sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

天皇賞(秋) 2020

第162回天皇賞(秋)

今開催は雨が多く、道悪でのレースが多かった。

だが今週から東京はBコースで中間にほとんど雨も降らなかったことで順当に良馬場でやれそう。

 

まだ内から2~3頭分くらいはやや馬場が荒れている影響か、外差しも充分勝負になる感じなので昨年ほどパンパンの高速馬場ではないが水準程度の速い時計は出ている。

 

少頭数で確たる逃げ馬も不在。

スローペースの瞬発力勝負に強いタイプに向くレースになる。

 

 

ということで、アーモンドアイには逆らいづらくなった。

もし天皇賞(秋)が先週だったら大いに不安だったが、

土曜の芝のレースを見る限りでは1分57秒台か遅くても58秒台前半くらいの決着になりそう。

 

前走安田記念は出遅れが響いたし特殊な稍重の馬場も微妙に影響したか。

そもそも勝ち馬が強すぎたということもある。

距離も1600より2000の方がいいだろうし、良馬場の緩めのペースでの

決め手比べはお手のもの。確実に伸びてくる。

 

 

ダノンキングリー。

前走の安田記念は馬場が向かなかったにしても全くいいところがなく、

正直敗因がよくわからない。

しかしそれでも共同通信杯、ダービー、毎日王冠の内容を見れば良馬場の左回りが

この馬にとってベスト条件なのは明らか。

 

特に毎日王冠は内有利の馬場で少頭数のスローな流れのレースで自身は出遅れるという最悪の展開だったが、外から一気に差し切ってみせた。

当時はなぜ天皇賞(秋)を使わないのか疑問に思ったくらいの強さだった。

 

休み明けの方が好成績の馬なので中2週と間隔が詰まるのを嫌ったのかも知れないが、

なら今年の春に3戦も使った意図もよくわからない。

 

今回は間隔をあけて休み明けで臨むということで、ここに来てようやくこの馬に合った条件で使われる印象。

東京の良馬場でスローペースの瞬発力勝負は望むところ。

鞍上だけは何とも言えないが…(苦笑)

 

 

クロノジェネシス

これまでの走りを振り返ると底力と道悪適性が求められるレースには

相当強い。その分、高速決着にはまだ若干不安を残している。

昨年のオークスでは早めに動きすぎたとはいえディープインパクト産駒2頭の

切れに屈した形だし、エリザベス女王杯もスローの上がり勝負で5着に敗れている。

 

ただ、前走の宝塚記念はメンバーのレベルが微妙だったとは言え2着以下に

6馬身差は圧倒的。

当時2着のキセキも道悪不得手な馬ではないし、

圧勝の理由は「道悪巧者だから」というだけで片付けられない。

ここに来ての成長が著しく、本格化している印象。

 

今回は完全にアーモンドアイ向きの条件下でのレースになりそうで、

この馬にとってはアウェーのような状況。

ここを克服して勝つようならもうリスグラシュー級と見ていい。

不安と同時に楽しみもある。

 

 

フィエールマン。

長距離のG1を3勝しているが、デビュー時は1800を使われているし菊花賞

例年にないほどの緩いペースの上がり勝負を制した形なのでイメージほど

長距離専門ではないと思う。

昨年の札幌記念で敗れた際に陣営も鞍上も距離不足を敗因の1つに挙げていたが、

東京なら小回りの札幌とはまた違うだろう。

 

間隔をあけながら使われるのもいつものことで問題ない。

 

ただ、当初オールカマーから立ち上げる予定だったのを中間の熱発で回避しており

これまでと違って青写真通りにこられていない点がやや割引か。

 

 

キセキ。

逃げの戦法で好走していたのがまるで遠い昔のよう。

近走は差すレースでまた復調してきているものの、出遅れ癖は解消されていない。

逃げて自分でレースを作る形なら高速馬場でも結果を残しているが、

もともとそんなに速い上がりが使える方ではないので

そうなるとやはりスタートは大きな不安要素。

 

今回ハナに拘る馬もいないので一昨年の秋や昨年の宝塚記念で見せていた逃げの手が

打てれば面白いが、なんともアテにしづらい。



ダノンプレミアム。

前走安田記念は昨年に続きまた大敗。

内側が伸びづらい馬場だったにしても

止まりすぎだった。

ある程度時計がかかる稍重までは充分

こなせる馬だし釈然としない。


オーストラリア遠征だった前々走が不良発表の酷い馬場だったし騎手の騎乗も酷かったのでダメージが残っていたか。


昨年に続き今年も安田記念大敗から休養しての参戦。

本来は競馬の上手な馬なので、

まともなら大崩れはしないはず。


昨年の当レースがアーモンドアイの2着。

3馬身離されたので決定的な差にも思えるが、最内の経済コースをアーモンドアイにスクわれてのもの。


アエロリットがなぜか内側が荒れているわけでもないのにラチ沿いのスペースを開けて逃げるという謎競馬をしたおかげで結果的にアーモンドアイへのアシストになるという幸運もあった形である。

(幸運なのか忖度なのかわからないがww)


あれがなければ逆転できたとは思わないが、もう少しやれてもいいのではないか。結局のところ休み明けがベストの馬なのだと思う。



スカーレットカラー。

ここに入ると完全に格下で力が足りないのは明らか。

ただ、今の東京の馬場はピッタリ合っていそう。

無欲の外差しで3着くらいなら食い込みがあるかもしれない。



アーモンドアイからダノン2騎とクロノジェネシスに、スカーレットカラーを少し押さえで当たるんじゃね?


…と、そんなに甘くないのは承知の上で言ってみるww