sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

チャンピオンズカップ 2020

第21回チャンピオンズカップ

 

枠の並びだけ見ればおそらくメイショウワザシがハナを主張するだろう。

 

インティは外枠に入ってしまい、ハナに行けないと脆い面は相変わらずなので

先行体勢は当然。

 

砂を被ると脆いという明確な弱点があるエアアルマスも、内枠に入ってしまったので

スタートから押していって先団の外めの位置を取りに行く。

 

1400~1600が主戦場でスピードのあるアルクトスも無理に抑えることはしない。

 

前走で早めに動いて前を潰しに行く形で結果を出したクリンチャーは今回も

早め進出か。

メンバーと枠順から、ペースは緩まないと見る。

クリソベリルが抜け出し大勢決したあとに後方待機の馬が伸びて2、3着に入るような

パターンをイメージする。

仮に負けることがあるにしても、後方から決め手のある馬に差される形だろう。

 

 

クリソベリル。

チャンピオンズカップでは8枠の結果が芳しくないが、

ハイペース見込みだし前が少しでもバラければそこまで不利にはならないだろう。

そもそも国内では無敗で力が抜けているし、

展開や枠順に大きく左右されるようなレベルの馬でもない。

 

今年の帝王賞JBCクラシックではオメガパフュームに2戦続けて完勝。

右回り、特に大井では抜群の強さを誇る「大井の鬼」を

相手のホームと言えるコースでも寄せ付けなかった。

3着チュウワウィザードとの着差も1戦ごとに広げている。

 

ハイペースの展開を好位~中団前めあたりで運んできっちり抜け出してくる。

昨年の当レースでインティとゴールドドリームの間を割って伸びてきたように、

並んでからの勝負根性も確か。

 

軸はこれ。

 

 

 

タイムフライヤー。

前走は3ヶ月ぶりのレースにも関わらず14キロ減だったのが微妙に堪えたか。

いったんは伸びかけたものの、ハイペースの展開で自身より後方にいた馬達に

伸び負けた形だった。

 

1度使われて、中2週とはいえ馬体も回復傾向。変われる要素はある。

どうも折り合い面で難しいところがある馬とのことだが、それさえクリアできれば

前々走のエルムステークスウェスタールンドを完封しているように力はある。

 

昨年の当レースはインティがスローペースの単騎逃げに持ち込む展開で差し追い込みに

厳しかったのと、メンコ着用が裏目に出たのかも知れないというのが騎乗していた

マーフィーの敗戦の弁。

 

今年のフェブラリーステークスはフォーリーとかいう人が折り合いに苦労し、

ハイペースで差し馬が上位独占の展開なのに早めに動き過ぎたのが大きな敗因。

あれで5着なら見せ場を作った方だろう。

マーチステークスのミナリクおじさんもついでにノーカンでいいだろう(笑)

 

今回は藤岡佑介が騎乗するとのことで、いい人が空いていたなと思う。

一昨年の当レースで2着したウェスタールンドの騎乗は藤岡マジックと言ってもいいほどの神騎乗だった。

中京コースでは他の騎手とは違う感性で乗っているように感じる。

 

昨年ほどスローペースにはならないだろうし、最内枠から序盤うまく折り合いに

専念できれば伸びてこられる。

 

 

カフェファラオ。

この馬をうっかり怪物扱いしてしまった人はジャパンダートダービーで地獄を

見たことだろう(笑)

現状では右回りは苦手で左回りがベストなのかもしれない。

 

前走シリウスステークスで中京で古馬相手に結果を出し、打倒クリソベリル候補と

して注目される存在になった。

 

その前走は芝でも逃げていたキメラヴェリテとランスオブプラーナが引っ張る形で

緩みないペース。

展開としては差しに向いたが外を回って伸びてこられたのはこの馬だった。

力のあるところは見せたと言えるが、メンバーレベルは高くなかったし上がりが最速でなかったのも少し不満。圧倒的だったとまでは評価しづらい。

 

ただ、前走は余裕残しだったのは間違いない。

シリウスステークスを勝利しても、他の馬の動向次第で賞金的にチャンピオンズカップに出走できない可能性もあったため更に武蔵野ステークスを使うプランもあったとのこと。

 

先を見越しての仕上げで勝利し、回避する馬も出たことで万全の状態で出走が叶った。

シリウスステークスの内容だけではまだ物足りないが、どこまで上昇しているか。

 

 

チュウワウィザード。

唯一3着以内に入ることができなかったのが昨年の当レースだけという堅実な戦績の馬。

4着に敗れた昨年の当レースでも、直線内で詰まって追い出しが少し遅れるような

場面があり勿体ない競馬だった。

あれがなければ勝てた、とまでは思わないがもう少し際どかったのではないか。

今回のメンバーでもクリソベリル以外とは互角にやれるだけの力はある。

 

もともと1800でも少し短いかな?という印象なのでペースが流れてバテる馬が

出てくるような流れならスタミナとパワーを活かして渋太く伸びてこられそう。

 

とにかく堅実さが魅力の馬にとにかく不安定な騎手が乗るのがまた何とも…(苦笑)

 

 

エアアルマス。

今年冬に東海ステークスを勝利したがその後骨折。

前走みやこステークスが復帰戦だったワケだが、クリンチャーに早めに来られる

苦しい形の中で4着なら故障明けとしては上々だろう。

 

当然上積みを見込むが、この馬は砂を被ると嫌気が差すという欠点があるだけに

枠は外かせめて真ん中あたりがよかった。

クリソベリルと逆ならちょうどよかったのに…と思う。

 

まともに走れればここでも通用してもおかしくないだけに、序盤がカギになる。

隣にクリンチャーがいるのもこの馬にとっては嫌な並び。

前に行きたい馬も多く、絶妙な匙加減が求められる。

見方を変えれば、課題は明白なのでそれさえ乗り切れば有望とも言える。

 

 

クリンチャー。

陣営も示唆しているように、今回も早めに進出して渋太さを活かす形だろう。

メイショウワザシやアルクトスやインティあたりを捕らえにエアアルマスと一緒に

動いていって粘り込むのだろうが前走とではさすがに差し勢のレベルが違いすぎる。

どこまで凌げるか。

 

 

ゴールドドリーム

近年の戦績から衰えは隠せない。

が、2017年の当レースで直線一気を決めている。

古馬になってからはゲートが安定しいい位置で競馬ができているが、

今回は展開と自身の現状を踏まえ、思い切った策に出ればまだ上位進出もあり得る。

過信はできないが、久々に溜める形での競馬を見てみたい。

 

 

サンライズノヴァ。

どうしても1800は1ハロン長い印象は拭えない。

陣営も騎手もそれは認めている。

強気にはなれないが今回も後ろから行くと宣言しているし、

言い方は悪いが勝ちにいかなければそれがいい方向に働く可能性がある。

距離は不安だが展開は向きそうな1頭。

 

 

 

中京ダートは先行有利だが、今回は差しの出番もありそう。

少なくとも昨年ほど後方からだと絶望的なレースにはならない。