sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

安田記念 2022

第72回安田記念

中間降雨はあったが当日は雨の心配もなさそう。

東京は引き続きCコースだが、土曜日の芝のレースでは外差しが決まるシーンが多かった印象。

内めは少し荒れており、先週のダービーのように外から決め手を発揮できる馬が勝ち負けか。

 

 

まずはシュネルマイスター。

前走ドバイターフは見せ場なく敗れてしまった。最後の直線で一度はグッと伸びてきそうな手応えに見えたがそこからがサッパリ。

初の海外遠征だとか太目残りだったとか、敗因はいろいろ挙げられているが距離も微妙に長かったのかもしれない。

 

国内のマイル戦では崩れたことがなく、良馬場の高速決着も決め手比べも得意としていいる。

昨年のマイルチャンピオンシップも内枠スタートから最後の直線入り口で少し窮屈な形になりながらもしっかり伸びてきて2着。勝ち馬グランアレグリアと3着馬ダノンザキッドは外めの枠からスタートで直線もスムーズに馬場のいい外めの進路を取れていた。

当時の馬場状態からすれば枠の差も敗因の1つ。

 

グランアレグリアが引退した今ならマイル路線で主役を張るのは当然。

11連敗中でなおかつ直近は馬券にすら絡まない事態が多発している1番人気ということで不吉ではあるが力を信頼する。

 

 

ソングライン。

ヴィクトリアマイル安田記念という臨戦過程はアーモンドアイやグランアレグリアですら連勝できなかったことで不安視されているが、詰まったローテだとパフォーマンスを落とす傾向にあった馬でもあったのである程度は仕方ないだろう。

 

ソングライン自身は昨年に桜花賞惨敗後に中2週でNHKマイルに出走して際どい2着という実績があり、詰まったローテでも結果を出している。

 

前走ヴィクトリアマイルは馬場状態とこの馬の脚質を考慮すると、結果論ではあるがあまりいい枠とは言えなかったのではないか。

序盤の位置取り争いで少し窮屈な形になって引かざるを得なくなったし、少し躓く場面もあった。

 

昨年のNHKマイルカップが5枠10番でシュネルマイスターより先に外から動いていく形だった。

今の東京の馬場はCコースで時計は速めだが、やや内が荒れているので今回の枠の方が前走より競馬がしやすいだろう。

スムーズに馬場のいいところに進出できればもうひと押しきく。

 

 

ダノンザキッド。

これくらいの人気の川田さん騎乗のダノンは怖い! 以上ww

 

前走中山記念は開幕週で出遅れたのが致命的。

人気を背負っていたので途中から早めに動いて挽回をはかったが、パンサラッサのペースで流れたレースであの形では厳しかった。

 

3着だった昨年のマイルチャンピオンシップではラスト3Fのタイムがグランアレグリアとシュネルマイスターに次いで3位。

阪神外回りや東京などの広いコースでは大崩れしていない。

枠はもう少し外がよかったかもしれないが、決め手はあるので侮れない。

 

 

セリフォス。

前走NHKマイルカップがぶっつけだったので、相手強化でも上積みを期待していいのでは。

その前走はいいスタートを切って先行したのはよかったが、序盤にかなり行きたがってしまい抑えるのに苦労していた。

最後の直線は最内に進路を選択。

左回りだと内にモタれるところもあるらしいし外に持ち出していけるような余裕もなかったので仕方ない面もあるが、他の上位馬が外を突いていたのでこの馬は併せる相手がいない形になった。

 

最後にひと伸び欠いて4着だったが、1度使われたことで少しでも落ち着きが出てくるはず。

差す競馬もできるタイプだと思っているので、この枠から溜めを利かせられれば。

 

 

ファインルージュ。

前走ヴィクトリアマイルは直線で他馬と接触して躓く不利。

前々走東京新聞杯も直線で詰まって進路を確保するのに手間取る場面があった。

高い実力は見せているが、どうにも運がないレースが続いている。

 

今回も上位評価は当然だが、同世代のソングラインと違ってこの馬は詰まった間隔で使われるのは今回が初となる。

アーモンドアイやグランアレグリアでも詰まったローテに適応するのは時間がかかった。このあたりがどう出るかが懸念材料。

 

 

ソウルラッシュ。

もともとゲートは安定してる方だったのに前走は出遅れてしまった。

厳しいかと思ったが大外から一気に前を飲み込んで勝利。

後方から伸びたのはこの馬だけだったので、強い勝ち方だった。

 

東京の1600mは初めてだが、東京自体は経験済だし中京でも結果を出しているので心配ない。差し脚を活かすにはこの枠も競馬がしやすいだろう。

もし雨が酷くなったとしてもこの馬は道悪経験豊富なのでむしろ歓迎のクチ。

課題は、時計勝負に対応できるかどうかだけ。

持ち時計は1分32秒台もないし上がり3Fも33秒台を記録したことがない。

このあたりがどう出るか。

 

 

イルーシヴパンサ―。

前走東京新聞杯は強い勝ちぶりだった。上がり3F33秒台を記録したのは2頭だけというレースで、2位のカラテが33秒9で1位のこの馬が33秒1。

1頭だけ決め手が違っていた。

 

しかし、この馬は大外から抜け出してきたのに対して2着のファインルージュは直線ドン詰まり。

着差を額面通りには受け取れない。スムーズならもっと際どかったはず。

1番人気は回避できそうだが、それでも危険な人気馬はシュネルマイスターよりこっちだと見たい。

 

 

明日の府中は雨の降り始めが夕方ごろの予報なので、レースには影響がないという前提で検討する。

もし予想外に雨が強まったら、色気を出してヴァンドギャルドあたりを狙いたいと思っている。

 

これと言って強気に買っていきたい馬がおらず、勝負気配「C」としておく。