sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

NHKマイルカップを考察

第24回NHKマイルカップ
土曜日に雹が降り10レース以降中止になるという珍しい事態に。内が伸びて時計も早いいつもの東京の良馬場でのレースになると思っていたが、これでどんな影響が出るか。明日のレースを見て馬場状態を判断しなければ…。


断然人気のグランアレグリア桜花賞の時も若干内にモタれているように見えた。右回りもこなすが左回りの方がベストなタイプか。デビュー2戦の内容を見ると東京で更にパフォーマンスを上げてくる可能性もあり、アドマイヤマーズにリベンジできるのではないか。

そのアドマイヤマーズ。
デムーロJに流れがないのと、皐月賞終了後にいったん予定は未定とした点から状態がどうなのかというのが気掛かりではあるが臨戦過程は問題ないし言うまでもなくマイルはベスト。外枠でも大崩れは考えにくい。

ダノンチェイサー。
きさらぎ賞はそれなりのレベルのメンバーが揃っていたレースで、この馬も評価していい。
この臨戦過程もダノンキングリーと使い分ける意図があってのものだろうから予定通り。
機動力を生かせそうな点で内枠もプラスと見る。

ヴィッテルスバッハ。
スローの前残りの展開の中、出遅れて大外から伸びたNZTの内容が評価されている。大勢決してから伸びてきたように、中山から東京に替わるのは間違いなくプラス。ただ、ゲートが不安定で出遅れのリスクは常にあるし外枠を引いたので多少展開の助けも欲しいところ。ルーラーシップ産駒なので、今日の悪天候の影響が残るような馬場ならこの馬にはプラスかも知れない。


ファンタジスト。
皐月賞は大敗したがもともと堅実な馬だし輸送も慣れたものだろうから見限れない。
ただ、内枠が欲しかった。グランやアドマイヤを逆転するところまでは厳しい。

穴として面白そうな1枠の2頭。
まず朝日杯2着のクリノガウディー。
1800の東スポ杯とスプリングステークスでもラスト200メートルぐらいまでは先頭だった点を踏まえても、適距離はやっぱりマイル。マイルならハナに拘ることもないだろうし、朝日杯の時と同じ最内枠を引いて、好位でうまく立ち回れれば今の東京の馬場状態も味方につけられる。

桜花賞組のプールヴィル。
前走桜花賞は大外枠から決めうちだったような逃げの手。グランアレグリアに早めに来られて厳しい展開になったが、それで6着に粘ったのは評価できる。
阪神JFでも外からの差し追い込みが上位を独占するレースで内を通った馬の中では最先着。
もともとハナに拘るタイプでもなく、立ち回りのうまい馬。今回は長所をフルに生かせそうな条件が整った。小柄な馬なので、あとは輸送さえクリアできれば…。

ケイデンスコール。
新馬戦ではアドマイヤマーズにハナ差まで迫っての2着。3着以下は大きく離しており惜しい内容。その後に新潟2歳ステークスを勝利。休養を挟んでの復帰後は朝日杯で大敗、毎日杯で4着とここまでの戦績だけで判断するならあからさまに左回りの方が強い。一応前走は4着で復調気配は見せているので今回は更に前進があっていい。
ただ、大外枠を引いてしまったので新潟2歳ステークスの時のように外から差すレースだと今回は厳しい。その辺りは課題が残る。

あとは、レースぶりが安定しないが2歳時にヴェロックスに勝ったことのあるカテドラル。
血統、レーン、内目偶数番というだけで人気してる感はあるが、未知の魅力があるグルーヴィットなども相手候補か…。


基本的には堅い決着になりそうだが、穴馬を探していくと結構候補がたくさんいて難しい。
今日の中止の影響がどの程度あるかはまだ何とも言えない状況だが、例年に倣えば悪天候の次の日が朝から好天なら府中の芝は内から乾燥が進むと思われる。

上位人気3頭は強いのは認めつつ、その牙城を崩せるとしたら1枠の2頭か底を見せていないヴィッテルスバッハあたりになるんじゃないかと考えている。