第44回エリザベス女王杯。
取捨が悩ましい馬が結構いるのでどう馬券を組み立てていくか…。
サンプルが少ないので何とも言えないところはあるが、今年の3歳馬のレベルを疑ってみようと思っている。
しばらく勝利から遠ざかっている馬が外国人に乗り替わった途端に…というパターンが思い浮かぶラッキーライラック。
クロコスミアが主張するなら、この好枠からレースはしやすそう。
早くから秋はここを目標に定めていたようで、余裕残しだった前走から思惑通り
上積みもある。
オークスの内容から距離は微妙に長い気もするがレース運びのうまいタイプなので
大崩れは考えにくい。
ウラヌスチャーム。
前走の京都大賞典は完全に内の先行有利の決着だったし、自身も少し窮屈な
レースになってしまった。力を出せていないと思う。
その前走後もずっと栗東に滞在して調整されており順当に上積みは見込めるはず。
現状では1枚格下の存在かもしれないが、今年1月に騎乗したマーフィーJは高く評価していたのでそこに期待する。
東京の2400で先行するレースをしたこともあり、ある程度脚質は融通がききそう。
内めの偶数番からどんなレースをするか楽しみである。
サラキア。
もともと陣営の期待が大きかった馬だがゲートが安定せず伸び悩んでいた。
6月のエプソムカップあたりからはそれが改善され、成長の跡が窺える。
近走は逃げの手に出ることもあるが本来ハナに拘るタイプではないので
好位で運ぶ感じになるのではないか。
一線級相手ではないものの、牡馬に混じって好走できているのでここでも通用していい。
ただ、距離は若干長そうではある。
スカーレットカラー。
前走と前々走の内容がかなりいい。本格化した印象でここでも侮れない。
京都外回りコースも、パールステークスで強い勝ちぶりを見せており全く問題ない。
3走前のマーメイドステークスを見ると、2000を超えると少し距離が長い印象なので
そこを克服できるかがカギ。
センテリュオ。
前々走マーメイドステークスは最後ハンデ差に泣かされた感。前走新潟記念は、結果的にはもう少し溜めていった方がよかったという印象でまだ見限るのは早いと思う。
坂のあるコースより平坦コースの方がよさそうで、実際京都コースは下鴨ステークスで
力の違いを見せつけるような勝ちぶり。
4走前の尼崎ステークスが2着だが、負けた相手はメールドグラース。3着のカフジプリンスはその後長距離路線で活躍している。
強い相手と戦った経験が生きるか。
ラヴズオンリーユー。
オークスは内有利の高速馬場を差し切ったのだから強さは認めざるをえない。
が、いくら休み明けは問題ないとは言っても中間の調整に狂いが生じてのこのぶっつけ
。近年は外厩仕上げで休み明けでこそ強さを発揮、というトレンドがあるが結果を出してきた馬達のケースは皆予定通り順調にきてのものなので誤算があった今回は厳しいのではないか。
クロノジェネシス。
順調さの違いでラヴズオンリーユーを逆転できる可能性はある。
春までは右回りより左回りの方がよさそうな印象があったが、秋華賞の内容を見ると
それももう関係なさそう。3歳馬ではこちらの方を上位に見たい。ただ、鞍上が外国人達を押さえて台頭するイメージが湧きづらいのが微妙なところ…。
あとはクロコスミアの再リピートがあるかどうか。
個人的には、なぜこの馬がラッキーライラックに先着できたのか理解できないと思うほどに評価していない(笑)
さすがに今年は過去2年ほどノーマークというわけにはいかないだろうし厳しいと見るが…。
今回は強調したい馬がおらず、予想していてもあまりピンと来ない。
決して、よくわからないから外人とカワダだけ買っとこう、ということでは
ありませんよ?ww