外を回しすぎず好位~中団あたりでじっと溜める競馬ができれば充分勝負になる。

エイシンフラッシュ産駒で母父ヴィクトワールピサならクラシックで何かひと仕事やってくれるんじゃないかと、オッサンはつい期待してしまうのです(笑)

 

 

ドウデュース。

前走皐月賞がなぜああいう競馬になったのか。

外の方がが伸びる馬場だったしペースも流れると読んで決め打ちしたがデシエルトが行けなかったこともあって想定より流れが落ち着いてしまったとの見方が多い。

上がり3Fは最速の脚を使って力は見せたが、位置取りの差が響いてしまった。

 

陣営も鞍上も「手がかからなくて課題が少ない」と口を揃えているように、レース運び自体は上手いタイプ。

前々走の弥生賞で前哨戦仕様とは言え正攻法の競馬で敗れたので距離不安を感じていたのではないかという見方もある。

 

答えはわからないが、前走と同じような競馬だといくら東京コースでも厳しいだろう。

本来の正攻法の競馬に戻して距離が持つかどうか。

今回も半信半疑。脚質に幅があるので当日の馬場を見ながら柔軟に競馬の運び方を変えていくことはできそうではあるが…。

 

 

ジオグリフ。

距離が不安なのは確かで、この枠は痛かったと思う。

デビュー戦を東京で勝ってはいるが、札幌や中山の方が内容がいいのも気になるところ。

別に東京コースが向かないということはないと思うが、東京に舞台が変わっての恩恵は他の有力馬の方が大きいのではないか。

 

ただ、隣にデシエルトが入ったのはよかったのではないか。

デシエルトは前走皐月賞で逃げの手を宣言していたがうまくいかなかった。

今回こそ自分の競馬を、と考えるのが騎手心理なので積極的に前に行くはず。

そうなってくれれば行った後のスペースを突いてうまく好位に収まって道中はじっと運べる可能性がある。

不安視されているが序盤をロスなく乗り切れれば。

 

 

アスクビクターモア。

土曜日の段階ではまだ判断しづらいが、馬場が高速化してトラックバイアスも内偏重になってくればこの馬には有利になってくると思う。

 

過去に東京コースでジオグリフやドウデュースに敗れていて力関係的には不利に映るが、安定した先行力は魅力。

 

前走皐月賞は逃げも選択肢にあったとはコメントにあるが、本来ハナに拘るタイプではなくスタート直後は他馬の出方を伺っていた感じで何も行かないから自然と逃げる形になったというレース。

5着だったが行く馬を行かせて番手の形ならもっとやれたのではないか。

 

今回は行きたい馬を行かせて2~3番手の内にすんなり収まることが叶いそう。

ディープインパクト産駒だし、スピードに乗ってしまえば簡単には止まらないだろう。

馬場次第では展開が向きそうな1頭。

 

 

 

プラダリアの前走青葉賞は2着馬のロードレゼルの方が強い競馬だったし、そのロードレゼルは内枠なら面白いと思っていたら外枠。青葉賞組は評価を下げたい。

 

ピースオブエイトは今回どういった競馬をしてくるか。

毎日杯勝ちからの直行は昨年のシャフリヤールと同じ臨戦過程。

今後のトレンドになるかもしれないし、未知の魅力はあるが課題も多く強気にはなれない。

 

ダービーのラッキーナンバー1枠1番を引いたアスクワイルドモア。

前走京都新聞杯は岩田ジュニアが父譲り(?)のかなり強引な騎乗での勝利。

実力的には1枚落ちるのでは、と思っている。

内をロスなく立ち回ってくるのは結構だが、前走みたいな騎乗でレースを壊すのは勘弁願いたい。

 

 

基本的には皐月賞組で決まると見る。

堅めの決着だと思っているが、ダービーをほとんど当てたことがない自分がそう言うと荒れたりするのかもしれないww

勝負気配「C」としときます…。