sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

チャンピオンズカップ 2022

第23回チャンピオンズカップ

豊明市は中間に降雨があり金曜日発表のダートコース含水率はやや高めだったが、

週末の天候は荒れることはなさそう。

土曜日のレースを見る限りでは水準通りの良馬場という印象。

基本的には先行有利。あとは展開次第ということになる。

 

今回のメンバーは、短距離で勝ち上がってきたシャマルがいて大外枠のレッドソルダードもハナに行きたいタイプ。他にも先行したい馬が多いが、ある程度兼ね合いはするだろう。

平均~やや速めくらいのペースと見ておきたい。

 

 

テーオーケインズ

あまり逆らう余地はないように思う。

前年の勝ち馬で連覇を狙って出走してきた単勝1倍台の人気といえば、クリソベリルを思い出してしまってイヤなイメージがあるが今回とはまた別。気にしすぎても仕方ない。

 

昨年のチャンピオンズカップは圧倒的な強さ。良馬場で1分49秒台で駆けたのだから恐れ入る。

中京ダートは2歳時に1度負けただけで、古馬になってからは(3.0.0.0)。

今年の平安ステークスでも59キロを背負って余裕のある勝ちぶりで、ベストといえる舞台。

 

前走のJBCクラシックも順当に勝利。

当時の盛岡競馬場は雨が降って時計も速くなり、たとえペースが速かろうが逃げ先行が圧倒的に有利な馬場状態。

 

陣営の共同会見でも触れられていたが、馬場の影響で内の馬達が前に殺到して外枠だったこの馬は思うようなポジションが取れなかった。1コーナーはかなり外を回らされる形。

序盤の位置取り争いでロスがあったが、それでも外からマクって力で捩じ伏せたという内容。

実力と実績は抜けているし、国内のレースに限れば崩れたことがあるのは右回りのみ。

ここは信頼する。

 

 

オーヴェルニュ。

昨年も狙ったが6着。

4角で包まれ加減になり位置を下げてしまい、直線でまたジワジワ盛り返していたので勿体無い競馬だった。

少し砂のキックバックを嫌がるようなところがあるらしく、その辺りで乗り難しい面があるのかもしれない。

 

今年未勝利だが、中京の鬼という評価はまだ自分の中で変わっていない。

前走のJBCクラシックはいい感じで先行できているように見えたのに最後にガクッと失速。2000mは少し長いのだろう。

距離短縮は歓迎材料。結果を出している東海ステークスと同じコースで巻き返せる。

 

力は足りるはずなので、あとは乗り方ひとつだと思う。

序盤のうちに砂を被りにくい好位の外めを確保してくれるよう、鞍上のエスコートにも期待したい。

 

 

スマッシングハーツ。

見向きもされないであろう面白い穴馬だと思っていたのだが、想定していた以上にバレてる感じでガッカリしているww

 

近走は東京1600mばかり使われている。

終いは確実に脚を使えるものの、序盤が追走に手一杯で後方からの競馬ばかり。

 

今年の平安ステークスでは終い追い込んでテーオーケインズの4着。

そして中京ダート1900mで行われた昨年のアルデバランステークスを快勝している。

 

今なら東京1600mより中京1800mの流れの方が競馬しやすいのではないか。

実績から格下なのは事実だが、内枠を引いたし4角から少しバンクがあって内が開くことがある中京コースなら内を割ってきてひと脚使えれば面白い。

また、そういう競馬のイメージならこの鞍上も心強い。

 

一部の穴党が「ウェスタールンドの再現してくれ!」と色めき立っているのも頷ける。

(自分もその1人です)

 

 

ジュンライトボルト。

ダート転向して3戦目の前走シリウスステークスで一気の相手強化にも難なく対応して快勝。

負かしたハピとオーヴェルニュを物差しにすればいきなりここで通用しても不思議ない。

 

陣営もコメントしていたように左回りも合っているのか、4角からの加速力が目を引くし捲りだけでなく直線に入ってからもしっかり伸びている。

 

ただ、ここまでのダートでの3戦を見ているとゲート自体は遅くないがスタートからかなり押していって位置を取っている。

テンに反応が悪いところがあるのかもしれないので、序盤のポジション争いはカギになりそう。

 

 

バーデンヴァイラー。

2勝クラスからオープンまで3連勝した時はもっと出世するかに思われたが、

そこから3走で15着→1着→15着と、とんでもないムラ馬と化した。

大敗した2戦に関しては状態も今ひとつだったとのことだが、気性面でも自分からやめてしまうようなところがあるらしい。

 

仮説として敗因を探っていくならば、前々走のアンタレスステークスは馬体減が響いたと捉えられなくはない。

そこから間隔を空けて立て直されたマーキュリーカップは順当に勝利。

そして前走シリウスステークスは陣営もコメントしていたようにまだ緩さがあったとのこと。その辺りがメンタルにも影響したのかもしれない。

 

今回から馬具を工夫してくるようだし、大敗したレースが完全な力負けではないとするなら鞍上込みでここは期待できる。

自分で言っててもこじつけ感がハンパないが…(苦笑)

 

脆さがあるのは承知の上で、警戒はしておいた方がいいと思っている。

 

 

グロリアムンディ。

前々走のアンタレスステークスで59キロを背負ったオメガパフュームに対しこちらは56キロで敗れているし、今回は宝塚記念以来の実戦。

 

戦ってきた相手関係と臨戦過程からは完全に過剰人気。

鞍上と枠順と脚質でここまでの人気に押し出されている感じ。

ダートで底を見せていない魅力ならばまだこの馬よりバーデンヴァイラーの方がありそうに思う。

 

手を出しづらい存在だが、結局のところ何も考えずテーオーケインズと外国人騎手3人を買っておく方があれこれ悩むよりいい結果が出そうでもあるww

 

 

3歳勢についてだが、ダート路線で3歳時から古馬の壁を破るのは明らかに芝より難しい。

例えば、3歳でチャンピオンズカップを勝利したのは近年ではクリソベリルとルヴァンスレーヴの2頭のみ。

クリソベリルは5戦無敗での参戦だったしルヴァンスレーヴは古馬初挑戦の南部杯でいきなりゴールドドリームを負かしてからの臨戦だった。

 

抜けた実力がないと厳しい。

将来的にはわからないが、現時点で今回の3歳馬3頭がそのレベルにあるとは思えない。

 

UAEダービーを勝ち、前走JBCクラシックで2着のクラウンプライドが大将格になる。

安定した先行力があってハナに固執するタイプでもない。

中京の馬場も向きそうだが、前走で逃げ有利な盛岡の馬場の恩恵がありながらテーオーケインズには完敗だったあたり、よほどの上積みがないと勝ち負けまでは厳しいのではないか。

大崩れしづらいタイプではあるが押さえまで。

 

 

テーオーケインズが早めに前を掃除しに動いて勝ちに行く競馬をすると思うので、差し追い込みが1頭は馬券に絡むと見ている。

あと、中京ダートは東京など他のダートコースとは違って独特なのでコース相性の良さも重視したい。

よってテーオーケインズとオーヴェルニュとスマッシングハーツに食指が動く。

雨が降ればなおよかったが果たしてどうなるか…。

 

勝負気配「B」としておきます。