sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

阪神ジュべナイルフィリーズ 2019

第71回阪神JF

基本的に堅めの決着が多いレース。

2012年にローブティサージュが勝った時のような、大荒れの前例もあるにはあるがそういうケースは稀と思う。

なので今回は特に何のひねりもないセオリー通りの予想になる。

面白味なくてスイマセンww

 

 

リアアメリア。

新馬戦は大楽勝。前走アルテミスステークスもまだ馬場の内がいい状態だった中、少頭数のスローの流れを後方追走から外を回って差し切り勝ち。全力で追うところもほとんどなく上がり3F33.0で着差以上に他馬との能力の差を見せつけた。

今回も中心視は当然。

 

不安なところと言えば、やはりまだ荒削りな点につきる。

デビューからの2戦ともレース序盤から口向きの悪さが目立ち、ひとつ間違えばコントロールが利かなくなりそうな危うさは感じる。

今回もこれまで通り後方からになりそう。

それでもここは能力で何とかなりそう。将来的に距離が伸びたらどうなるかは

わからないが…。

 

川田Jがわざと出遅れさせてまで競馬を教え込んでいるので、その効果が少しでも出ることを期待する。

ちなみに「わざと出遅れさせました」というのは騎手本人のコメント。

決して川田さんを疑ってるワケではないが、念のため過去2走ともスタート時の

映像を注視してみた。

新馬戦の時が特にわかりやすく、ゲートが開く直前に馬の頭が少し上がるくらいがっちり手綱を締めている。

大丈夫。スタートに失敗した言い訳じゃないww

この点は断言する。絶対に嘘はついていない。

 

 

クラヴァシュドール。

謎の新鋭馬主、㈱山紫水明の所有馬。

それはさておき、この馬も相当強いと思う。

見た目からして勝ちぶりが派手なのはリアアメリアの方だが、この馬はソツなく立ち回れて終いも確か。かかるようなところもなく距離が伸びても不安はなさそうに映る。

来年のオークスあたりでは主役になっている可能性もあると思えるほど。

 

前走のサウジアラビアRCの内容が評価されている。

残り2ハロンあたりの地点では「このまま突き抜けるか?」と思うほどの脚色だったが、内にいたサリオスがこの馬に馬体を接近させて併せ馬の形に持ち込むともうひと伸びして突き放すという芸当を見せた。

2着に敗れたが、これは勝ったサリオスのレースセンスと勝負根性が相当なものだったので仕方ない。デビュー2戦目だったこの馬も力は見せた。

サリオスは次走、ムーア騎乗で朝日杯FSに向かう予定でおそらく断然人気を背負う立場になる。

そして3馬身以上放した3着馬のアブソルティスモは先週自己条件のこうやまき賞をあっさり勝ち、改めてレースのメンバーのレベルの高さを証明した。

 

リアアメリアと比べると、既に現時点での全力を出し切ってのこの戦績という見方もできるが強敵と渡り合った実績という点ではリアアメリアより上である。

 

 

ウーマンズハート。

右回り未経験、新潟2歳ステークスからの直行。デビューから2戦していずれも上がり3F32秒台を記録しているが、新潟でのものなので過信はできない。

能力自体はありそうなのでそれで全て克服できるか、というところ。


昨年の阪神JFの時は有力な騎手が香港で騎乗している関係で、ここで乗っていた外国人騎手はCデムーロとアブドゥラだけという状況だった。

で、勝ったのは結局外国人騎手。

今年も同じ流れでこのレースで騎乗する外国人はビュイックのみ。

同じパターンか?という不気味さはある。



クリスティ。

前走アイビーステークスが東京1800の8頭立てのレースなのに内でドン詰まり、というある意味神業を披露した(笑)


早めに外めに進路を確保していた勝ち馬のワーケアがこの馬を尻目にスーっと抜け出していく様に失笑した人も多いことだろう。

ワーケアに抜け出された後に外に切り返してからは最後までしぶとく伸びて2着に入った。勝ち馬はここでは力が抜けていた感じなので、スムーズなら勝てたとまでは思わないがもっと際どい勝負には持ち込めたはず。距離の不安もないし、能力は感じさせる馬。

この馬の場合もう少し溜めて終いを生かす方がいいのか、それとも母父クロフネという観点からもスピードの持続力を武器に積極的に運ぶのがいいのか(イメージ的にはローズステークス時のビーチサンバのような乗り方)、まだはっきりしない。

これまでの3戦はどっちつかずの印象だが、福永Jがデビューから乗り続けて今回で4戦目なのでここでの好結果を期待したい。


自分で書いててもネタフリにしか思えなくなってきた(苦笑)

でも福永さんはこのレースとの相性もいいし、今度は大丈夫。

先週のチャンピオンズカップのチュウワウィザードのイメージダウンが影響して少しでも嫌われるなら積極的に狙いたい。


 以上、実質4頭立てです。



…と言いたいがもう少しだけ。


レシステンシア。

同じように距離延長を理由にレーヌミノルを嫌って痛い目にあった過去があるが、やっぱり基本的に距離延長組は重くは買いづらい。


前走ファンタジーステークスは過去20年振り返ってもアストンマーチャンに次ぐ記録の速い勝ち時計。

エレナアヴァンティが暴走気味に飛ばして逃げ、ハイペースを作った展開を先団で追走して押しきったという内容だった。いかにもダイワメジャー産駒らしくスピードの持続性に長けていそうなタイプ。

マイルをこなしても全く不思議はないが、今回は前走ほどペースは上がらないだろう。

1600は問題なかったとしても瞬発力勝負になると他の人気馬との比較では分が悪い。ペース次第ではハナに立つのか、出方が難しそう。


ルーチェデラヴィタ。

レースのレベルはともかくとして、1800まで距離をこなしている点は心強い材料。

前走のアルテミスステークスが物足りない内容で、速い上がりが要求されると厳しいかも?という印象を受けたので夏以降に1度使われての良化具合でどこまでやれるか。



今回はしっかり絞りこんで勝負したい。