sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

有馬記念 2022

第67回有馬記念

中間は木曜日にかなり降雨があったようで、土曜日の芝コースは稍重発表でスタート。

レース当日は良馬場見込みだがある程度時計は要する馬場だろう。

極端なトラックバイアスはなさそうなので、セオリー通り多頭数の外枠は割引としたい。

 

パンサラッサのいない今回、タイトルホルダーは7枠13番からでもハナには行けるだろう。

ただ、先行したいタイプのブレークアップとディープボンドが8枠。

コーナー6回のコースでずっと外を回らされるのを嫌って、タイトルホルダーのハナを叩くとまではいかないまでもスタートから積極的に位置を取りに来るのではないか。

 

フルゲートの有馬記念で前に行きたいタイプが外枠に揃うとペースが速くなりがち。

タイトルホルダーの逃げ自体は叶いそうなので、激流とまではならないだろうがある程度速い流れになるとみる。

 

 

イクイノックス。

ここまで、昨年のエフフォーリアに似た戦績と臨戦過程。

中山コースは皐月賞で1度経験しただけだが、当時は大外枠。

外差し馬場だったので一概に大外が不利とは言えない条件下だったが、前に馬を置いて我慢させる形が取りづらくなって早めに動かざるをえない競馬になってしまったのは痛かった。

勝ち馬にうまい具合に目標にされてしまったぶんの2着。

 

立ち回り自体は上手だったし、あの内容なら中山を割り引く必要はない。

キタサンブラックは言うに及ばず、母のシャトーブランシュも道悪や荒れ馬場で結果を出している馬。

今の中山の荒れた芝も問題ないだろう。

 

ある程度ペースが流れるのなら、極端に内よりも真ん中あたりのこの枠の方がイクイノックスにとっては競馬しやすいだろう。

枠順抽選の時のルメールさんや木村師のリアクションを見ても、「ちょうどいいところ」と受け止めている感じだった。

信頼度は高い。

 

 

ウインマイティー

まだ狙いたいウインマイティー(笑)

 

パワーと機動力があるタイプなので、坂のある小回りコースは得意だし距離も問題ない。

今年復活を遂げて充実していただけに前走の大敗があまりにも不可解。

道悪も阪神コースも結果を出している条件だし、外差し有利な馬場だったにしてもあまりにあっけなかった。

道中は好位の外め、不利の少ないところをノビノビといい感じで追走しているように見えたのだが何とも…。

 

馬群の中に入れて運んだ方が闘争心が出るタイプのようで、8枠17番からのスタートで

これまでと違う形になったのがよくなかったのでは?というのが敗因のひとつとして挙げられている。

そしてこのところは馬体を増やしながらの出走が続いていたが、エリザベス女王杯当日はその前の京都大賞典から更にプラス8キロで過去最重量だった。

当時はあまり気にするほどの要素ではないと思っていたが、結果を見ると太かったのかもしれない。

 

これらを踏まえても負け過ぎの感があるのだが、この2つの要因に関しては今回は改善できる。

まず枠の並び。自身は真ん中あたりの偶数番に入り、外に先行したい馬が揃っている。

近くの枠にイクイノックスやジャスティンパレスやエフフォーリアもいるので、有力馬が形成する好位馬群の中で競馬ができるだろう。

 

そして木曜日に発表された調教後馬体重が490キロ。関東への輸送前の段階で既に前走より減っている。やはり480キロ台あたりがベストコンディションなのだろう。

これなら当日は絞れているはず。

 

エリザベス女王杯の時にも書いたが、マリアエレーナを物差しにすればこの馬も力はあるはず。

今回の距離、コース形態、馬場状態が向いているのも間違いない。

復活勝利を遂げた今年のマーメイドステークスが休養明け3戦目。

今回も休養明け3戦目。いい条件だと思う。

 

年齢を重ねて性格が父親に似てきているのだとしたら困ったものだが(苦笑)、

何とかやる気を出してもらいたい。

今年の有馬記念の夢はウインマイティーです。

 

 

タイトルホルダー。

7枠13番となったが、昨年の有馬記念が8枠16番で今年の天皇賞春も8枠16番。

スタートから押していって斜めに切れ込みながらポジションを取り切る形にはもう慣れたもの。

 

大外ではないぶんとパンサラッサがいないぶん、昨年の当レースより今回の方がかなりマシだと言える。

枠順が決まった瞬間の陣営のリアクションを見ても、さほど問題視してはいないだろう。

実力最上位なのは今更言うまでもないし、自分の競馬もできそうな顔ぶれ。

あとは、海外遠征帰りがどうかという点と8枠2頭がどこまで詰めてくるかというところ。

 

 

ジャスティンパレス。

前走菊花賞はかなり強い競馬だったと思っている。

正直、距離に不安もある中で阪神内回り3000mの多頭数で8枠は厳しいと思って完全に軽視していた。

 

しかし実際は3着。

序盤でうまく内のポジションに入れてロスを最小限に抑えることができたのがまず大きかった。

その後、2周目の4角で下がってきた馬を捌くのに手間取って少しブレーキをかける場面があっての結果なのでスムーズならもっといい勝負になっていたと思わせる内容。

中山は経験済。阪神内回りでも結果を出していて小回りコースは問題なし。

やや出遅れた皐月賞以外はほぼ毎回好位で競馬ができている。

 

有馬記念と好相性の菊花賞組。ボルドグフーシュよりこちらを上に見たい。

 

 

ジェラルディーナ。

前走エリザベス女王杯で大外から突き抜けて鮮やかな勝ちっぷり。

当時は道悪で完全な外差し馬場となったので8枠18番は却ってレースがしやすい条件だったのもある。

 

前々走オールカマーが1枠2番から上手に内を立ち回って最後も狭いところを捌いて伸びてきての勝利。当時は極端に内有利のトラックバイアスだった。

 

オールカマーエリザベス女王杯とも馬場状態と枠順がピッタリマッチしての結果なので過信はできないと思う。

 

ただ、今ならどんな競馬でもできるという証左だという見方もできる。

いい枠も引けた。

ウインマリリンの香港ヴァ―ズの結果を受けて、エリザベス女王杯勝利の価値も上がっている。

まだ半信半疑であるが押さえてはおきたい馬。

 

 

エフフォーリア。

昨年有馬記念を勝った当時は、まさか1年後にここまで掴めない馬になっているとは思いもしなかった。

 

関西がダメ、くらいしか敗因が思い浮かばないので中山なら買いではと期待していたのだが、陣営のコメントを聞くとまた疑わしく思えてきた。

いつも忖度なく正直なコメントをしてくれる横山武Jも「まだ前進気勢がたりない」との辛口なジャッジ。

調教後の馬体重を見ると533キロ。そもそも今年に入って520キロ台に増えていたことを踏まえると、なかなか絞り切れないというのが現状なのかも。

 

当初は軸で買ってもいいか、くらいに思っていたがやはり強気には推せなくなっている。押さえまで。

 

 

展開はやや速いと予想しているので、レース当日になってもう少し差しが決まりやすい馬場になればヴェラアズールやボルドグフーシュが浮上してくる。

ヴェラアズールに関しては前走はムーアさんの恩恵が大きいと思うしボルドグフーシュに関しても中京と阪神しか走ったことがない点が気がかり。

 

8枠2頭がどこまで腹を括った乗り方をしてくるかもポイントになる。

馬場と展開次第では先述2頭だけでなくラストドラフトまであるかもしれないww

 

自分としては、8枠2頭は出してはくるがそこまで無理はせずミドル~やや速めのペースというのをメインシナリオにしたい。

 

楽しみだが相性の悪い有馬記念

ウインマイティー狙いにそれなりの自信はあるが、控えめに勝負気配「C」としておきます。

昨年の有馬記念もウインキートスを狙って撃沈しており、本当にセンスがない(苦笑)

 

 

追記

 

ヴェラアズールについてだが、前走勝利後にいったんNFしがらきに放牧に出されている。

その時点で「有馬記念参戦も視野に入っている」と公式にコメントされてはいたが、実際には同じキャロットファームのエフフォーリアの状態を見ながら決められた可能性もある。

 

つまり、そのまま休養の可能性もあったがエフフォーリアの状態が今ひとつなので少しでも勝つ確率を上げるための参戦決定ということ。

そもそも予定が流動的だったとすれば、キャロットファームの2頭は状態的にはメイチでないという見方もできる。

 

自分は他の馬から買う予定なのであまり関係はないが、こういう思惑を予想のファクターに加えてみるのも面白いかもしれない。

あくまで自己責任で(笑)