sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

ローズステークス 2021

第39回ローズステークス

 

中京競馬場は台風の影響で雨が降り、土曜日は不良馬場での開催となった。

芝コースは先週と比べると外からの差しもある程度伸びてきているが、

まだ開幕2週目で日曜日は晴れ予報。

 

不良発表の割には時計はそこそこ出ていたし、日曜日にかけては馬場の回復は

案外早いかもしれない。

レースが進むにつれて内の先行有利の馬場に戻ってくるケースも想定しておきたい。

 

 

 

アールドヴィーヴル。

春のクラシック上位馬が不在で押し出されるような形の人気ではあるが、

能力は感じる馬。

小柄なタイプなので、アカイトリノムスメの2着だったデビュー2戦目のクイーンカップで馬体重を減らした後は馬体維持に苦労した。

 

桜花賞オークスともに見せ場は作りながら最後に甘くなったのはそのあたりの影響も

あっただろう。

 

新馬戦で記録した上がり3F34.9は、京都内回りコースで不良馬場だったことを

考えるとかなり優秀なタイムと言える。

休養を挟んでの馬体回復と成長力に期待。

 

 

クールキャット。

オークスは意外にも逃げを打って大敗。

とは言えスローで押し出される形だったし、自身はマイペースで運べていたので

作戦としては悪くなかった。

残り300m付近までは先頭だったし、距離の壁があったと見たい。

 

今回は2000mで、フローラステークスを勝った時の鞍上に戻る。

新馬戦で稍重で勝ってはいるが、トビの大きい馬なので馬場の回復が見込めるのは

好材料。内の先行有利な状態に戻ればなおいいだろう。

 

フローラステークスの時のように好位でうまく立ち回れれば確実に伸びてこられるはず。

フラワーカップフェアリーステークスでは出遅れて敗れているのでまずはしっかりスタートを決めたい。

 

 

タガノパッション。

オークス最先着の馬。上がり3F最速の脚を使っての4着。

3月デビューから4戦目で、更にスイートピーステークスからの中2週で2回目の関東遠征だった点を考慮すると内容は濃い。

 

ただ、脚質を考えるとあまり中京の馬場はよくないかもしれない。

できれば土曜日の傾向のままで推移してほしい立場の馬だと思っている。

先週のような傾向に戻った場合は乗り方に工夫が必要になってくる。

 

 

 

ストゥーティ。

土曜日は不良馬場で外からの差しが伸びてきやすい状態になった。

それを経て日曜日は晴れて開幕2週目ということもあり馬場の回復が早く進行した場合に内から乾き始めてまた先週のような内の先行有利な馬場に戻る。

今のところ、自分はこう見立てている。

 

そうなるならばこの馬は馬場を味方にできる。

もともと春の段階から強い相手でも大崩れすることなく堅実に走っているし、桜花賞でもさすがに時計が速すぎて切れ負けしたものの一旦は先頭に立つ場面を作っている。

安定した先行力があるし、前走の1勝クラスでは不良馬場の中で1頭だけ行きっぷりが

違っていたことを踏まえると時計が極端に速くならなさそうなのはプラス材料。

 

切れる脚はないが粘りは増すはず。

あとは1Fの距離延長がカギ。母がマーメイドステークス勝ちのリラヴァティで叔母にシンハライトがいる血統なので何とかならないものか。

 

 

オヌール。

デゼルの全妹で陣営の期待も大きい血統馬。

デビューから2戦は期待通り順当に勝ち上がったが、3戦目のフローラステークスで壁に当たる形となった。

ただ、この馬もアールドヴィーヴル同様小柄なタイプ。フローラステークスでは初の遠征ということもあり

馬体を減らして動き切れなかったのも敗因の1つだろう。

 

アールドヴィーヴルと違って強敵と渡り合った実績がまだないぶん未知数なところはあるが、

体が成長して中身が伴ってくれば楽しみな1頭。

 

 

イリマ。

小倉で未勝利戦と1勝クラスを連勝しただけだが、その2戦とも圧倒的な内容で本格化を思わせる。

スタートしてからの行きっぷりがイマイチで追走に苦労しているように映るが、終いは確か。

未勝利戦は開幕週とは言え2000mのレースの1番時計なのは立派なものだし、前走も早目に前を捕らえに行ってそのまま突き放して勝利。流れも速く、2着は追い込み馬だったのでこの馬は力が違っていた。

 

速い上がりが要求される競馬にはまだ不安があるので、日曜日に良馬場に回復したとしてもあまり馬場が高速化しすぎなければ。

 

 

アンドヴァラナウト。

この馬も良血馬。デビューから1600mを中心に使われてきたが、距離を2000mに伸ばした前走出雲崎特別が好内容。

前半5Fがハイペースとなり、中間2Fは若干緩んだものの前に行った馬には厳しい展開。

上位馬は差し勢が台頭する中、この馬だけが先行して押し切った。

それ以前のレース内容を見ても、先行力が確かなのは強みになる。

 

鞍上が福永さんなのでちょっと人気を背負いすぎていて馬券的な扱いは難しいが、要注意。

 

 

展開はおそらくトライアルらしく平均〜やや遅めの流れになりそうだが、中京の芝は馬場の読みが特に難しい。

目論見通りになればいいが…。

 

勝負気配は「C」というところ。