第１９回アイビスサマーダッシュ。
今年は久々にフルゲート。頭数が多くなれば外有利の傾向はより強くなるはずだが、７、８枠が人気薄ばかりの並びになって判断が難しくなった印象。
外枠に入れば間違いなく買いと思っていた馬が１～４番までに並んでしまい複雑な心境である。
あと、開幕週なので基本的に馬場状態はいい前提だが台風の影響がどれだけ出るかも注意したいポイント。
カルストンライトオ級と評判のライオンボス。
斤量増と相手強化で半信半疑な面はあるものの、他の人気馬がほぼ自分より内に入ったので有利になった。先手を取るのにそれほど苦労しなさそうで、人気に逆らいにくくなったと思う。
最悪の枠に入ったのはダイメイプリンセス。
これまで新潟千直は３戦３勝だが、そのいずれも２桁馬番だった。開幕週で内外の馬場差がまだそれほどでもない状態なら地力で何とかできる可能性はあるが、割り引かざるを得ない。
カッパツハッチも恵まれたとは言い難い。
ライオンボスやレジーナフォルテとの兼ね合いを考えても難しい立場になった。
ミキノドラマー。欲を言えばもう少し外が欲しかった。ただ、西田雄一郎Jということでやっぱり人気になっている。時計の速い決着には不安がある馬なので、少しでも雨の影響が残ればプラスではないかと思う。前走終了後のコメントからも、ここを目標に仕上げてきている感があり侮れない存在。
レジーナフォルテ。千直の上位安定勢力。
一昨年の当レースで３着。それ以降は馬場状態や枠順に泣かされている印象で、着順ほど評価を下げなくてもいいと思う。道悪はよくないが、開幕週だしよほど台風の影響がなければそれほど問題ないだろう。ただ、これも欲を言えばもう少し外が欲しかった…。
またまた欲を言えばもう少し外が欲しかったのは同じだが、今回自分の中で期待値が高いのはラインスピリット。とにかく千直のレースでは枠に恵まれない馬。昨年の当レースも有利とは言えない内枠で５７キロを背負って５着なら内容は濃い。スプリンターズステークス３着馬で、実績で見劣ることもない。
今回待望の外枠！…とまではいかないが久々に千直での２桁馬番。昨年より前進も充分有り得る。
さて、アイビスサマーダッシュにおいては常に注意を払わなければいけないはずのオレンジ帽とピンク帽の中に魅力を感じる存在がいなくて困っている。
その中では、アルマエルナトは前走初めての千直でそれなりに見せ場を作れていた。２回目の千直で大外を引いて前進を期待できるかも。
あとは、血統的に千直で新味が出せるかもと思えるトウショウピストあたりか。
過去のアイビスサマーダッシュを見てもフルゲート割れで手頃な頭数の時は内枠でも来ているが、多頭数になるとやっぱり内は不利。少頭数の時はゲートの位置がやや中に寄せられる恩恵は大きいと思う。
自分は今年もその傾向は重視する。
異例の決着になった場合は地力の差が出たと割り切るしかないと思っている。
