sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

アイビスサマーダッシュ 2020

第20回アイビスサマーダッシュ
当初の予報ほど降雨はないようで、土曜日の芝のレースを見る限りは開幕週らしい馬場という印象を受ける。まだ外枠の恩恵は極端に大きくないかもしれない。


ライオンボス。
言わずと知れた千直の王者。
ルミエールオータムダッシュが58キロ。韋駄天ステークスが57.5キロ。今回は57キロでなおかつ他の対戦馬は前走から据え置きか増という状況。
枠の並びも申し分なし。道悪だけはまだ未知数だが今回もまず勝ち負けできる。他の有力馬は既に対戦して負かしている馬も多く、断トツ1番人気でも逆らいにくい存在。




ナランフレグ。
昨年の閃光特別は下級条件とは言え馬場の中央から突き抜ける強い勝ちぶり。千直の適性は高い。
前走の韋駄天ステークスは馬場の外側に馬群が密集していたため進路をなくし、内めに切り替えながら
ジワジワ伸びて5着。開催最終週だった前走と違って開幕週の今回は思い切って馬場の真ん中あたりから差す形でも勝負になるのではないか。

テンに速い馬も揃っているので、外側に先行馬が固まってくれれば展開が向きそう。



ダイメイプリンセス。
前走韋駄天ステークスは外ラチ付近に馬が密集してなかなか前が開かないところでも我慢して最後に一足使って3着。実質トップハンデとも言える状況だったがさすがの地力を見せた。

昨年の当レースが1枠2番から出遅れるという致命的なロスがありながら6着。
ナランフレグ同様に、テンのスピード自慢達が外ラチ沿いのポジションを争って密集してくれれば馬場の中央付近から差す形でも勝負になる。



モンペルデュ。
ダート短距離路線から芝千直への転向は過去に成功例も多く、騎乗する騎手から見ても穴人気になるだろうが枠の並びを踏まえればやはり軽視できない存在。
ダートの1000メートルのレースでもスタートの速さは圧倒的だったので、スピード自体は通用するかもしれない。

関西の松永幹夫厩舎所属で、これまで川田や藤岡兄を主に乗せていたのにここでいきなりわざわざ西田さんをブッキングしたのは本気度の高さの証左だろう。
知らんけど(笑)


カッパツハッチ。
昨年の韋駄天ステークスとアイビスサマーダッシュで2戦連続ライオンボスの2着という実績馬。
それを思えばその後のルミエールオータムダッシュと前走韋駄天ステークスはサッパリの内容で物足りない。
特に前走はライオンボスより外枠だったのにライオンボスより内のポジションを取るという謎のレース運び。「ク◯騎乗やないか!ボケェ!」とつい感情的になりかけた(笑)
しかし、前走にしてもルミエールオータムダッシュにしてもどうやらモタれて追いづらくなる面が出てきている模様。
それを踏まえ今回は馬具を工夫して、今のところ調教では真っ直ぐ走れているとのこと。

矯正を試みた点と昨年当レースで結果を出した2枠発走で、変わり身への望みをつなぐ。


ミキノドラマー。
堅実な差し脚が武器。大外枠から先行馬をうまく捌いて伸びて来られれば穴として面白い。
ただ、この馬が本領を発揮するのは開催後半。
本質的には荒れて時計がかかる馬場の方がいいタイプだろう。
実際3着した昨年の韋駄天ステークスとルミエールオータムダッシュはともに開催最終週。
土曜日のレースを見る限りではもうひと雨欲しいところ。



ジョーカナチャン。
昨年のルミエールオータムダッシュで、馬場が荒れた内からでもハナを叩けたくらいなので今回もハナには行けそう。
ただ、逃げて2着した前走の韋駄天ステークスよりはテンに速い馬が揃ったので当時ほど序盤をスムーズに乗り切れるかがカギ。
対ライオンボスで見ても前走が53キロ対57.5キロで今回が54キロ対57キロ。
近走の充実ぶりでどこまでやれるか。


ラブカンプー。
前々走の韋駄天ステークスでもこれまでのレースぶりを思えば見所があったし、前走CBC賞で復活勝利を果たし充実一途。
もともと一昨年のこのレースで2着しておりスピードも充分。
ただ、ここ2走から斤量が一気に5キロ増えるのは痛い。開幕週とはいえ前に行きたいタイプのこの馬には1枠も不利。
G1で2着の実績馬なので侮れない面はあるが今回の条件はかなり厳しい。



開幕週に施行されるという点がいつも予想を難しくさせるアイビスサマーダッシュ。コロコロ変わる天気予報に注視しながら馬券を組み立てたい。