sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

ローズステークス 2022

第40回ローズステークス

台風の影響が心配される。とりあえずは無事に開催される前提で考えることにする。

土曜日の時点では降雨はないようだが、レース当日は雨は避けられない見込み。

先週の日曜のレースは時計がかなり速かったので、2週目の今回も少々の雨ならあまり気にする必要はなさそうだが果たしてどうなるか…。

 

土曜日の芝のレースを見ると開幕してまだ日が浅い割には内一辺倒の決着というほどでもない感じ。

雨の影響が強くなれば外差しが決まる馬場になるケースも考えられる。

天候と馬場の変遷に注視したい。

 

今回はブルトンクール、ヒヅルジョウ、パーソナルハイなど逃げたいタイプが多いのでペースも流れそう。

先週とは違う傾向の決着もあり得る。

 

まず軸にしたいのはセントカメリア。

陣営いわく「カッとなるところがある」とのことで、気性面からは決して乗りやすいタイプではないだろうが能力は感じる馬。

 

3走前と前々走で中京の芝2000m、しかも道悪で結果を出している点は今回においては心強い材料。

その前々走のあずさ賞で寄せ付けなかった2着馬は19日のセントライト記念でも人気馬の一角になるであろうガイアフォースなので評価できる。

 

前走の月岡温泉特別は少頭数のスローペースで外枠ということもあり、

序盤からガツンと行きたがってしまった。

落ち着かせるのに手こずりながらも何とか2番手に収まり、最後の直線もしっかり伸びて勝ったかと思ったが最後は交わされて2着。

 

序盤の消耗が最後に響いてしまったセントカメリアに対し、勝ち馬ラーグルフは内でじっと脚を溜めて最後の直線もそのまま内を距離ロスなく突いてくる形。

巧く乗られたし決め手も鋭かった。これも19日のセントライト記念で有力視されそうな1頭。

 

気性の不安は消えないが、今回のメンバーは前に行きたい馬が揃っているので

トライアルと言えどある程度のペースで流れそう。

近走は緩い流れで折り合いに苦労する場面が多かったので、流れた方が競馬がしやすいだろう。

ハナに拘るタイプではないので、行きたい馬を行かせて好位の内めでじっと我慢する形をイメージしたい。

3歳牝馬のレースなので未知の部分は多いが、この馬は馬場状態は問わないとみなしたい。

 

 

サリエラ。

きょうだい達に活躍馬ズラリの、言わずとしれた超良血馬。

新馬戦は特に促すこともなくスピードの違いでハナに立つと上がり3Fもメンバー最速でそのまま押し切って圧勝。

 

前走の1勝クラスは出遅れて後方から。最後の直線も少頭数なのにやや捌きに手間取るとかいうク〇騎乗だったww

ラスト1Fの時点でもまだ後方だったが、それでも差し切ってしまった。

上がり3Fはもちろんこの馬が最速で32.9。2位が33.6なので別格の切れと言える。

 

スタートが決まればもう少しいい位置で運べるはずで、ルメールさんなら前走の轍は踏まないと信じたい。

まだキャリア2戦だが、大物感があってここでもいきなりやれても不思議はない。

 

心配なのは馬場状態。

道悪に関しては、正直マイナスとしか思えないが全姉のサラキアがある程度はこなしていたので稍重くらいなら何とかならないものかと願っている。

 

 

ルージュリナージュ。

前走の1勝クラスは大逃げする馬がいて馬群がバラける特殊な展開。

この馬はスタートしてやや行きたがる素振りを見せたが我慢が利いて、先団から距離を置いて控える形。

ラスト3Fがメンバー最速の脚で抜け出し、2着馬に並びかけられてからもうひと伸びする根性も見せてなかなかの好内容だった。

 

線の細い馬なので休養明けでの馬体増にも好感が持てた。

少しムキになって走るところがあるようなので、緩いペースより先行馬が揃った今回のような流れの方がよさそう。

 

3走前のミモザ賞は少頭数のスローペースのレースで出遅れて後方からになってしまった。

完全に前残りの決着だったがよく差を詰めて3着。

当時が重馬場で、2走前と前走が稍重

先週のような超高速馬場よりも少し時計を要した方が向くタイプなのかもしれない。

充分に権利獲得を狙える立場だと思う。

 

 

アートハウス。

前走オークスは若干距離が長かった感じだが、それを加味しても物足りなかった。

早めに前を捕らえにいく強気の競馬をしたが先頭に立つ前に後続にドッと来られ、逃げたニシノラブウィンクを交わすのにも手間取りゴール前で何とか交わして7着に上がるのがやっとというレース内容。

 

ひと夏越して更に成長してくる余地はあるが、道悪が向くとも思えず押さえまでの評価。

 

 

ラリュエル。

小柄な馬なので春は馬体維持に苦労して調整が難しいところがあったと思う。

そこで無理をさせず、仕切り直して馬体も戻し出走した前走の自己条件のレースはさすがに力が違っていた。

逃げ切り勝ちだったが促していったワケではなくスピードの違いで自然とハナに立ってそのまま、というレース。

 

 

もともとハナに拘らずにいい位置で競馬ができるタイプであり、更に今回は同厩舎のパーソナルハイもいるのであちらが主張すればすんなり兼ね合うだろう。

レース運びが上手なので大崩れなく走ってきそう。

道悪に関してはあまりいいとは思えないが、ステイフーリッシュの半妹なので何とかこなせないものか。

 

 

あとは道悪がどうかだが、同型と無理に競り合わず控える競馬ができればパーソナルハイ。

雨がかなり強くなって本格的に道悪になればルーラーシップ産駒のヴァンルーラーに警戒したい。

 

 

このローズステークスオークス出走組が2頭しかいない。

馬券は新興勢力に期待して買うことにする。

先日の紫苑ステークスオークス組が順当に上位を占めたが、条件戦組に強い馬がいなかったというのもある。

個人的にはまだ春の牝馬クラシックのレベルは高くないのでは、と思っているのでアートハウスには懐疑的である。

 

勝負気配、「C」とします。