sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

2019 オークスを考える

第80回オークス
例年オークスの時にいつも頭にあるのは「何だかんだで桜花賞組」ということ。
トライアル組や別路線組を軽視して痛い目にあったこともあるが、この時期まではまだ、早い段階から第一線で走ってきた馬の方に分があると見て今年も桜花賞組を中心に考える。2~3着馬に関してはまだしも、勝ち馬は特にそう。
カワカミプリンセスエリンコートミッキークイーンなどのケースは長いスパンで見れば事故みたいなもんだと割り切っていきたいww


クロノジェネシス
桜花賞はかなりチグハグなレースになってしまったが、それでも直線前が開いてからは伸びを見せて
ダノンファンタジーを交わしシゲルピンクダイヤとクビ差の3着まで追い上げ力を見せた。
全キャリアの中でもアイビーステークスとクイーンカップの内容は特に余裕のある勝ち方で、右回りより左回りの方が得意。高速決着にもあっさり対応している。

あえてクイーンカップ桜花賞オークスというローテを選択したのも、オークスを見据えてのこと。
「アイビーステークスの内容が強かったので、同じ東京でのオークスにいい状態で出したい。
日程的に少し詰まった間隔になる関西圏でのトライアルよりも、クイーンカップでもう一度東京への輸送を経験させておき、そこから間隔を空けて桜花賞を使いオークスへ。」とは前走と前々走での調教師のコメント。青写真通り順調に来た。巻き返せる。


シェーングランツ。
去年の秋からオークス向きと思い、楽しみにしていた馬。結局今週の東京は殆ど降雨もなく先週同様高速馬場になりそうな点と、関西への輸送続きで減っていた馬体を戻すのに苦労している点は残念。

それでもアルテミスステークスを勝った東京へのコース変わりと距離延長は間違いなくプラス。1600のレースでは後方を追走するのに精一杯といった感じの時もあったが、2400の流れならそこまで極端な位置取りにはならないだろう。
「早くからオークスを意識したレースをしていた」と陣営のコメントにもあるように、本質的に短い距離のレースで急かすような乗り方は敢えてして来なかったとも思える。
状態面で少し不安を残すものの、条件は大きく好転し巻き返せる。


エールヴォア。
内の偶数番に入った前走桜花賞は逃げの作戦に出ようとしていたが、スタートでやや後手を踏みプラン通りに運べず。その割に最後は上がり2位の脚で7着まで追い上げたことはある程度評価していい。

2000メートルで牡馬相手に勝ち鞍があり、距離は伸びた方がよさそう。フラワーカップコントラチェックの2着。完全に離されてしまった形だが、あくまで中山1800での結果なのでまだ勝負付けが済んだと判断するのは早い。本質的には広いコース向きなので東京2400なら違った結果になる可能性も充分。内のジョディーがハナを取りきりコントラチェックがそれを見ながら先行の形なら、この馬も好位で運びやすい並び。もともと少しゲートが不安定なところがあるので今回はスタートを決めたい。
やりたいレースができれば浮上できる力はある。


ダノンファンタジー
チューリップ賞桜花賞は緩めの流れで、行きたがる面を見せるのを何とかなだめて抑えられていた感じ。距離延長はもちろんマイナスだが、この時期の3歳牝馬同士の対戦ならマイルを走れる能力さえあればそこまでシビアに距離適性を考えなくてもいいことは歴史が証明済み。

当日の馬場状態はまだわからないものの、先週までと同じ高速傾向なら、能力だけでこなせる可能性は更に上がる。外めの奇数番だった前走と違い真ん中の偶数番を引いたので、今回の方が前に馬を置いて我慢を利かせる競馬を組み立てやすそう。まだ完全には見限れない。


ビーチサンバ。
福永Jいわく「操縦性の高い馬」で大崩れしない点は魅力。しかし、桜花賞上位組との対戦成績では負け越していて力関係的には分が悪い。
距離が伸びることが特にいいとも思えない。相手まで。


シゲルピンクダイヤ。
前走はスタートで躓くロスがあって上がり最速の脚で2着。能力は高い。
ただ、問題は何と言っても阪神と京都しか走ったことがない点。東京は初めて、関東への輸送も初めて。手を出しづらい。いつも想像以上に走ってくるので、今回もそこに期待するかどうかというところ。


注目のコントラチェック。
東京コースの経験がないどころか小回りコースしか走ったことがなく、大幅に相手強化し初コース初距離でとなると手を出しづらい。
…と古い考えのオッサンは思うワケだが、NF生産で天栄仕上げでレーンというだけでガッツリ買い要素なのが現代(特に今年の)競馬。

予想のアプローチも変わってきてて、天栄仕上げの馬はこっそりドー◯ングしててそれが特別に黙認されてるとか、あとジョディーがたまたま抽選突破してたまたま最内枠に入ってたまたまその近くの内枠にコントラチェックが入ったおかげでジョディーがうまい具合にラビットの役割を果たしてくれそうなシチュエーションになったのも闇の支配者的な人が仕組んだことだとか、陰謀論めいたオカルト予想を
してる人もいる。

もし仮にそれが本当だったところで、我々一般人には真偽の確認のしようがない噂を垂れ流されても困るわ(笑)
自分は軽視する。


ラヴズオンリーユー。
前走の勝ちぶりは鮮やかだったし、忘れな草賞勝ち馬にはミッキークイーンエリンコートの例もあり 期待されるのも頷ける。
ただ、ミッキークイーンクイーンカップで東京を経験していたしエリンコートも東京は初めてだったものの北海道デビューで長距離輸送は経験していた。
この馬は輸送自体が初めて。勿論東京も初。
陣営もその辺りには言及しており、できれば本番のここまでに東京コースや輸送を経験させておきたかったというのが本音だろう。
初物づくしのここで脆さを覗かせてしまう可能性もあり。
この馬がカワカミプリンセスミッキークイーン級、あるいはそれ以上の器かどうかはもうレースが始まってみないとわからない。各々の判断になる。

自分は、どうにも陣営のトーンが上がってこないのが気になっていて今回は軽視したい。


毎年軽視させてもらっているフローラステークス組だが、近年は割と馬券に絡んでいる。

勝ち馬ウィクトーリアは内有利の馬場状態の中、外から差し切ったことは評価できる。
2着馬シャドウディーヴァも内に拘泥し、その分進路は開かなかったが最後はよく伸びている。

見所はそれなりにあったので相手強化のここでも連下なら、という感じ。


土曜日夕方までの時点で、オッズが独特の動き方をしている気がする。人それぞれの予想のスタンスの違いが現れているように感じられてなかなか面白い。
昨秋から楽しみにしていたレースなので、どんな結果になろうとしっかり見届けたい。