sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

2019 日本ダービーを考察

第86回ダービー。
結局今週も降雨はあまりなかったようで、Cコースに替わり内伸び傾向の高速馬場になっている。

サートゥルナーリアの粗を探したいが見つからない。皐月賞のレースぶりを見ても左回りに変わる方がよさそう。入った枠も申し分なし。ダービーは乗り替わりで勝てないなんて言われてるのもあまり問題はないのではないか。兄達より気性が大人びているのも心強い。


ダノンキングリー。
東京では新馬戦でカレンブーケドールに勝ち共同通信杯ではアドマイヤマーズに勝ち、実績もレースぶりも文句なし。距離の不安はどうしても付いて回るものの、3歳同士で走る現状なら能力でこなせるだろう。
気にかかるのは、ひいらぎ賞と皐月賞の内容がよかったという点。特に皐月賞はこれ以上ないくらい完璧に上手く立ち回っての3着。「小回りがダメで広いコースでこそ」というような、コースの得手不得手が極端なタイプではなさそうで今回東京コースに変わったからといって前走より大幅に前進できるかは疑問。


皐月賞でサートゥルナーリアに不利を受けながらも食い下がって強さを見せたヴェロックス。
東京コースは2歳時の東スポ杯で経験済みで4着。
ただし当時とは明らかに馬も変わっており、東京コースを割り引く必要はない。
しかし、正直内めか真ん中あたりの枠が欲しかったと思う。脚質的に前走よりレースはしづらい。もしサートゥルナーリアと枠を交換できたらそれでちょうどいいハンデくらいの認識。
若葉ステークスからの始動でこれ以上大幅に上積みを見込むのはさすがに酷。父ジャスタウェイや祖父ハーツクライの血がここで覚醒すれば短期間のうちに急激に強くなることも有り得るが…。
強気には推せない。


皐月賞5着のクラージュゲリエ。
気性面が成長したということで、更なる上積みを見込める可能性はある。高速時計が課題で、そこを克服できるかにかかっている。信頼を寄せるまでには至らない。

アドマイヤジャスタ。
鞍上は魅力。しかしこれまで戦ってきた相手との結果を見るとどうしても力関係は不利に見える。
押さえまで。


サトノルークス。
阪神外回りでそれなりに強いレースをしており広いコースはプラスに働きそう。前走皐月賞は初の関東への輸送だったことも影響したか、絶好枠にも関わらず位置取りを悪くして自分の競馬ができなかった。
2度目の輸送である程度の慣れ、内の偶数枠、広いコースに変わる、という要素で上積みを見込みたい良血馬。すみれステークスでアドマイヤジャスタを
問題にしなかった能力を見限れない。
余談だが、ダービーで人気薄を馬券内に持ってきて目黒記念で断然人気のブラストワンピースでポカをやらかすというのが鞍上のイメージにしっくりくる気がするのも面白いww

シュバルツリーゼ。
皐月賞は馬群を気にして怯み、間を割れなかったとのこと。今回の馬場状態を考えれば大外枠は不利なのは疑いようがない。ただ、これまでのレースでも能力の片鱗は見せているので、広いところをノビノビ走れれば変われる可能性はある。それに賭けてみる楽しみはある馬。


別路線組からランフォザローゼス。青葉賞でも直線でふらつくよう仕草を見せて若さをのぞかせた。
上積みは見込める。京成杯で2着の時に騎乗していたマーフィーJが「もっと距離が伸びた方が本領発揮できる」とコメントしていたことからも侮れない。青葉賞で緩みない流れを経験できたのもプラスか。

かつて4年連続連対を果たした1枠1番。
そのラッキーナンバーを引いたロジャーバローズ。
脚質も血統も2012年のトーセンホマレボシとイメージが被る。
スプリングステークスでは輸送が影響したのかレースに向かえるほどの精神状態ではなかった、とのコメントなので当日のイレ込み具合がカギにはなる。
若手起用のリオンリオンが決め打ちで逃げに出て自身は番手の内めに納められれば面白い。


いろいろ考えたが、穴馬の食い込む余地を見つけるのが難しい…。サトノルークスかシュバルツリーゼあたりの激走に一縷の望みを託して馬券を楽しみたいと思う。