京都競馬は引き続きBコース使用。
10日金曜日にまとまった降雨があった影響で11日土曜日の芝コースは重発表からスタートし、メインレースや最終レースの頃には稍重まで回復。
回復とともに時計、上がりともに少しずつ速くなってきた。
それでも馬場の内はそれなりに荒れてきている印象なので外差しでも充分勝負になる。
極端に高速化することはなく、エリザベス女王杯当日は水準程度の時計が出る良馬場で迎えられそう。
⑬サリエラ。
前走新潟記念がいかにも物足りない負け方だったが、状態も今ひとつだったとのことで目を瞑りたい。
本来はいい決め手を持っている馬だし状態さえまともなら前走のようなことはないはず。
右回りも京都コースも初となるが、何と言ってもそこはディ―プインパクト産駒。
ディープ産駒にとって庭とも言える良馬場の京都外回りコースに舞台が移り期待の方が大きい。
脚質と馬場状態を考えれば枠もいいところ。むしろ前走のように最内の方がイヤだった。
馬券はこの馬から入りたい。
⑦ジェラルディーナ。
だんだんゲートが遅くなってきている影響で最近は後方からの競馬が多い。
昨年は勝利したオールカマーで今年は6着。機動力が求められるレースでは厳しかった。
それだけに、金曜日に雨が降ったのはこの馬にとってはプラス。
適度に差しが利きそこまで高速化することもなさそうで、そうなればこのメンバーでは力上位。
できればもう少し上がりがかかるような馬場や展開になればベストだろうが充分に対応可能と見る。大崩れは考えづらい。
⑭マリアエレーナ。
前走のオールカマーで2着とタイム差なしの4着。
メンバーを見てもハイレベルな一戦で、力は示したと言える。
小倉と新潟で好内容で重賞を2勝しているので、直線に坂のあるコースより平坦の方がよさそう。
今年はちょっと足りない競馬が続いているが、ここは走れる条件が揃ったと見る。
問題は鞍上だけ。
①ブレイディヴェーグ。
前走ローズステークスの勝ち馬マスクトディーヴァが秋華賞でリバティアイランド相手に健闘したと言える内容での2着だったので、今年のローズステークスはレベルが高いと見ることもできる。
正直、判断材料がほとんどなくて取捨選択に困る馬だがルメールさんがサリエラではなくこちらに乗る以上買わざるを得ないか。
③ハーパー。
実績からは3歳勢で1番手と言える馬。
ぶっつけで臨んだ前走秋華賞でオークスからプラス14キロという状態で3着。
減っていたぶんが回復したのもあるだろうが、普通に考えれば今回で上積みを見込んでいいだろう。
リバティアイランドがジャパンカップに行く可能性が高かったことを踏まえれば陣営の思惑としてはこのエリザベス女王杯が本命だったのかも、とも思える。
前走はリバティアイランドに早めに捕まえられる厳しい形になってもジワジワと最後まで伸びていた。
積極策できそうなディヴィーナやアートハウスあたりと前後する位置で運んでしぶとさを活かす形なら。
⑮ビッグリボン。
前走京都大賞典が8着。
最後の直線で狭くなって詰まる場面はあった。
既に他の馬より伸びが鈍くなってからのもので、そこまで致命的な不利でもなかったように見えたがスムーズなら5着争いくらいには加われたかも。
前走よりメンバーは軽くなるし、キセキの全妹でまだ奥がありそう。
まだ1度も33秒台の上がりを記録したことがないので、少しでも上がりがかかってくれれば。
各世代の有力どころがJCやBCや香港等に分散していることもあって今年はちょっと寂しいメンバーになった印象。
伏兵の台頭に期待しすぎても結局外国人で決まり、という結果になりそうで何とも…(苦笑)
勝負気配「c」とします。