sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

マイルチャンピオンシップ 2023

今週も中間にしっかり降雨があった。

京都競馬はCコース替わり初週になるが、土曜日の芝のレースを見ると内の傷みをカバーしきれてない。

やや時計を要し、外からの差しも決まる馬場になっていると判断する。

 

 

⑧ソーヴァリアント。

前走富士ステークスで初めて1600mを使われ3着。

これまで主戦場だった2000m前後のレースと比べると位置取りが後ろになったが最後までしぶとく伸びていた。

1,2着馬には切れで劣ってしまったが充分にマイル路線に目途が立つ内容と言える。

 

あまり速い上がりを記録したことがないので京都の外回り1600mに対応できるかどうかが課題になるが、今の馬場状態なら32秒台の決め手を要求されるようなレースにはならないだろう。荒れた馬場この馬にはプラスに働く。

 

陣営もコメントしている通り、良績のある右回りの方が向くタイプ。きょうだい達も

1600m前後で活躍している馬が多い。

距離2度目とコース替わりで前進あるのみ。

土曜日の夜現在、あまり人気はないようだが積極的に狙いたい。

 

 

⑨シュネルマイスター。

トップスピードに乗るまでに少し時間のかかるタイプで、前走毎日王冠でも内枠から少し窮屈な競馬になり直線でも進路の確保に手間取って脚を余して3着に敗れた。

 

5着だった昨年のマイルチャンピオンシップでも2枠4番での発走から最後の直線でエアロロノアにうまく外からブロックされたことも響いて窮屈なレースになってしまった。

今回も極端な内枠はイヤだと思っていたがこの枠なら心配ないだろう。

 

今年のマイラーズカップが強い競馬。4角の下り坂を利用して加速できる京都外回りコースはこの馬にピッタリな印象。

序盤はまた後方からになるかもしれないが、今の馬場なら直線に向くところでスムーズに外目に持ち出せさえすれば確実に伸びてこられるだろう。

 

 

ナミュール

1600mは(4.1.0.4)。

特に前走富士ステークスが強い勝ちぶり。デビュー当時から20キロ近く体重が増え、ついに本格化したか。

 

普段はわりと慎重な語り口の高野師も今回は珍しく強気で、陣営からも自信のほどがうかがえる。

 

ただ、昨年の秋華賞で4角で大きく外に膨らむ動きを見せており右回りにはやや課題を残す。

今の京都の馬場状態ならこの大外枠はマイナスにはならないのだが、この馬に関しては8枠16番で右回りのコーナリングの悪癖が出てしまうと…という不安はある。

それさえ克服できれば。

 

 

⑪セリフォス。

昨年のマイルCSは最後の直線で少し内でゴチャついたところがあったぶん大外一気がはまった面もあるが、上がり3Fのタイムはメンバーダントツで鮮やかな勝ちぶりだった。

 

今年の安田記念でも外からの差しが上位を占める中、内を突いた馬では最先着して2着。

 

中間に少し体調が整わずぶっつけになった点と、これまでレーンJとかなりピッタリ手が合っていた感じなので久しぶりに乗り替わってどうか、という点がやや不安ではあるが今のマイル路線で力上位なのは間違いない。

 

 

⑦エルトンバローズ。

内回りにはなるが京都1600mで勝ち鞍があり、前走毎日王冠でG1馬相手に勝利。

行きそうな馬が何頭かいてそれを見る形でレース運びのイメージもしやすそう。

 

ただ、毎日王冠は少頭数でも最後の直線はゴチャついていたしこの馬はスローな流れの中でうまく内ピッタリを回ってひと足先に抜け出したアドバンテージがあった。

ロスの大きかった2、3着馬とタイム差なしだったことを踏まえると、馬群がバラけやすい京都外回りに替わるとまだ厳しいのではないかと思う。

上昇中の勢いは警戒して押さえまで。

 

 

あとは、力関係的には不利に映るが荒れた馬場は向く①ソウルラッシュ。

休み明けではゲートの不安が常につきまとうが、過去2年のマイルCSで3着、2着と好走している実力馬⑥ダノンザキッド。

前走毎日王冠で「ヤラズ」と言われても仕方ないレースぶりながら上がり3F2位の脚を使った⑤ジャスティンカフェ。

 

このあたりまでで絞っていきたい。

マイルCSは相性のいいレースなので、ここでそろそろ当てておきたい。

勝負気配「B」としときます。

 

 

エリザベス女王杯 2023

京都競馬は引き続きBコース使用。

10日金曜日にまとまった降雨があった影響で11日土曜日の芝コースは重発表からスタートし、メインレースや最終レースの頃には稍重まで回復。

回復とともに時計、上がりともに少しずつ速くなってきた。

 

それでも馬場の内はそれなりに荒れてきている印象なので外差しでも充分勝負になる。

極端に高速化することはなく、エリザベス女王杯当日は水準程度の時計が出る良馬場で迎えられそう。

 

 

⑬サリエラ。

前走新潟記念がいかにも物足りない負け方だったが、状態も今ひとつだったとのことで目を瞑りたい。

 

本来はいい決め手を持っている馬だし状態さえまともなら前走のようなことはないはず。

右回りも京都コースも初となるが、何と言ってもそこはディ―プインパクト産駒。

ディープ産駒にとって庭とも言える良馬場の京都外回りコースに舞台が移り期待の方が大きい。

脚質と馬場状態を考えれば枠もいいところ。むしろ前走のように最内の方がイヤだった。

馬券はこの馬から入りたい。

 

 

⑦ジェラルディーナ。

だんだんゲートが遅くなってきている影響で最近は後方からの競馬が多い。

昨年は勝利したオールカマーで今年は6着。機動力が求められるレースでは厳しかった。

 

それだけに、金曜日に雨が降ったのはこの馬にとってはプラス。

適度に差しが利きそこまで高速化することもなさそうで、そうなればこのメンバーでは力上位。

できればもう少し上がりがかかるような馬場や展開になればベストだろうが充分に対応可能と見る。大崩れは考えづらい。

 

 

⑭マリアエレーナ。

前走のオールカマーで2着とタイム差なしの4着。

メンバーを見てもハイレベルな一戦で、力は示したと言える。

 

小倉と新潟で好内容で重賞を2勝しているので、直線に坂のあるコースより平坦の方がよさそう。

今年はちょっと足りない競馬が続いているが、ここは走れる条件が揃ったと見る。

問題は鞍上だけ。

 

 

①ブレイディヴェーグ。

前走ローズステークスの勝ち馬マスクトディーヴァが秋華賞でリバティアイランド相手に健闘したと言える内容での2着だったので、今年のローズステークスはレベルが高いと見ることもできる。

 

正直、判断材料がほとんどなくて取捨選択に困る馬だがルメールさんがサリエラではなくこちらに乗る以上買わざるを得ないか。

 

 

③ハーパー。

実績からは3歳勢で1番手と言える馬。

ぶっつけで臨んだ前走秋華賞オークスからプラス14キロという状態で3着。

減っていたぶんが回復したのもあるだろうが、普通に考えれば今回で上積みを見込んでいいだろう。

 

リバティアイランドがジャパンカップに行く可能性が高かったことを踏まえれば陣営の思惑としてはこのエリザベス女王杯が本命だったのかも、とも思える。

 

前走はリバティアイランドに早めに捕まえられる厳しい形になってもジワジワと最後まで伸びていた。

積極策できそうなディヴィーナやアートハウスあたりと前後する位置で運んでしぶとさを活かす形なら。

 

 

⑮ビッグリボン。

前走京都大賞典が8着。

最後の直線で狭くなって詰まる場面はあった。

既に他の馬より伸びが鈍くなってからのもので、そこまで致命的な不利でもなかったように見えたがスムーズなら5着争いくらいには加われたかも。

 

前走よりメンバーは軽くなるし、キセキの全妹でまだ奥がありそう。

まだ1度も33秒台の上がりを記録したことがないので、少しでも上がりがかかってくれれば。

 

 

各世代の有力どころがJCやBCや香港等に分散していることもあって今年はちょっと寂しいメンバーになった印象。

伏兵の台頭に期待しすぎても結局外国人で決まり、という結果になりそうで何とも…(苦笑)

 

勝負気配「c」とします。

 

ルミエールオータムダッシュと天皇賞秋 2023

ここにきて雨が続き、かなり馬場が荒れてきた新潟競馬場

その新潟開催の最終日のルミエールオータムダッシュだが、有力視していた馬が

ほとんど内枠に入ってしまった。

 

こうなると馬券の組み立てが難しい。先週ヤラれていることもあり、枠の並びを見て

すこしトーンダウンしているところである(苦笑)

 

 

⑦マイヨアポア。

この枠でもおそらく人気になるだろうが、ここは津村さんに頼るしかない。

3走前の駿風ステークスで千直初挑戦で3着と適性を見せ、前走稲妻ステークスは完勝。

駿風ステークスでは何とか道悪をこなしたが、稲妻ステークスで速い時計の出る良馬場になってパフォーマンスを上げてきた。

今回はテンのスピード自慢が揃っているので差し脚を活かしやすい展開にもなりそう。

 

ただ、不良馬場になりそうなほどの雨量なのが心配材料。

駿風ステークスがハイレベルなメンバー構成だったのを思えばここでも何とかこなせないものか。

 

 

 

⑱レジェーロ。

今年の韋駄天ステークスは上位馬の中で最も内を通って不利な形になり6着止まり。

アイビスSDは昨年と今年と2年連続で大外枠を引き当てながら4着、5着。

やや物足りない戦績だが堅実さはある。

 

今回また大外枠ということで枠の運はかなりいい馬。

鞍上は頼りないが、外ラチ沿いを追走してうまく捌いて差し脚を活かせれば。

 

 

②ファイアダンサー。

これまで千直を4回走って3回が内枠と、なかなか恵まれない馬。

前走アイビスSDでようやく外枠を引けたが大敗してしまった。

熱中症のような症状が出たとのことだが、そもそも高速馬場も向いていなかったのではないか。

 

それまでに使われていた千直のレースはいずれも時計を要する馬場。

内枠からでも脚をしっかり使って全て掲示板以内なので大したもの。

 

今回もまた内枠を引いてしまったが、今の新潟のような時計のかかる荒れた馬場で強引にでも外ラチ沿いに持って行って脚をためる形自体はこの馬に合っている。

前走だけで見限るのは早計。

 

 

⑯アジアノジュンシン。

前走2勝ちクラスの飛翼特別は圧勝だった。

とは言え、なぜかポッカリと空いた外ラチ沿いの進路をまっすぐに走って突き抜けて

きた形でいろいろ恵まれた印象も強い。

再現性の低いレースに見えたので過信は禁物。

 

斤量51キロで再び外枠で鞍上も継続騎乗なので一応警戒はしておきたいところ。

 

 

⑭カイザーメランジェ。

常識的に考えて厳しいが、道悪で差し脚を活かす競馬は合っていそう。

外枠で菊沢さん騎乗なら一発に期待したい。

 

 

アイビスSD上位組のトキメキとロードベイリーフが内枠。

昨年当レースで2着のマウンテンムスメも内枠。

強い競馬で1勝クラスと2勝クラスの千直を連勝中のトレンディスターも内枠。

 

狙いを立てにくいレースになったが、馬場適性と展開から何とか絞っていきたい。

勝負気配「C」とします。

 

 

さて天皇賞秋。

おそらく多くの競馬ファンが思っているだろうが、自分もここは「見」が最適解だと思う。

 

⑦イクイノックスはもう海外遠征の予定もない以上、前走の宝塚記念が今年の最難関のレースだったと思う。

もし負けるとしたらここだろう、と多くの人が思っていた中でしっかり勝ち切った。

今回はホームコースの東京に戻り、不安要素を探すのが難しい。

軸はこれで仕方なし。

 

 

④ダノンベルーガ

前走札幌記念は特殊な馬場だったので4着でも悲観することはない。

昨年の皐月賞、ダービー、天皇賞秋ともちょっとタイトな競馬になってしまったしジャパンカップは馬群がなかなかバラけない展開の中でずっと外を回る形。

 

どうにもチグハグなレースが多い。

良馬場の東京2000mでモレイラ継続騎乗でここでようやくひと押しききそう。

 

 

③ドウデュース。

イクイノックスに勝ったことがある実績には一目置くが、8ヶ月ぶりの実戦なぶん

今回はイクイノックスの方を上に見たい。

 

この3頭に逆らいづらいところだが、もう1頭買ってみたいのが⑤ガイアフォース。

昨年の菊花賞での敗戦後、試行錯誤している感じだが1600mに挑戦した3走前と2走前は差す競馬で少し届かない結果。2200mに戻した前走オールカマーは先行していったんは先頭に立ちかけながら最後に失速して5着。

 

能力の高さは感じるので、あとは距離適性の問題だろう。

おそらく1800m~2000mあたりがベスト。

3歳時に小倉の高速馬場でのタイムとは言え2000mのレースを1分56秒台で圧勝した実績がある。

1600mでも1分31秒台の持ち時計があり、Bコース初週でほとんど雨が降っていない今の東京の馬場は合っているだろう。

 

昨年の当レースで消極的だとさんざん叩かれたジャックドールの鞍上は今回こそと積極策に出てゆるみないペースを作る見込みなので、その2~3番手あたりで運ぶ競馬が

イメージしやすい。

 

新馬戦でドウデュースにクビ差の2着。層の厚い4歳世代において、この馬も上位の力がある。

 

馬券は⑦イクイノックス軸に④ダノンベルーガ⑤ガイアフォース③ドウデュースへ。

三連複3点で。

 

前走札幌記念が特殊なレースで、春の金鯱賞の内容が物足りない⑨プログノーシス

関東圏の実績が今ひとつの⑥ジャスティンパレス、力は認めるが高速馬場の東京2000mへの適性がどうか?という⑧ヒシイグアスあたりまで手が回らない。

 

ガイアフォースを狙って楽しもうと思う。

 

 

 

 

 

 

新潟12レースと菊花賞と…。

今年の夏の新潟は天候に恵まれずっと良馬場での開催だった。

その影響で開催が終わるまでずっと全体的に時計が速く、千直コースの馬場差も例年より緩和傾向で内や真ん中あたりを突いた馬でも伸びるというレースが続き予想が難しかった。

 

10月の開催が近づくにあたってようやく雨の日が増えてきて、開幕週の先週も芝は稍重で少し時計を要していた。

そして今週も20日金曜日と21日土曜日にまとまった降雨。

ここにきてようやく開催後半の新潟芝らしい馬場になってきたと判断していいだろう。

22日日曜日の新潟の最終レース、千直の3歳以上1勝クラスが今週いちばんの勝負レースになる。

今夏の新潟千直での高速決着が合わなかった実績馬の巻き返しに期待したい。

 

 

まずは⑬オリアメンディ。

馬場が荒れて時計を要する状態の千直のレースではいつも終い確実に伸びてくる馬。

 

今年5月の新潟開催も雨が続いて時計を要するコンディションでのレースが多かったが、枠順に恵まれない中でしっかり脚は使えている。

今年の夏の2戦は惨敗だったが、高速馬場が合わなかったのが大きな原因。

なので雨予報は大歓迎。おそらく55秒を切るような勝ち時計にはもうならないはず。

昨年の雷光特別でも、外枠が上位を独占するレースでメンバー中最速の脚を使って5着。内枠でただ1頭掲示板に入ってみせた。

 

今回嶋田純次Jに手が戻り、今度こそ本領発揮。

 

 

⑮ユイノダンディズム。

5走前に千直初挑戦。そこからずっと同じ条件を使われ今回で6戦連続の千直参戦となる。

この間、3走前に8枠15番が1度あっただけであとはひと桁馬番ばかり。

そんな状況でも堅実に走って適性の高さを見せている。

 

4走前は菜七子さんの神騎乗もあったとはいえ1枠から外ラチ沿いの進路を取り切って3着まで追い込んできたし、3走前に負けた相手は上位のクラスでも好走。

直近2走も枠を考慮すれば悪くない内容。

 

現級の千直では上位の力があるのは間違いない。ここ3走が斤量58キロだったのが今回は減量器用。

外枠と54キロでひと押しを。

 

 

テセウス

近2走前は高速馬場が合わずに惨敗。スタート自体は速いのだが、そこから周りのスピードについて行けていない感じだった。この馬も雨は歓迎のタイプ。

3走前は馬場はこの馬向きだったが枠が最悪。

 

直近3戦の敗因ははっきりしている。

昨年を振り返ると雷光特別が2着。その後に10月の新潟で千直を連闘して2戦連続3着。現級の千直では条件さえ向けば力上位。

時計を要するコンディションでの千直では安定した先行力がある。

 

願わくば昨年同様に杉原さんに乗ってほしかった、という点と枠がもう少し外なら、という点で少し割引だが巻き返しに警戒。

 

 

⑨フロスティクォーツ。

前走雷光特別は非常にもったいない競馬。

外枠発走からいったんは外ラチ沿いの進路を狙うも前が開かず、結局は馬場に真ん中あたりに進路を切り替える形。

当時の馬場状態だからこその3着という見方もできるが、千直への適性は高い。

 

微妙な枠になってしまったぶん割引だが、進路取りさえスムーズなら上位に来てもおかしくない存在。

 

 

本来なら8枠の馬を厚く買いたくなるところだが、今回はアテにしづらい馬ばかり。

3頭とも押さえまでとしたい。

あとは、現級での実績がある⑪ユナイテッドハーツや、序盤にポジションを取り切れれるかがカギの⑦イルルージュあたりも相手候補。

 

 

馬券は13ー15ワイドが大本線となる。10、13、15のワイドボックスという作戦もいいだろう。

三連系を買うならなるべく絞っていきたいところ。

勝負気配「A」とします。

 

 

続いて菊花賞

京都競馬は先週の秋華賞時が稍重での開催。

20日の金曜日にも降雨があった影響で、土曜日の芝のレースを見る限りでは少し時計がかかり気味で馬場も内外でそれほど有利不利は大きくなさそうな印象だった。

 

菊花賞当日は晴れの予報なので再び高速化してくる可能性もある。

Aコース使用3週目なのでそこまで大きく傾向が変わってくるとは思えないが、一応推移は見ておきたい。

 

今年からまた菊花賞本来の京都3000mだが、このコースはスタートしてすぐコーナーなので多頭数の外枠は不利とされる。

今回は人気になりそうな馬がほとんど外枠。

更に、ダービー馬と皐月賞馬が関西初参戦という状況。

近年は菊花賞で関西初となる関東馬でも結果を出すケースも増えてきているのでそこまで心配はないのかもしれないが、それでも不安は残る。

人気馬の中から軸を選ぶならどれを推すか悩ましい状況になった。

 

 

マイネルラウレア。

京都競馬場の改修工事が今年まで行われていたので、現役の馬で京都コースを経験した馬自体が少ない状況。

そんな中でこのマイネルラウレアは1回だけとは言え京都競馬場を走っている。内容もよく、京都コースが向いている感じがある。

 

春の京都新聞杯で5着だったが、1~4着までタイム差なしで5着も0.1秒差という接戦となったレース。

この馬は直線に向いたところで進路を切り替えざるをえないロスがあって最も外を回る形になった。上がり3Fは最速だったのでもう少しスムーズなら、という惜しい競馬。

 

勝ち馬のサトノグランツを物差しにすればここでも力は足りるはず。

Bコース初週の神戸新聞杯で敗れているように極端な高速馬場だと厳しいが、土曜日の芝のレースの感じならこの馬にはちょうどよさそう。

ゴールドシップ産駒でもあり、距離適性に期待する。

 

 

リビアングラス。

前々走の京都新聞杯は3着。4着馬のマキシが早めに捲ってくる展開でペース以上に逃げには厳しい形だったがよく粘った。

前走の阿賀野川特別も内回りコースで後続に早めに来られて楽逃げという形には見えなかったが、迫られたらそのぶんだけまた伸びるという感じで最後まで交わされなかった。

まだ強くなりそうで、ここでも楽しみ。先行力があるのは大きな魅力。

 

できれば馬場はもう少し高速化傾向になった方がいいように感じる点と、パクスオトマニカやトップナイフなど同型の出方がカギになる点が不安材料。

 

 

⑪サトノグランツ。

実際に京都外回りコースで勝っている実績があり、前走の神戸新聞杯では時計、上がりとも速い決着にも対応した。

前々走のダービーでも11着とは言え厳しい大外枠から上がり3Fでメンバー中2位の脚を使えている。

 

ほぼ毎回安定して自分の力は出せているので、人気馬の中では最も信頼しやすい存在か。

 

 

⑰ドゥレッツァ。

クラシック不出走組では唯一3勝クラスを勝っている。

未勝利戦でサトノグランツを下している点も踏まえれば力は足りるはず。

大外枠は正直イヤな枠だが、鞍上に期待して目を瞑る手はある。

 

 

⑭ソールオリエンス、⑦タスティエーラ、⑫ハーツコンチェルト、⑮ファントムシーフは正直協調材料に乏しいと思っているので押さえまでとしたい。

 

 

毎年ほぼ全馬が距離初経験なのに加えて、今年はコースもほとんどの馬が未経験。

積極的に狙いたい馬が少なく、勝負気配「C」としておきます。

 

 

 

 

秋華賞 2023

京都競馬はまだ開催2週目。14日土曜日の芝のレースも高速傾向が続いている。

ただ、14日土曜日夕方から15日日曜日の朝にかけて雨予報。

今の京都ならさほど影響はなさそうで、レース時は良~稍重くらいか。

 

今年からまた京都内回り2000mでの施行となるが、阪神での代替施行だった過去2年を除いた2020年以前のレースを見るとペースが流れるケースが多い。

 

今年も前で競馬したいタイプが揃った印象。

特に、⑭コンクシェルは前走ローズステークスで4番手で運んで大敗。

昨年の菊花賞で距離誤認と言われるほどの大逃げを打った幸Jに乗り替わって、思い切った競馬をしてくるだろう。

最内の①フェステスバントも簡単に引くとは思えない。

ペースは速くなるだろう。

馬場と展開を決め打ちしてなるべく絞って勝負したい。

 

 

⑥リバティアイランド。

桜花賞オークスも、何だかんだ不安を感じながら結局軸にしてきた。今回も逆らわずにいきたい。

 

ほとんどのメンバーと対戦済だし新しい勢力もこの馬を脅かすほどではなさそう。

雨の影響も極端な道悪でない限りはそこまで心配なさそうだし、あとはどういう競馬(どういう勝ち方とも言えるが)を想定するかだけ。

それによってこの馬の相手を決めていく作業になる。

 

桜花賞の時のようにスタートからなかなか進んで行かないようなケースだと先行馬が頑張るケースが考えられるし、オークスの時のように6番手あたりで運べる形なら前に行ってる組は確実に早めに捕らえに来られるだろう。

 

こればかりはゲートが開いてみないとわからない部分はあるが陣営は桜花賞の時の仕上げを反省しているかのようなコメントをしており、なるべくならああいう競馬にはしたくないという意図が感じられる。

 

当然、騎手も内回り2000mということを意識しているだろうし、ハイペースの流れを中団あたりから運べると思う。

この馬が先団を捕らえたあと、2~3着に差し馬がくるようなレースをイメージする。

 

 

 

⑮ヒップホップソウル。

前走紫苑ステークスはいつになく正攻法の競馬。

ただ、前半1000m通過が58秒1の速い流れを4番手で追走する形になってしまった。

この馬以外の先行グループは壊滅状態のレースだったが、2着に粘ったのは立派。

勝ち馬モリアーナは全てがうまくいった形だったので最も強い競馬をしたのはこの馬という評価で間違いない。

 

今回は枠の並びを考えればあまり逃げ馬を深追いせず、好位~中団あたりでの競馬になるだろう。

前々走のオークスで一瞬突き抜けそうな手応えで伸びかけてから最後に失速したあたり、距離も2000mくらいがベスト。

もし雨が想定より降ったとしても道悪も克服済。

 

関西圏への参戦が初という点だけが不安材料だが、コース自体は東京のような大箱より小回りの方が合っていそう。

1戦ごとにレース内容が良化して競馬が上手になってきているのが心強い。

 

 

 

⑤ドゥーラ。

あまり上がりが速くなるとどうか?という理由で秋華賞では厳しいかと思っていたが、

ある程度降雨があるという予報なのでこの馬の評価を改めたい。

 

道悪にまでなるとわからないが、適度に時計や上がりがかかる分にはプラス材料。

札幌で強い競馬をしているので小回りコースは苦にしないし、ペースが流れる展開も好材料

しぶとい差し脚が活きる場面があるだろう。

 

 

できれば以上3頭まで絞りたいのだがもう少し。

…ということで②ハーパー。

桜花賞までのレースを見ると1600mは明らかに忙しい感じだった。

2400mのオークスでは道中追っつけどおしになりながらも最後までしぶとく伸びて2着。

2000mの距離で、時計や上がりが速すぎない馬場になれば理想的だろう。

 

共同会見ではルメールさんが先行策を示唆。

確かに、リバティアイランドに勝つためには早めに立ち回ってリードを保った状態で最後の直線を迎える形がいいだろうがそれは他の陣営も考えているはず。

内回り2000mということもあって前がかりの展開になればあまり早く抜け出すとリバティアイランドのいい目標になってしまうケースも考えられるので難しいところ。

 

桜花賞の時のように位置を取るよりオークスの時のように序盤行きたくてもそれほど前に行けない形の方が奏功する可能性もある。

このあたりは鞍上の判断力に期待したい。

 

 

エミュー

不良馬場だったフラワーカップで大外一気を決めている。

目立つ実績はそれくらいで普通に考えれば厳しいが、思ったよりも雨が降って外差しが決まるような馬場になれば浮上してくる可能性がある。

おそらく後方からになるだろうから、この大外枠も内に入るよりは却っていい。

 

ハービンジャー母父スペシャルウィークという血統構成だけならディアドラと同じで、道悪の鬼かもしれない。天候と馬場状態次第では購入を検討したい馬。

 

 

 

リバティアイランドが桜花賞の時のように前半もたつくなら、④コナコーストや⑫ドゥアイズあたりが先行して残る目もありそう。

 

どう読むかが難しいが、自分はデアリングタクトが三冠を達成した時の秋華賞のような決着を想定して馬券を買おうと思う。

勝負気配「C」としときます。

 

 

あとは、新潟7レースで資金調達といきたいところ。

夏はほとんど雨が降らなかったが明日の新潟は早速雨予報。

 

前走が好内容好騎乗だった⑬ニシノコニャックが杉原さん継続騎乗ということで期待したい。4枠発走からスムーズに外ラチ沿いの進路を取れたものの、当時の馬場では6着が精一杯だった。

今回のこの枠から、少しでも雨の影響があれば前進可能と見る。

 

この馬を軸に⑰ラクサパーナ、⑱モメチョッタあたりを2列目に置いて何とか当たらないものだろうか…。

 

 

 

 

 

 

 

スプリンターズステークス 2023

先週の中山は22日金曜日にかなりの降雨があり、23日土曜日は道悪でのスタートとなった。その後天候も回復し24日日曜日には良馬場発表となったが少し馬場が荒れている印象だった。

 

しかし今週はほとんど雨が降っていないので、Cコースということもありまた内の先行有利で時計も速めの馬場傾向になると見る。

30日土曜日の中山のメインレースでは追い込み馬が勝利したが、ずっと内を立ち回り最後だけ巧く外に持ち出して差し切る形。

スプリンターズステークスはペースが流れるだろうが、それでも外差しは厳しいだろう。

昨年の当レースの時のような状態を想定して予想したい。

 

 

①ナムラクレア。

何だかんだ言ってもやっぱり軸はこの馬にしたい。

昨年のスプリンターズステークスは内を通った馬が上位を独占する中、外を回って5着という結果。

その前走の北九州記念で詰まる場面があったので同じ轍は踏むまいと安全に行き過ぎたのが災いしたか。

 

力上位なのは間違いないし、高速決着でも道悪でも結果を出していて馬場不問なのも心強い。

今回の最内枠をうまく活かせるかどうかは微妙なところだが信頼したい。

ビッグアーサーの再現だけは勘弁してほしいところww

 

 

⑤ウインマーベル。

昨年の当レースの2着以来冴えない成績だが、大敗したレースはどれも敗因がはっきりしている。

 

シルクロードステークスは59キロを背負って高速馬場の外枠で出遅れ。

高松宮記念は極端な道悪に泣かされた。

前走のキーンランドカップはスタート直後に挟まれる形になりいきなり最後方まで下がってしまったのが致命的だった。

今年に入って4戦しているが、まともに競馬できたのは京王杯SCだけ。

 

今は1200mより1400mの方がよさそうな印象も受けるが、今の中山なら極端に高速化することもなさそうなので充分対応可能だろう。

スタートさえ普通なら好位で運べる馬。巻き返せる条件は揃っている。

 

 

⑦オールアットワンス。

1年の休養明けで大幅馬体増の前走アイビスSDが強い勝ちぶり。

開幕週とはいえ、決して有利な枠順でもなかったが鮮やかだった。

ここにきて本格化してきた感がある。

 

一昨年のアイビスSD勝利時は先行、今年は差しということで今回はどういう競馬になるかだが、千直で結果を出している馬が1200mに使われるとテンのスピードの違いでそれほど促さなくても先行できることが多い。

(連勝中のジャスパークローネもそういう例。)

 

なので、出たなりで行きたい馬を先に行かせて先団直後の絶好位で競馬ができそう。

当然距離の克服が課題になるが、成長が伺える今ならこなせても、と思う。

 

 

③ピクシーナイト。

一昨年のスプリンターズステークスが2枠4番から先行して抜け出す形でレシステンシア以下を2馬身突き放して勝利。時計も1分7秒1と優秀だった。

当時と同じだけ走れればまず勝ち負け確実だろう。

 

…と思うのだが信頼を置けるかどうかが何とも微妙なところ。

故障から復帰して3戦。長期ブランク明けで道悪だった高松宮記念は仕方ないが、前々走の京王杯SCは直線で詰まって進路の確保に手間取ったし前走セントウルステークスは開幕週の阪神で出遅れて万事休す。

復帰してからまだまともに競馬ができていない。

しかし今年4戦目となるここも鞍上は続投。

馬は復調気配だし、得意の中山ならそろそろ戸崎さんも結果を出してくれる頃か…と思うのだが不安は尽きない(苦笑)

今回、G1でいきなりブリンカーを初使用というのも微妙なところ。それなら前走や前々走で試せばよかったのにと素人ながら思ってしまう。

徐々に良化をたどって復活できそうな雰囲気はあるので押さえまで。

 

 

⑩マッドクール。

前走CBC賞が不可解な負け方だったが、陣営いわく「熱中症のような症状が出ていた」とのこと。

素直にそこが敗因とするなら見直しは当然と思える馬。

 

前々走の春雷ステークスは道悪で57.5キロを背負って厳しい条件ながらのちの重賞勝ち馬に勝利。初めての中山1200mでいきなり結果を出したのも評価できる。

3走前のシルクロードステークスは3着だったが、先着されたのはのちの高松宮記念の1、2着馬。

誰も行く馬がおらず押し出される形で逃げる競馬。その結果目標にされた感があり

展開次第で逆転できそうな印象を受けた。

 

個人的にはこの厩舎をあまり信用していないので、前走の敗因を熱中症だけに限定していいか微妙なところなのだが巻き返しに警戒はしておきたい。

 

 

⑥ママコチャ。

前走北九州記念で1200mを初めて使われて2着。

少し時計が速すぎたか。

追走にはそこまで苦労しなかった、とのことなので距離2度目で慣れが見込めるし枠もいいところを引けた。

 

川田さんに乗り替わりということで過剰人気になっている感はあるが押さえてはおきたい。

 

他にもアグリやメイケイエールなど有力どころがいるし、いくら内有利の馬場でも外枠を全て切ってしまっていいのか難しい。

 

しかし、昨年のような馬場になると読んでいる以上は内枠中心に馬券を組み立てて勝負したい。

勝負気配は「C」としておきます。

 

 

 

 

 

 

 

雷光特別 2023

夏の新潟開催の最終レースとなる雷光特別。

今年の夏の新潟は水不足が懸念されるほど極端に降雨が少なく、最終週と言ってもあまり馬場が荒れておらず時計も速い。

例年の同時期ほど枠の内外の差はないという状況なので、難解である。

 

 

⑭イルルージュ。

前走の閃光特別はラクサパーナと雁行して逃げる形。

ピッタリ来られたことで中間のペースが厳しくなった。

それでも同じ位置にいたラクサパーナを4着に振り切り自身は2着。

テンのスピードはかなりのものだし強い競馬をしている。

 

今回は同条件でまた外枠を引き津村さんも継続騎乗で馬場もまだそこまで悪化していない。おそらく1番人気だろう。

 

人気を背負っている外枠の先行馬が早めに失速すると外ラチ沿いの進路が渋滞して波乱の結果になることもあるが、今回のこの馬に関しては大丈夫だろう。

軸として信頼する。

 

 

⑯フロスティクォーツ。

昨年の閃光特別で1度千直を使われており、結果は8着だが見どころはあったと評価している。

1枠1番から徐々に外に寄せていく形で運んだが、やはりなかなか進路が空かず厳しいレースになった。

勝ち馬ルルルージュが外ラチ沿いから抜け出したあとでようやく進路を確保できてジワジワと伸びたが、時すでに遅し。

そんなチグハグな競馬でも後半3Fは勝ち馬に次ぐ2位タイの脚を使えているので千直の適性は高いはず。

 

その閃光特別以来ダートに主戦場を求めているが、芝1200mの現級のレースで2着の実績がある。芝が向かないということはないだろう。

今回は絶好の枠を引けた。鞍上がちょっと心許ないが前進に期待。

 

 

⑨フラッシュアーク。

前走の閃光特別で初めて千直を使われ5着。

少し出遅れてしまったし、後半400m地点付近で近くにいた⑧と⑮が早めに手応えが怪しくなったことで進路取りに手間取るロスもあった。

それでも最後は上がり最速の脚で2着と0.1秒差のところまで差を詰めてきており、力のあるところを見せた。

勿体ない競馬になってしまったのでもう少しスムーズなら更にやれるはず。

枠は微妙だが、今のまま高速傾向ならそこまで不利にはならないだろう。

 

 

⑫オリアメンディ。

千直のキャリアは豊富だが、なかなか枠に恵まれない馬。

それでも堅実に脚を使えており、惜しい競馬が続いている。

近走に比べれば今回はかなりマシな枠を引けたので当然ここは前進を期待する。

 

ただ、気になるのは前走が珍しく全く見せ場のない大敗だった点。

今の新潟は馬場状態がいいので時計の壁があるのかもしれない。

そこの克服がカギになる。少しでも時計を要する馬場になれば。

 

 

⑥ユイノダンディズム。

このところ千直ばかりを使われ3戦連続で3着。

それだけでも安定感を評価されそうだが、更に凄いのがその内容。

3走前が道悪、前々走が開催最終週の荒れた馬場、そして前走が高速馬場とすべて異なる条件で走ってきている。

外枠だったのは前々走だけで枠に恵まれていたワケでもない。これは立派。

 

今回も微妙な枠を引いて扱いが難しいが、今の新潟なら極端に評価を落とすほどではないだろう。警戒は必要。

 

 

あとは、内ラチ沿いを奇襲したセルレアに敗れてのものなので評価は微妙だが現級の千直で2着の実績がある⑮ユナイテッドハーツ。

 

ハイレベルなメンバーだったはやぶさ賞で3着に健闘した⑦ミネヒメ。

 

常識的に考えて厳しそうではあるがビリーバーやクムシラコなど千直巧者たちの妹にあたる馬に杉原さん騎乗ということで一応警戒か、というところで⑧シーズアクイーン。

 

このあたりまでが相手かと思っているが、正直昨年ほどの自身はない。

 

生活に直結する問題である新潟市民の方々と違い不純な動機で申し訳ないが、「もっと雨が降ってほしい…」とずっと願いながら結局最終日まできてしまった(苦笑)

 

軸は⑭で行く予定だが相手も外枠中心でいいかどうかは難しいところ。

勝負気配「D」としたいが、相性のいいレースを当てたい意地もあるので「C」としておききます。