天皇賞（春）はレース自体は楽しみだが馬券的にはどうも食指が動かない。
なので今週は好きな新潟千直で勝負することにした。
新潟は今日から開幕。
6レースの未勝利戦が千直だったのだが、順当に外枠で決まっていた。
中間に雨が降った影響もあるのか、いつもの開幕週よりは少し芝が荒れている印象である。
この時期の新潟は最初から最後までBコースでの施行。
夏の開催からAコースとなり、その時に保護されていた内ラチ沿いが解禁されるという仕組みの問題で同じ開幕週と言ってもアイビスSD時とはまた状況が違うというのもあるだろう。
さすがにまだ内が圧倒的不利というまでのトラックバイアスは感じないが、夏開催の開幕時に比べると内ラチ沿いを突いた内枠の馬が穴をあけるケースは考えづらいのではないか。
また、新潟は土曜の夜から日曜の朝にかけてまた雨が降る模様。
日を追うごとに内の劣化が進行してくるだろう。馬場状態の変遷に注視したい。
⑭モテモテ。
千直では勝ち鞍があり現級同条件でも3着の実績がある。
枠が厳しかった昨年の邁進特別でも序盤はある程度先行できていたので、今回の枠なら好位からの競馬がかなうだろう。
近走の成績は冴えないが、このところはずっと1200ｍばかり使われていた。
この舞台は約1年ぶり。
おそらくこの馬には千直がベスト条件。巻き返せる。
⑮ボンクラージュ。
昨年の夏に初めて千直を使われ、高い適性を見せた。
特に雷光特別の勝ちぶりは鮮やかで、津村さんの神騎乗にも痺れたレースだった。
それだけにその次走の飛翼特別はガッカリな内容。
昇級戦なのでクラスの壁という見方もできるが、ラスト200ｍで完全に進路を失ってドン詰まり状態になったのが致命的。
脚は残っていたように見えたし、勿体ない競馬だったと思う。
あれが実力ではないはず。
スムーズに運んで、少しでも差しが決まるような馬場や展開になればもっとやれる。
⑫クムシラコ。
現級で3着2回の実績馬。
現在は1200ｍが主戦場のようだが、初勝利は千直であげている。
適性はあると思うが、この条件を使われるのは3歳以来なので流れに戸惑わなければ、というところ。
戦績から見るに道悪を苦にするタイプではないので、雨予報は追い風だろう。
もう一段階時計がかかってくるようならいい位置で流れに乗れるはず。
⑧ペイシャカレン。
微妙な枠だが注目したい1頭。
芝スタートの福島ダート1150ｍで行われた前走の1勝クラスが最内枠発走から促さずとも自然とハナにたちそのまま逃げ切るという勝ちぶり。
テンのスピードはかなりのものがある。
昨年夏の閃光特別で1度千直を使われて惨敗しているが、1枠2番と枠が厳しかったので致し方なし。
16着という着順だけなら見せ場なしに思うがレース内容を見ると、まず内枠からスタートで躓くという絶望的な展開。
しかしその割にはよくリカバーしてレース序盤は先団に取りつく速力を見せていた。
あれなら千直の適性は高いはず。
スタートを決めればこの枠からでも先手を取れる可能性は充分。
ただ、この馬にとってはもっといつもの開幕週に近い馬場の方がよかったかもしれない。
雨の影響がどう出るか未知数だが押さえてはおきたい。
⑥インプロバイザー。
千直に実績があるし血統的にも適性は高そう。
現級の実績も上位だし開幕週ならこの枠でも…と思って最初はこの馬から買おうかとも思っていた。
土曜日のレースを見て芝の状態の印象が変わったことに加え雨も降るということで、
この枠と斤量がアダになるかもしれない。
それでも突破するようなら先々も楽しみになるが果たしてどうか。
当初のプランからは少し評価を落としたい。
⑦ルルルージュ。
開幕週の馬場でこの枠なら今回はこの馬の出番はないだろうと思っていたが、少し風向きが変わってきた。
時計のかかる開催後半の馬場で差し脚を活かす形が得意で、条件が合えば確実に脚を使えるタイプ。
現級の千直では昨年の飛翼特別での４着が最高位だが、当時はやや捌きにスムーズさを欠いたところもあった。
今のところはまだ先行有利な状態だが、今夜からの雨が強くなるか長引くかして開幕週でも外差しが決まるような馬場に変わっていけば浮上のチャンスがある。
開幕週なので慎重に様子を伺いたかったが事情が変わってきた。
14軸に相手本線15と12。あとは雨の影響が強くなりそうなら7と外枠の馬あたりを、
思ったより影響がなくまだ馬場の内も我慢がきくようなら8と6を買っていけば割と少ない点数で当てられるんじゃね？とか思っている。
とはいえまだ新潟開催は始まったばかり。傾向がわかってくるのもこれからなのである程度慎重な姿勢は崩さずにいたい。勝負気配「C」としておきます。
