sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

2019 スプリンターズステークス

第53回スプリンターズステークス

土曜日のレースを見た限りでは最終週でも芝の時計は超高速馬場とまではいかなくても速めの決着が多かった印象。

内を通った馬が上位を占めるケースもあったし、やはり先週までと同じく外からの差し追い込みには厳しい馬場状態か。

 

 

モズスーパーフレア

今更言うまでもないが、前走北九州記念の内容が評価されている。

スタート自体は1番速いくらいに見えたが、自身より内のイエローマリンバとラブカンプ―が主張してきたことで序盤から競り合う形。結局3番手に控えたが、休み明けで余裕残しの造りということもあって無理はしなかったのだと思う。

Aコース最終週だった当時の小倉の、内めが荒れてきていた馬場状態を考えれば

前半3ハロン32.7はかなり速いペース。逃げには厳しい展開になってしまった中での

4着は立派。馬場のいい所を通っていたとは言え、ずっと外めを回る形となり4角から直線入り口でディアンドルに内をすくわれてからもバタっと止まってはいないのも評価できる。

前走の内容を踏まえ今回は陣営も逃げ宣言。

同型に関してだが、ラブカンプー陣営は「今回はハナに拘らずゲートを出たなりに好位で」とコメントしているし、マルターズアポジーは1600や2000やダートを転戦し試行錯誤しているのでいきなりこの1200のG1でハナを叩けるほどのスピードはないと思う。

高松宮記念で内から主張してきたセイウンコウセイも何が何でもハナに行きたいというタイプではない。

ということで、前走ほどハナ争いは厳しくならないだろう。当時の小倉より今の中山の馬場の方が向くのも明らか。そもそも中山芝の戦績は3.1.0.0。

本来のハイペースでの逃げで前進あるのみ。

 

 

ダノンスマッシュ。

1枠2番は上手く捌けるかどうかという点で微妙な枠だが、今の中山の馬場を考えれば

やはり真ん中~内めが有利。

春の高松宮記念では他の馬に不利を与えてしまいながらの4着と、後味の悪い敗戦を喫したこの馬。

内を通った馬が上位を独占するレースの中で外枠からずっと外めを通る形になってしまったもの。枠がもう少し内ならまた違っただろうと思うが、自身の上がりは33秒台に届いておらず高速決着と坂には若干不安は残る。

それ以外の点では、1200で崩れたことがないのは魅力だし左回りより右回りの方がより安定感があるのもいい。夏場に使いこんでいない分上積みも見込める。

川田Jも自身満々といった感じのコメント。死角は少ない。

 

 

ディアンドル。

モズスーパーフレアと同じ北九州記念組。

その前走はやや出遅れ気味のスタートからすぐ盛り返して5番手追走。

逃げ馬が早めにバテたこともあってポッカリ空いた内を距離ロスなく回れはしたものの、その分ずっと馬場の荒れた所を通ってしまう形になった。

スタートのロスで足を消費した上に超ハイペースの先団を追走、そして馬場の悪い所を

走っての2着。

勝ち馬のダイメイプリンセスには展開、馬場状態、枠順、自身の脚質とあらゆる要素が

味方した。この馬もモズスーパーフレア同様強い競馬をしている。

現3歳世代の中で、スプリントならこの馬がトップだと思う。

まだ持ち時計の面など課題もあるが、2歳時に騎乗したマーフィーさんも絶賛していたほどの馬。期待も大きい。

 

 

タワーオブロンドン。

さんざん言われているように、もともとここが目標でなかったのは明らか。

夏から数えて既に4戦目。レコード勝ちした前走で仕上げ切っていた感があり

いくら何でも上積みはないだろう。

勿論、疲労などの心配がないと判断したから使うのだろうが…。

今の中山が時計の速い馬場なのは高速決着の得意なこの馬には大きなプラス要素。

枠も真ん中の偶数番で最高の所に入った。

これらの点も買われての1番人気だろうが、軸にはできない。

 

 

ミスターメロディー。

陣営も認めているが、左回りに比べると右回りは明らかにパフォーマンスが落ちる。枠ももう少し内が欲しかった。

得意の左回りの高松宮記念にしても3角手前でダノンスマッシュが内に急に切れ込んだことで複数の馬が不利を受けたレース。終わってみればその事故に巻き込まれずに内をロスなく立ち回れた馬が上位を独占した。2枠3番だったこの馬に色々と向いた印象。

藤原厩舎の叩き2走目ということで期待する向きもあり、上積みでどこまでカバーできるかというところ。

 

その高松宮記念で不利を受けたアレスバローズ。

あの時も穴で推したのだが、やはり3角での不利で位置を下げてしまったのは痛かった模様。

高速決着には強いタイプで、昨年のCBC賞北九州記念を好時計で勝っている。

今年は同じローテで結果が出ていないがCBC賞は降雨。北九州記念はスタートで躓いて最後方から。最後は上がり最速タイの脚は使っているのでまだ衰えたわけではないと思う。今回最内枠に入ったので、昨年の北九州記念のようなレースができれば面白い存在なのではないか。

菱田クン、もし内を突こうとして詰まったとしても絶対文句は言わないので大外ぶん回しだけはやめて下さい(笑)

 

今回はどう絞るかがポイントだ…。