sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

2019 皐月賞を考察

第79回皐月賞
稍重だった昨年を除き、近年は高速決着が多い。
先週の中山芝も好時計が出ていたのでこのまま
天気が崩れなければ今年も良馬場で時計も速めの
レースになると思われる。ペースもスローは考えにくく、平均ペースで流れる見込み。


注目のサートゥルナーリア
過去3戦とも楽勝で、そもそも本気で走ったことがまだないと感じるのでやはり能力的には抜けた
存在。この春の最大目標はダービーだが、
目一杯仕上げなくてもここは勝てるという算段なのだろう。
ただスローペースしか経験してない、速い上がりや速いタイムを出したことがない、これまで戦ってきた相手のレベルは高くない、あと外厩としての機能はNF天栄の方がNFしがらきより上ではないか(個人の印象です)、など不安要素をあげればキリがないが…。


グランアレグリアに勝ったアドマイヤマーズ。
皐月賞と好相性の共同通信杯組。
一昨年のような馬場状態になればスピードの勝った
マイラータイプのこの馬には有利に働くのではないか。仮に道悪になってもこなせるタイプと見る。
距離は2000がギリギリかもしれないが
内枠も引けたし、強気の競馬で粘り込めそう。


グランアレグリアに勝ったアドマイヤマーズに勝ったダノンキングリー。同じく共同通信杯組。
こちらも高速決着歓迎のクチ。
中山はひいらぎ賞で経験済み。その勝ちぶりはかなりの強さだった。その時とは違って内の偶数番を引けたのも好材料
切れすぎる感じから距離はマイル前後がいいかも
しれないが、先述のように高速馬場ならそういうタイプの方が有利。
パワーとスタミナを要求されるようなレース展開や
馬場状態にならなければ大丈夫だろう。


一戦ごとにレース内容が良化しているヴェロックス。
安定した先行力は魅力。川田Jと手も合っていると
思う。関東への輸送も経験している。
ただ高速決着よりは少し時計がかかった方がいいタイプに見える。ひと雨あった方がこの馬に取ってはいいか。
2歳時の東スポ杯の4着は切れ負けしたようにも
見えなくはないが、直線で不利を受けてからよく盛り返しているのでそれを踏まえればそこまで割り引く必要もないのかもしれない。この辺りは判断が難しいところ。
勿論、成長中の馬なので早い上がりにも高速決着にもあっさり対応されても驚けない。

サトノルークスも同じく一戦ごとにレース内容が良化している。こちらは初の遠征と一気の相手強化が
課題。ここで壁に跳ね返されるかもしれないが、まだ奥がありそうだし池添Jがトライアル勝ちのメイショウテンゲンではなくこちらを選んだというのも気になる。

ファンタジストはデビュー時は440キロ台。そこから30キロ以上馬体増で、もうただの早熟馬とは思えない成長力を見せている。1200、1400、1600、1800と少しずつ距離を伸ばしながら対応してきているので2000だってこなしてしまうかも。
ただ、勝ち負けに持ち込むにはよほど恵まれないと厳しいか…。


戸田調教師は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の田辺裕信を除かなければならぬと決意した。

あ、ラストドラフトの話です(笑)
前走弥生賞のレース運びに納得いかなかった陣営が怒りを露にし、今回乗り替わりに至った模様。
しかしこれ鞍上強化と言えるのか? かなり微妙なんだが…ww
蛯名さんとか空いてるのにな。蛯名じゃダメか?
フェノーメノの件をまだ根に持ってるのか?とか思ってしまう。

さて、ラストドラフトの前走は意図とは違って逃げる形になってしまいハイペースで差しが決まる展開を作ってしまった。道悪もよくなかったとのこと。
デビュー戦は東京で好位から運んで勝っているし、中山2000の京成杯も行きたい馬を行かせて2番手から抜け出しホープフルステークスより速い時計で
勝っている。
今回は作戦通りに好位でうまく立ち回れれば巻き返せるのではないか。


人気のないところではタガノディアマンテ。
今回は基本的には平均ペースと見ている。
しかし穴馬を狙う際、アプローチの方法の1つとして展開を決め打ちするというのがある。

緩みのない流れになって人気薄の差し追い込み馬が台頭してくるという流れを仮定してみたいと思う。モデルとしては2009年や2010年あたり。

おそらくランスオブプラーナがハナを取りきることになる。かつては1400でも先行していたような馬だし、鞍上松山Jも先週の桜花賞でやりたいレースができなかったので今回は…という心理が働いているだろう。
エメラルファイトが回避したことで滑り込み出走が叶った格下条件馬ダディーズマインドも一か八かで積極策。
アドマイヤマーズは前走スローの瞬発力勝負に持ち込まれて2着に敗れたので、今回はそういうレースにはさせまいというジョッキーの心理があるはずなので自分から動いて早めに前を捕らえに行くような形を取る。
他にもヴェロックスやサトノルークスやクリノガウディーなど先行したい馬は多く、好位に殺到。
道中の出入りが激しく数字以上に厳しいペースになる!

…こじつけでしかないが、差し馬に展開が向く可能性も考えられるメンバー構成。
タガノディアマンテの前走スプリングステークスは伸びてきたところがゴールという感じだったし、距離延長はプラスに働く。
先行策をとったエリカ賞の内容が今ひとつだったので、溜めていく形が合っているのだろう。
終いは堅実なので、中団あたりで運んで展開が向けば面白い。

そういう展開なら、軽視されている弥生賞上位組にもチャンスはあるかもしれない。
時計がかかればメイショウテンゲン、激走の反動がなく上積みあればシュバルツリーゼ、相手なりのタイプのブレイキングドーンはもう少し絞れれば、といった感じか。


サートゥルナーリアと共同通信杯組が優位なのは
承知の上で、何とか妙味を見いだしたいものである…。