sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

オークスと韋駄天ステークスと… (2021)

第82回オークス。 

今週は週中盤と土曜のメインレース時に降雨があったが、オークス当日は良馬場で

迎えられそう。

若干ではあるが雨の影響で、先週までの高速馬場と比べると水準に近い程度の時計が出る馬場になっていそうな印象。

トラックバイアスについてはやや内が有利といった感じがするが、レース当日には

また少し変わっているかもしれないので注視したい。

 

展開については、確たる逃げ馬不在。

スライリーかウインアグライアあたりが押し出されるようにハナか。

いずれにしてもスローペースになりそうで、折り合いに課題のある馬にとっては

試練となる。

 

 

まずはソダシ。

これまでこの馬について書いた時に必ず触れているが、何と言ってもどんなレースにも

対応しているのが大きな強み。前走桜花賞でも超がつくほどの高速馬場にあっさり

対応してみせた。

 

とにかくレースセンスが高いので、ペースが落ち着いたとしても折り合いに苦労するような場面は考えにくい。

特に急がせる必要もなく、ゲートを出たなりでいい位置で流れに乗れる。

本質的に2400mは長いとしても、3歳牝馬同士のレースなら能力だけでこなせるだろう。

 

距離が延びて舞台も府中に変われば逆転の可能性があるかも、と見られていたサトノレイナスがダービー参戦で不在となればここは中心視は当然。

 

 

 

逆転を狙うのはアカイトリノムスメ。

前走桜花賞は初の関西遠征、初の右回り、未知の高速馬場という条件でのG1初挑戦ということを踏まえれば内容は決して悪くない。

最後は上位馬にスピード負けしたような感じで4着だったが、大崩れせずに走れたことは大きな収穫。

 

走り慣れた左回りに戻り、馬場の高速化は一服。そして距離延長。

条件的にはあらゆる面で前走より好転する。

新馬戦で負けてから3連勝したように、母アパパネと同じく使ってからよくなる

タイプなのだろうという希望的観測も込めて逆転候補と見る。

 

 

ユーバーレーベン。

すっかりブロンズコレクターとなってしまっており、前走も優先出走権を獲得できなかったが何とかオークス出走が叶った。

 

昨年の札幌2歳ステークスでは展開は向いたとは言え不向きな小回りコースでソダシの2着。

底力が問われるレースの方が得意で、距離が延びるのは歓迎だろう。

 

ビュっと切れる感じはなく、どうしても外を回す形の競馬になりがちなので届かない場面が多いのが懸念材料になる。

 

末脚そのものは確実なので、開幕週だった前走フローラステークスの馬場よりは今の方がいくぶんマシなのが救い。

できればもう少し雨の影響が残って外からの差しが決まりやすくなってほしいところ。

 

 

ウインアグライア。

時計の速いマイル戦だとスピード負けするが、重馬場の中京2000mで男馬相手に勝利した前々走の若駒ステークスでこの馬の適性が見えたのでないか。

 

前走フローラステークスはこの馬にとっては時計が速かったこともあるが、

内枠から先行が叶わなかった。

今回は確たる逃げ馬も不在だし、もっと積極的に乗ってくるはず。

理想は若駒ステークスのように行きたい馬を行かせて2番手追走だろうが、押し出されるようにハナというケースもある。

 

距離は2000m以上あった方がいいし、今日の芝のレースの傾向のままなら時計が出過ぎない程度の良馬場でやや内有利といった印象の馬場なのでこの馬に向きそう。

願わくばもうひと雨ほしいが、積極策が叶えば粘り込む場面も充分ある。

 

ククナ。

これまで後方一辺倒の印象だが、今の馬場を踏まえるとそれではとても届かないだろう。

横山武史に乗りかわり、内枠に入ったのでもう少し位置を取りに行くような競馬をしてくれば新味が出る可能性はある。

 

これまで1600mばかり使われているが、

クルミナルの仔でもあり距離はそんなに心配しなくても大丈夫ではないか。

 

これまでの競馬ではダメなのがわかりきってる以上、何かやってくるのではという警戒はしておきたい。

 

 

アールドヴィーヴル。

叔父に青葉賞勝ちのアドミラブル。

祖母はリンカーンやヴィクトリーを輩出したグレースアドマイヤ

血統だけなら2400mへの距離延長は魅力。

 

決め手はありそうだが1600mだと差し届かない競馬が続いており、ここで真価を問う。

土曜の芝のレースを見ると、外からの差し追い込みは展開が向くか力が抜けていないと決まりづらそうなので少しでも内が荒れて外差し馬場にシフトしてほしいところ。

 

 

ファインルージュ。

前走桜花賞は内枠スタートからソダシをマークする形から直線もソダシが抜けた後の内のスペースを突いていく競馬。

うまく乗られての3着だった。

 

 

母系が短距離血統なので距離延長は微妙だし

この枠も外差しがきかない馬場のままなら厳しい。少しでも外差し馬場にシフトすれば。

 

しかし、福永さんはオークス好相性だしその

手腕で何とかしてくれないものと思う。

過度な期待は禁物だが押さえまでには。

 

 

何だかんだで桜花賞組かと毎年思いながらも、最近は別路線組の勝ち馬からもオークス馬が出ている。

意地を張っているつもりはないが、今年も

トライアルや忘れな草賞の勝ち馬は軽視でいこうと思う。

ということで、勝負気配はせいぜい「B」としたい。

決して、先週強気に行ってやられたから弱気になっているワケではない(笑)

 

それとこれとは別である。

 

 

 

あとは、オークス同様楽しみな韋駄天ステークス。

 

狙っていたビリーバーが内枠に入ってしまって残念だが、もともと差し脚質だし開き直ってロス覚悟で外ラチ沿いを追い込む競馬を

してほしい。

杉原さんの手腕に期待する。

 

 

ライオンボスはお馴染みのトップハンデ。

他の馬との差はともかく、自身は背負い慣れている。

新潟はずっとBコース使用で、馬場が荒れているがこの馬は荒れた地点からのスタートでもあっさり先手が取れる。

この速力が千直での抜群の安定感に繋がっている。

ジョーカナチャンも不在のここは当然主役候補。

 

サンノゼテソーロは初の千直。

しかしリステッド初挑戦となった前走北九州短距離ステークスで56キロを背負って重賞でも結果を出しているメンバー相手に4着。

ルミエールAD勝ち馬のヒロイックアゲンにも先着している。

好枠を引き当て、斤量54キロなら躍進可能。

 

今回は有力と見ていた馬が内枠に多く、難解なレースになった。

ビリーバー、ライオンボス、サンノゼテソーロの3頭中心に相手はカッパツハッチやケイアイサクソニーあたりでいいのか。

 

ヒロイックアゲンやファストアズエバー、勢いあるタピオカやオルダージュを押さえるべきか。

 

こちらのレースも、勝負気配は「B」どまりである。

 

オークスと韋駄天ステークスが同日にあるこの時期と、天皇賞(秋)とルミエールオータムダッシュが同日にある10月末は自分にとって

お祭りみたいなものなので楽しみたいと思う。