sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

チャンピオンズカップ 2023

中京競馬場は週中にほとんど雨がなく、かなり乾燥してパサついたダートになっている。

基本的に差し追い込みは不利なコースだが、土曜日のダートのレースを見る限りは全く勝負にならないというほどでもない印象。

 

今回のメンバーと枠の並びを見ると、スピードの違う⑮レモンポップ、揉まれず先行したい⑭アイコンテーラー、とにかく自分の競馬に徹すると陣営が語る⑬ケイアイシェルビーと先行したい馬が外枠に偏った。

更に⑪ノットゥルノも積極策を示唆。

この並びなら思ったよりぺースは速くなるだろう。

今年は差しにもチャンスがありそうな流れと見る。

 

 

⑨クラウンプライド。

多くの予想家がそうだろうが、結局減点材料の少ないこの馬が軸向きという結論になる。

国内のレースだと毎回安定しているしレース運びもソツがない。

 

昨年の当レースが2番手で先行する形で2着。

今年は昨年のようなスローペースにはならないだろうが、前々走帝王賞でのしぶとさを

見るとどんな流れにも対応できそう。

 

前走コリアカップは手薄なメンバーで楽勝だったが、他の馬はともかく2着グロリアムンディにも決定的な差をつけているので高く評価していい。

 

外から勢いをつけて主張してくる馬がいればそれらを見る好位で、思ったより何も行かなければ昨年のように自身が積極策を、という具合にどんな状況にもうまく対応できそう。

 

 

②メイショウハリオ。

前走JBCクラシックで4着。前々走の帝王賞は勝利。

同じ大井2000mでの結果だが、前走時は大井競馬場が砂を入れ替えたばかりという状況だった。

かなり極端な馬場状態で、逃げ先行以外は壊滅というレースばかりが続いていた。

なのでJBCクラシックの結果は鵜呑みにしない方がいいと思っている。

 

以前は左回りの戦績が今一つで実際このチャンピオンズカップも2021年に出走して敗れているが、最近は克服してきている。

今年のフェブラリーステークスかしわ記念もメンバーのレベルがあまり高くないので評価が微妙なところだが、フェブラリーステークスは致命的な出遅れからよく3着まで追い込んだしかしわ記念も約2年ぶりの左回りでの勝利。

 

もともと時計を要するパサついたダートで終いにかける競馬は得意だし、

今年の流れならこの馬の決め手が活きる。

 

 

⑦ウィルソンテソーロ。

前走JBCクラシックはメイショウハリオ同様、特殊なダートが合わなかったのが大きな敗因と見ている。陣営も「新しい砂への研究が足りなかった」と認めていた。

 

5走前に今回と同じ中京1800mの名古屋城ステークスで5着に敗れているが、スタートで内からぶつけられたり最後の直線で少し弾かれる場面があったりと細かい不利が重なって最後に伸びあぐねた。

 

あれが実力でないことはその後に交流で3連勝してしっかり示している。

かきつばた記念では小回り1500mという条件でドライスタウトを競り落としているし左回り2000mのマーキュリーカップは圧勝。

力はここでも足りるはず。

 

今回は川田さんやルメールさんが近くにいるという枠の並び。

それら有力ジョッキーのポジショニングを見る形でじっくり脚をタメて、流れもある程度速くなればこの馬が台頭できる余地は充分ある。

 

 

⑫セラフィックコール。

派手なパフォーマンスで5戦5勝。確かに、危うさを内包しながらも「怪物かも?」と期待してしまう。

 

今回もやってみないとわからない要素が多すぎる馬。

毎回出遅れている上に今回の中京ダート1800mは坂の途中からのスタートで特殊な形態。

おそらくまた出遅れ濃厚だろう。

 

ただ、前に行きたいタイプが揃ったしその半数くらいは外枠。

流れが速くなってくれればこのメンバー相手でも序盤の不利を跳ね返せる可能性はある。

危うすぎて軸にはしづらいが注意は必要な馬。

 

 

④テーオーケインズ

1年以上未勝利だが、その間も何だかんだ1度も掲示板を外していない安定感のある馬。

それだけに昨年の当レースの敗因が釈然としない。

若干外を回らされたとはいえ許容範囲に見えたし、特に不利があったわけでもなく最後の直線で伸びあぐねて4着。

「状態が今ひとつだった」とのことらしいが、ならば先に言ってほしかった(苦笑)

 

ちょっとつかみどころがない感じもするが、一昨年の当レースの圧勝ぶりを振り返ればまだまだ侮れない存在。

昨年、外を回らされたのを敗因の1つとするなら内の偶数番を引けた今年は前進を期待できるかもしれない。

 

⑮レモンポップ。

ただでさえ距離不安のある馬が大外枠ということで、もともと切る予定だったがこれで完全に踏ん切りがついた。

 

陣営が語るように、1600mでも少し長いかも?という印象の馬。

前々走のフェブラリーステークスははっきり言ってメンバーに恵まれたし、あまり言いたくはないがギルテッドミラーが無事なら逆転されていたと思う。

 

前走の南部杯は圧勝だったがこちらもメンバー的には低調。

しかも盛岡のダート1600mは高速傾向で場合によっては芝並みのタイムが出ることもある。レモンポップにはお誂え向きの舞台設定だった。

 

1400mではほぼ敵なしだが1600mだと馬場と相手関係によっては何かに遅れを取る可能性もある、というのが現状のこの馬だと思う。

 

もちろん、能力で中京1800mもこなしてしまう可能性もあるがここは割り切っていきたいところ。

 

 

 

馬券は⑨と②と⑦を中心に組み立てていきたいと考えている。

勝負気配「B」としときます。