sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

天皇賞秋 2021

第164回天皇賞(秋)

3強以外にこれと言って食指が動くような穴馬も見当たらず、正直なところこのレースは「見」が正解だと思うが一応ブログはしたためておこうと思う。

冒頭から申し訳ございません(苦笑)

 

 

今週からBコース替わり。先週までよりやや内有利の傾向が強くなり、

後方から外を回すような競馬では厳しい。

東京芝2000mはコーナーからのスタートなので多頭数の外枠に入った先行馬は不利と

されており、Bコース初週ならその傾向は強まるのではないか。

 

 

エフフォーリア。

ダービーではハナ差2着だったが負けて強しの内容。

勝ち馬シャフリヤールに乗っていた福永さんが語っていたように、馬群がずっとタイトなレースになって追い出しが遅れたことで却ってタメが利いて最後まで脚が使えた面もあった。

展開による僥倖と馬の能力と福永さんの能力と全てがうまく噛み合ってのシャフリヤールの勝利であり、総合力ではエフフォーリアが3歳牡馬ナンバーワンだろう。

 

デビューからの5戦を見ると、どれもレース運びにソツがなく一瞬の切れよりはスピードの持続力に長けている馬という印象。

いい枠を引けたし、好位で運んで抜け出していく正攻法の競馬で臨んでくるだろう。

Bコース初週ということもあり、先に動いていけるこの馬に有利に働きそう。

 

今年の3歳世代はすでに古馬混合重賞で勝っている馬も多い。

その世代のトップの馬なので、現役最強クラスが相手になるここでも。

 

 

コントレイル。

盛んに言われているのがディープインパクト産駒の牡馬は古馬になってからG1を勝ったことがなく、この馬もその例に漏れず早熟の早枯れなのでは?との懸念。

更に、同世代クラシック上位馬の戦績がパッとせず弱い相手に無双してただけとも

言われ出している。

 

確かに、菊花賞で接戦を演じたアリストテレスマカヒキに負ける体たらくだしコントレイル自身も前走大阪杯でいくら馬場適性の差があったとは言えモズベッロに先着される始末ではネガティブな評価が次から次へと出てくるのも仕方ないところ。

 

しかし今回は東京2000mの良馬場、Bコース初週で内枠ともう言い訳のできない条件が揃った。これ以上ないベストな舞台。

 

馬場とコース形態に対応して勝ち切った皐月賞、距離に対応して勝ち切った菊花賞

これらは能力がないとできない芸当。

ただの早熟ディープ産駒ではないことをここで証明すると信じたい。

 

 

グランアレグリア

2000mはベストではないと思うが、道悪の大阪杯の1戦だけではまだ全くダメと判断するのは早い。

陣営が良馬場なら2000mでもやれると息巻くのも当然だろう。

 

ノド鳴りの手術明けだが、この馬自身最もパフォーマンスがいいのが休み明けでもあるし問題ないと見たい。

直近の2戦がこれまでと比べると少し後ろめの位置取りの競馬になっているのが気になるが、今回は2000mでペースもあまり上がらないと思うのでいい位置で運べるはず。

距離不安が消えたわけではないが、決め手勝負になればこの馬。

 

 

レンブーケドール。

3強に割って入る筆頭候補にあげられるのは実績から当然だが、今回は厳しいのではないか。

 

長距離を使っていた影響なのか、前走宝塚記念では思ったより位置が取れなかった。

勝ち馬の強さはともかくとして、逃げた馬と2番手の馬が2、3着に残る展開だったのだからもう1列前で競馬ができていれば違った結果になったはず。

脚質に幅のあるタイプとは言え、更なる距離短縮に不安を残す内容だった。

 

またBコース初週なので、この枠からどういうレース運びをするかも難しい。

それでも、3強のうち何かが凡走すれば3着くらいに入っていそうだが…。

 

 

トーセンスーリヤ。

馬場や展開や枠順などに恵まれての食い込みがあるとすればこの馬か。

前走新潟記念は差す競馬で2着だったが枠の並びと展開的にそういったレースになっただけで、本来はやはり先行馬だと思う。

ハナに拘るタイプもいないので、押し出される形で逃げることも有り得るだろう。

 

能力差は如何ともしがたいがマイペースでロスなく先行できれば、というところ。

ただ、展開に恵まれればと言ってもエフフォーリアが早めに動いてくる可能性もあるので簡単ではない。

 

 

ラストドラフト。

これまで休み明けは全て見せ場なく敗れているので前走毎日王冠の凡走には目を瞑れる。

休養明け2戦目は好走してくるケースが多いので、状態だけなら今回はかなり上向きだろう。

 

京成杯を勝ちAJCCで2年連続3着と中山でも好走しているが、脚質から考えれば東京の方が向く。

力関係からあまり強気にはなれない立場だが案外やれても不思議ではない。

 

 

レースの内容自体は楽しみだが、どうしても馬券的な妙味は見出せない。

冒頭にも述べたが本音は「見」である。

 

 

馬券的な楽しみで言うなら新潟のルミエールオータムダッシュの方になる。

「好きやなあ」って?  まあそう言うなよww

 

 

タマモメイトウが8枠18番に入った。

2走前のアイビスSDは脚質的にも開幕週の高速馬場が向かなかったが、今回は最終週。

芝がかなり荒れていた韋駄天ステークスで豪快な追い込み勝ちを決めているように、

少し時計を要して末脚が活かせる馬場の方がいい。

 

あの時は内めの枠だったこともあって後方からになったが今回はもう少しいい位置で運べるだろう。大外枠の津村さんということで、ライオンボスを抑えて1番人気まであると思うが致し方なし。外せない存在。

 

 

7枠14番に入ったジュニパーベリー。

陣営の方針もあってか、1200mを中心に使われていたが自分としては千直の適性はかなり高いのでは?と思って注目していた馬。

 

千直はこれまで未勝利戦と飛翼特別と前走稲妻ステークスの3回走っているが、

未勝利戦では同時期開催の上のクラスのレースより速い時計で圧勝。

飛翼特別では不利な1枠から進路確保に手間取って5着ながらも見せ場は作った。

そして枠に恵まれた前走稲妻ステークスは内容も時計も文句なしの圧勝で3勝クラスを突破してオープン昇級を果たした。

 

前走から千直の上位常連騎手である嶋田純次とコンビ再結成となったのもいい材料。

ここでもいきなり通用すると見ている。

 

ライオンボスやヒロイックアゲンやファンタジステラあたりには敬意を払いつつも、

もうジュニパーベリーとタマモメイトウの2頭軸しか考えられなくなってきた。

 

こっちの方は勝負気配「A」だったりします(笑)

毎年、オークスの日は韋駄天ステークスが同日で天皇賞秋の日はルミエールADが

同日。

これらはもう自分の中では祭りみたいな位置づけになっているww