sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

阪神カップ 2023

阪神競馬は今週からBコース替わり。

中間の降雨もほとんどなく、近年と同じく高速化傾向だろう。

有馬記念の資金調達はこのレースで済ませて、気分よく24日を迎えたい。

 

 

まずは⑥ピクシーナイト。

今年から入って5戦目、ようやくアノ鞍上から解放された、と言えば言い過ぎか(苦笑)

 

復帰戦の高松宮記念は極端な道悪だったこともあり大目に見られるところだが、

あとの3戦はいただけない。

 

前々走のセントウルステークスは開幕週の馬場で出遅れが痛恨だったし、前走のスプリンターズステークスもゲートは出たもののうまく流れに乗れず。

 

唯一、1400mだった復帰2戦目の京王杯スプリングカップだけはいい位置で流れに乗れていた。

絶好位で直線を迎えたように見えたが、そこからがあの惨状…。

外のウインマーベルにうまくブロックされたというのもあるが、それにしてもドン詰まりで勿体ない競馬だった。

 

あの内容なら、今は1200mより1400mの方が競馬がしやすそう。

もともと高速馬場は得意としているし、枠も内の偶数番を引けた。

スタートをしっかり決めて好位で流れに乗れれば変われるはず。

ここで復活できなければもうこの先も厳しいだろうと思うほど今回は好条件が揃ったと見る。

馬券はこの馬から入りたい。

 

 

⑭アグリ。

前走スプリンターズステークスと前々走のセントウルステークスは後方から末を伸ばす競馬で7着、2着とまずまず。

 

もともと勝ち上がったのが1600mからだった馬で、そこから距離短縮で最も強いパフォーマンスを見せているのが1400mのレース。

更に阪神芝1400mの成績は重賞勝ちを含む(3.0.1.0)と、ホームコースと言っていい。

 

速い持ち時計もあるし、1400mなら近走ほど後方に置かれることもないだろう。

1400mのスペシャリストとして信頼したい。

 

 

⑩グレナディアガーズ。

阪神カップで一昨年1着、昨年2着の馬。

3年連続の参戦となる。

この馬も1400mがベストのタイプ。

久々だった前走のスワンステークスは出遅れて大外を回ったのが痛恨。

 

阪神カップに限っては過去2年とも中団あたりからスムーズに流れに乗れている。

鞍上も乗り替わりで、当然前進を見込む。

 

これらに実績最上位の⑬ママコチャ、スタートが不安定なのがネックだが1400mはよさそうな④ウインマーベル、前走が快勝だったが内枠を利してものだったので大外がどうかという⑰ウイングレイテスト、ウイングレイテストとは逆にスワンステークスでは外枠が祟って惜しい競馬だった⑫ララクリスティーヌ。

このあたりまでが相手か。

 

馬券はワイド6-14が勝負手としてよさそう。

3連複フォーメーションで6→10,14→相手5頭程度までという戦略でもいい。

勝負気配「B」とします。

阪神JF 2023

2歳G1は毎年そうなのだが、ここまで1200m~1400mでしか走れていない馬もいて

流れはある程度速くなりやすい。

 

今年から京都競馬も再開し昨年までのロング開催と違って今の阪神はまだ開催2週目なのでまだ内の先行有利な馬場に見えるのでそこが難しいところだが、それでもこのレースに限っては簡単に先行馬だけで決まらないだろうという見立てで予想を組み立てたい。

近年は2019年の勝ち馬レシステンシアだったり2021年の2着馬ラブリイユアアイズだったりと、1600m以上の距離未経験でも馬券になるケースもあるが基本的には距離未経験は大きく割引とする。

 

 

⑥ステレンボッシュ

かつて、アーモンドアイ引退決定後にルメールさんが少し燃え尽き症候群みたいになって成績が下降した時があったようなのでイクイノックス引退が決まった今回もそうねっているのではないか。クリスマスも近いしもうバカンスモードなのではないか。

 

他の有力馬が回避した影響でこのステレンボッシュにお鉢が回ってきただけで、ルメールさんの来年の牝馬のクラシックパートナーはチェルヴィニアでほぼ決まりだろうからここはあまり力も入っていないのではないか。

 

おそらくだが、あまり人気になっていない理由はこんなところではないだろうかと思う。

そうでなければ国枝厩舎×ルメールのタッグで赤松賞勝利から早め栗東滞在のパターンの馬が阪神JFで人気にならない理由が見当たらない。

 

「あまり強さを感じない」という声もあるようだがそもそもこの馬、まだコントロールの難しい面もあるのかまともにレースができていない。

 

前走の赤松賞は道中でかなりエキサイトして他馬と接触する場面がありながらも、長く脚を使って勝利。正直、マーカンドではまともに制御できなかったというのもあると思う。

 

前々走のサフラン賞は勝ち馬とは通ったコースの差が大きかったし、あれで鼻差なら強い内容と言っていい。

 

新馬戦も1角で外に張ってきたカズアブディーンにまともに煽られてしまい大きく外に弾かれる不利があった。小回りの札幌1800mでの出来事なので致命的な不利になってもおかしくなかったが、能力の差でしっかり勝ち切っている。

 

距離も右回りも経験済で、小回りより広いコースの方が向くだろう。

過去3走よりはスムーズに運べるはず。軸に最適だと思う。

 

ルメールさんのメンタルうんぬんの話は、まあそう言われてみれば確かに不安がないわけではないかもしれないがプロなんだから大丈夫だと信じている。

 

 

ルシフェル

1800mの前走でも追走にモタモタして頼りないところがあったので、現状では1600mはちょっと忙しいだろう。

それでも距離延長で「長いか?」という不安を抱える馬よりは「短いか?」という不安のある馬の方が克服できる可能性がある。

 

どのレースを見ても終いは確かだし、どうせ後方からの想定なら外の偶数番というのもよかったのではないか。

阪神JFは8枠の成績は微妙とは言え、揉まれず運びやすい外枠自体は不利にならないレース。

短い距離で勝ち上がってきた馬たちが緩みない流れを形成しそうなのでこの馬が台頭できるチャンスは充分ある。

 

正直、今年のオークスで穴を開けたドゥーラみたいになってくれないかという期待もあるのでここは惨敗してくれた方が…とか思ったりもするのだがメンバーと枠の並びも考慮してもうここから狙っていきたい。

仮にここでダメだったとしても来年のオークスまで追いかけたいと思う馬である。

 

 

キャットファイト

前走、前々走と勝ち時計も上がりもなかなか優秀。

センスが高そうでスッと好位につけられるのが魅力。レース運びがしやすそうな枠も引けた。

ちょうどレシステンシアに近いイメージか。

 

新馬戦が6着でその時の上位馬が1着ボンドガール、2着チェルヴィニア、3着コラソンビートということで力関係的には少し不利に映るが、当時の1、2着馬が不在なら何とかならないか。

 

 

⑭サフィラ。

またこのきょうだいから素質馬が輩出された。

既に阪神外回りで強い競馬をしているのが魅力だし、前走もチェルヴィニアの2着なら上々。決め手は確か。

 

あとは、流れが向くかどうかという点と1戦ごとに体を減らしているので馬体の維持がポイントになりそう。

 

 

②クイックバイオ。

前走ファンタジーステークスは大きく出遅れて、スタートした時点で終わってしまっていた。

2走前と3走前はスムーズな競馬で勝ち上がっており、まだ奥がありそう。

 

今回、まだ日本で実績のない未知数の外国人が乗っている。

ムルザバエフやマーフィーが来た時も最初は眉唾ものだったし、Lモリスが何者になるかはまだわからないが先物買いしてみるのも面白いかもしれない。

過度な期待はできないが、鞍上込みで穴で一考。

 

 

⑪スウィープフィート。

スワーブリチャードのファーストクロップで父方祖父にハーツクライ、母方祖父にディ―プスカイ、母方祖母にスイープトウショウと血統表の顔ぶれはなかなか豪華な馬。

 

まだひ弱に映る面もあるが、前走白菊賞は京都内回り1600mで少頭数の前残りの決着のレースをただ1頭後方から追い込んで2着。

内が荒れて外差しが比較的決まりやすいコンディションだったし、他の芝のレースも全体的に時計上がりとも速めだったので高く評価できるかどうかは何とも微妙…。

祖母を彷彿させるような末脚にロマンを感じてしまいがちだがここは冷静に考えたいところ。

一応、小回りコースの2歳戦で上がり3F33.1を記録した脚力はある程度警戒しておきたい。

 

 

あとは、2連勝中だが毎回出遅れている⑦アスコリピチェーノと、1600mから1400mに距離短縮してからパフォーマンスを上げている⑩コラソンビートの2頭はちょっと危険な人気馬という感じがするので押さえまでにしたい。

 

 

レシステンシアが勝利した2019年のような馬場や展開になるとダメそうだが、メインシナリオは⑥ー⑯のワイドを中心に、3連系も絡ませて買っていきたい。

 

データや戦績をアテにしづらい2歳戦。想像力を頼りに勝負していくしかない。

勝負気配は「C」としときます。

 

 

 

 

 

 

 

 

チャンピオンズカップ 2023

中京競馬場は週中にほとんど雨がなく、かなり乾燥してパサついたダートになっている。

基本的に差し追い込みは不利なコースだが、土曜日のダートのレースを見る限りは全く勝負にならないというほどでもない印象。

 

今回のメンバーと枠の並びを見ると、スピードの違う⑮レモンポップ、揉まれず先行したい⑭アイコンテーラー、とにかく自分の競馬に徹すると陣営が語る⑬ケイアイシェルビーと先行したい馬が外枠に偏った。

更に⑪ノットゥルノも積極策を示唆。

この並びなら思ったよりぺースは速くなるだろう。

今年は差しにもチャンスがありそうな流れと見る。

 

 

⑨クラウンプライド。

多くの予想家がそうだろうが、結局減点材料の少ないこの馬が軸向きという結論になる。

国内のレースだと毎回安定しているしレース運びもソツがない。

 

昨年の当レースが2番手で先行する形で2着。

今年は昨年のようなスローペースにはならないだろうが、前々走帝王賞でのしぶとさを

見るとどんな流れにも対応できそう。

 

前走コリアカップは手薄なメンバーで楽勝だったが、他の馬はともかく2着グロリアムンディにも決定的な差をつけているので高く評価していい。

 

外から勢いをつけて主張してくる馬がいればそれらを見る好位で、思ったより何も行かなければ昨年のように自身が積極策を、という具合にどんな状況にもうまく対応できそう。

 

 

②メイショウハリオ。

前走JBCクラシックで4着。前々走の帝王賞は勝利。

同じ大井2000mでの結果だが、前走時は大井競馬場が砂を入れ替えたばかりという状況だった。

かなり極端な馬場状態で、逃げ先行以外は壊滅というレースばかりが続いていた。

なのでJBCクラシックの結果は鵜呑みにしない方がいいと思っている。

 

以前は左回りの戦績が今一つで実際このチャンピオンズカップも2021年に出走して敗れているが、最近は克服してきている。

今年のフェブラリーステークスかしわ記念もメンバーのレベルがあまり高くないので評価が微妙なところだが、フェブラリーステークスは致命的な出遅れからよく3着まで追い込んだしかしわ記念も約2年ぶりの左回りでの勝利。

 

もともと時計を要するパサついたダートで終いにかける競馬は得意だし、

今年の流れならこの馬の決め手が活きる。

 

 

⑦ウィルソンテソーロ。

前走JBCクラシックはメイショウハリオ同様、特殊なダートが合わなかったのが大きな敗因と見ている。陣営も「新しい砂への研究が足りなかった」と認めていた。

 

5走前に今回と同じ中京1800mの名古屋城ステークスで5着に敗れているが、スタートで内からぶつけられたり最後の直線で少し弾かれる場面があったりと細かい不利が重なって最後に伸びあぐねた。

 

あれが実力でないことはその後に交流で3連勝してしっかり示している。

かきつばた記念では小回り1500mという条件でドライスタウトを競り落としているし左回り2000mのマーキュリーカップは圧勝。

力はここでも足りるはず。

 

今回は川田さんやルメールさんが近くにいるという枠の並び。

それら有力ジョッキーのポジショニングを見る形でじっくり脚をタメて、流れもある程度速くなればこの馬が台頭できる余地は充分ある。

 

 

⑫セラフィックコール。

派手なパフォーマンスで5戦5勝。確かに、危うさを内包しながらも「怪物かも?」と期待してしまう。

 

今回もやってみないとわからない要素が多すぎる馬。

毎回出遅れている上に今回の中京ダート1800mは坂の途中からのスタートで特殊な形態。

おそらくまた出遅れ濃厚だろう。

 

ただ、前に行きたいタイプが揃ったしその半数くらいは外枠。

流れが速くなってくれればこのメンバー相手でも序盤の不利を跳ね返せる可能性はある。

危うすぎて軸にはしづらいが注意は必要な馬。

 

 

④テーオーケインズ

1年以上未勝利だが、その間も何だかんだ1度も掲示板を外していない安定感のある馬。

それだけに昨年の当レースの敗因が釈然としない。

若干外を回らされたとはいえ許容範囲に見えたし、特に不利があったわけでもなく最後の直線で伸びあぐねて4着。

「状態が今ひとつだった」とのことらしいが、ならば先に言ってほしかった(苦笑)

 

ちょっとつかみどころがない感じもするが、一昨年の当レースの圧勝ぶりを振り返ればまだまだ侮れない存在。

昨年、外を回らされたのを敗因の1つとするなら内の偶数番を引けた今年は前進を期待できるかもしれない。

 

⑮レモンポップ。

ただでさえ距離不安のある馬が大外枠ということで、もともと切る予定だったがこれで完全に踏ん切りがついた。

 

陣営が語るように、1600mでも少し長いかも?という印象の馬。

前々走のフェブラリーステークスははっきり言ってメンバーに恵まれたし、あまり言いたくはないがギルテッドミラーが無事なら逆転されていたと思う。

 

前走の南部杯は圧勝だったがこちらもメンバー的には低調。

しかも盛岡のダート1600mは高速傾向で場合によっては芝並みのタイムが出ることもある。レモンポップにはお誂え向きの舞台設定だった。

 

1400mではほぼ敵なしだが1600mだと馬場と相手関係によっては何かに遅れを取る可能性もある、というのが現状のこの馬だと思う。

 

もちろん、能力で中京1800mもこなしてしまう可能性もあるがここは割り切っていきたいところ。

 

 

 

馬券は⑨と②と⑦を中心に組み立てていきたいと考えている。

勝負気配「B」としときます。

 

 

 

 

マイルチャンピオンシップ 2023

今週も中間にしっかり降雨があった。

京都競馬はCコース替わり初週になるが、土曜日の芝のレースを見ると内の傷みをカバーしきれてない。

やや時計を要し、外からの差しも決まる馬場になっていると判断する。

 

 

⑧ソーヴァリアント。

前走富士ステークスで初めて1600mを使われ3着。

これまで主戦場だった2000m前後のレースと比べると位置取りが後ろになったが最後までしぶとく伸びていた。

1,2着馬には切れで劣ってしまったが充分にマイル路線に目途が立つ内容と言える。

 

あまり速い上がりを記録したことがないので京都の外回り1600mに対応できるかどうかが課題になるが、今の馬場状態なら32秒台の決め手を要求されるようなレースにはならないだろう。荒れた馬場この馬にはプラスに働く。

 

陣営もコメントしている通り、良績のある右回りの方が向くタイプ。きょうだい達も

1600m前後で活躍している馬が多い。

距離2度目とコース替わりで前進あるのみ。

土曜日の夜現在、あまり人気はないようだが積極的に狙いたい。

 

 

⑨シュネルマイスター。

トップスピードに乗るまでに少し時間のかかるタイプで、前走毎日王冠でも内枠から少し窮屈な競馬になり直線でも進路の確保に手間取って脚を余して3着に敗れた。

 

5着だった昨年のマイルチャンピオンシップでも2枠4番での発走から最後の直線でエアロロノアにうまく外からブロックされたことも響いて窮屈なレースになってしまった。

今回も極端な内枠はイヤだと思っていたがこの枠なら心配ないだろう。

 

今年のマイラーズカップが強い競馬。4角の下り坂を利用して加速できる京都外回りコースはこの馬にピッタリな印象。

序盤はまた後方からになるかもしれないが、今の馬場なら直線に向くところでスムーズに外目に持ち出せさえすれば確実に伸びてこられるだろう。

 

 

ナミュール

1600mは(4.1.0.4)。

特に前走富士ステークスが強い勝ちぶり。デビュー当時から20キロ近く体重が増え、ついに本格化したか。

 

普段はわりと慎重な語り口の高野師も今回は珍しく強気で、陣営からも自信のほどがうかがえる。

 

ただ、昨年の秋華賞で4角で大きく外に膨らむ動きを見せており右回りにはやや課題を残す。

今の京都の馬場状態ならこの大外枠はマイナスにはならないのだが、この馬に関しては8枠16番で右回りのコーナリングの悪癖が出てしまうと…という不安はある。

それさえ克服できれば。

 

 

⑪セリフォス。

昨年のマイルCSは最後の直線で少し内でゴチャついたところがあったぶん大外一気がはまった面もあるが、上がり3Fのタイムはメンバーダントツで鮮やかな勝ちぶりだった。

 

今年の安田記念でも外からの差しが上位を占める中、内を突いた馬では最先着して2着。

 

中間に少し体調が整わずぶっつけになった点と、これまでレーンJとかなりピッタリ手が合っていた感じなので久しぶりに乗り替わってどうか、という点がやや不安ではあるが今のマイル路線で力上位なのは間違いない。

 

 

⑦エルトンバローズ。

内回りにはなるが京都1600mで勝ち鞍があり、前走毎日王冠でG1馬相手に勝利。

行きそうな馬が何頭かいてそれを見る形でレース運びのイメージもしやすそう。

 

ただ、毎日王冠は少頭数でも最後の直線はゴチャついていたしこの馬はスローな流れの中でうまく内ピッタリを回ってひと足先に抜け出したアドバンテージがあった。

ロスの大きかった2、3着馬とタイム差なしだったことを踏まえると、馬群がバラけやすい京都外回りに替わるとまだ厳しいのではないかと思う。

上昇中の勢いは警戒して押さえまで。

 

 

あとは、力関係的には不利に映るが荒れた馬場は向く①ソウルラッシュ。

休み明けではゲートの不安が常につきまとうが、過去2年のマイルCSで3着、2着と好走している実力馬⑥ダノンザキッド。

前走毎日王冠で「ヤラズ」と言われても仕方ないレースぶりながら上がり3F2位の脚を使った⑤ジャスティンカフェ。

 

このあたりまでで絞っていきたい。

マイルCSは相性のいいレースなので、ここでそろそろ当てておきたい。

勝負気配「B」としときます。

 

 

エリザベス女王杯 2023

京都競馬は引き続きBコース使用。

10日金曜日にまとまった降雨があった影響で11日土曜日の芝コースは重発表からスタートし、メインレースや最終レースの頃には稍重まで回復。

回復とともに時計、上がりともに少しずつ速くなってきた。

 

それでも馬場の内はそれなりに荒れてきている印象なので外差しでも充分勝負になる。

極端に高速化することはなく、エリザベス女王杯当日は水準程度の時計が出る良馬場で迎えられそう。

 

 

⑬サリエラ。

前走新潟記念がいかにも物足りない負け方だったが、状態も今ひとつだったとのことで目を瞑りたい。

 

本来はいい決め手を持っている馬だし状態さえまともなら前走のようなことはないはず。

右回りも京都コースも初となるが、何と言ってもそこはディ―プインパクト産駒。

ディープ産駒にとって庭とも言える良馬場の京都外回りコースに舞台が移り期待の方が大きい。

脚質と馬場状態を考えれば枠もいいところ。むしろ前走のように最内の方がイヤだった。

馬券はこの馬から入りたい。

 

 

⑦ジェラルディーナ。

だんだんゲートが遅くなってきている影響で最近は後方からの競馬が多い。

昨年は勝利したオールカマーで今年は6着。機動力が求められるレースでは厳しかった。

 

それだけに、金曜日に雨が降ったのはこの馬にとってはプラス。

適度に差しが利きそこまで高速化することもなさそうで、そうなればこのメンバーでは力上位。

できればもう少し上がりがかかるような馬場や展開になればベストだろうが充分に対応可能と見る。大崩れは考えづらい。

 

 

⑭マリアエレーナ。

前走のオールカマーで2着とタイム差なしの4着。

メンバーを見てもハイレベルな一戦で、力は示したと言える。

 

小倉と新潟で好内容で重賞を2勝しているので、直線に坂のあるコースより平坦の方がよさそう。

今年はちょっと足りない競馬が続いているが、ここは走れる条件が揃ったと見る。

問題は鞍上だけ。

 

 

①ブレイディヴェーグ。

前走ローズステークスの勝ち馬マスクトディーヴァが秋華賞でリバティアイランド相手に健闘したと言える内容での2着だったので、今年のローズステークスはレベルが高いと見ることもできる。

 

正直、判断材料がほとんどなくて取捨選択に困る馬だがルメールさんがサリエラではなくこちらに乗る以上買わざるを得ないか。

 

 

③ハーパー。

実績からは3歳勢で1番手と言える馬。

ぶっつけで臨んだ前走秋華賞オークスからプラス14キロという状態で3着。

減っていたぶんが回復したのもあるだろうが、普通に考えれば今回で上積みを見込んでいいだろう。

 

リバティアイランドがジャパンカップに行く可能性が高かったことを踏まえれば陣営の思惑としてはこのエリザベス女王杯が本命だったのかも、とも思える。

 

前走はリバティアイランドに早めに捕まえられる厳しい形になってもジワジワと最後まで伸びていた。

積極策できそうなディヴィーナやアートハウスあたりと前後する位置で運んでしぶとさを活かす形なら。

 

 

⑮ビッグリボン。

前走京都大賞典が8着。

最後の直線で狭くなって詰まる場面はあった。

既に他の馬より伸びが鈍くなってからのもので、そこまで致命的な不利でもなかったように見えたがスムーズなら5着争いくらいには加われたかも。

 

前走よりメンバーは軽くなるし、キセキの全妹でまだ奥がありそう。

まだ1度も33秒台の上がりを記録したことがないので、少しでも上がりがかかってくれれば。

 

 

各世代の有力どころがJCやBCや香港等に分散していることもあって今年はちょっと寂しいメンバーになった印象。

伏兵の台頭に期待しすぎても結局外国人で決まり、という結果になりそうで何とも…(苦笑)

 

勝負気配「c」とします。

 

ルミエールオータムダッシュと天皇賞秋 2023

ここにきて雨が続き、かなり馬場が荒れてきた新潟競馬場

その新潟開催の最終日のルミエールオータムダッシュだが、有力視していた馬が

ほとんど内枠に入ってしまった。

 

こうなると馬券の組み立てが難しい。先週ヤラれていることもあり、枠の並びを見て

すこしトーンダウンしているところである(苦笑)

 

 

⑦マイヨアポア。

この枠でもおそらく人気になるだろうが、ここは津村さんに頼るしかない。

3走前の駿風ステークスで千直初挑戦で3着と適性を見せ、前走稲妻ステークスは完勝。

駿風ステークスでは何とか道悪をこなしたが、稲妻ステークスで速い時計の出る良馬場になってパフォーマンスを上げてきた。

今回はテンのスピード自慢が揃っているので差し脚を活かしやすい展開にもなりそう。

 

ただ、不良馬場になりそうなほどの雨量なのが心配材料。

駿風ステークスがハイレベルなメンバー構成だったのを思えばここでも何とかこなせないものか。

 

 

 

⑱レジェーロ。

今年の韋駄天ステークスは上位馬の中で最も内を通って不利な形になり6着止まり。

アイビスSDは昨年と今年と2年連続で大外枠を引き当てながら4着、5着。

やや物足りない戦績だが堅実さはある。

 

今回また大外枠ということで枠の運はかなりいい馬。

鞍上は頼りないが、外ラチ沿いを追走してうまく捌いて差し脚を活かせれば。

 

 

②ファイアダンサー。

これまで千直を4回走って3回が内枠と、なかなか恵まれない馬。

前走アイビスSDでようやく外枠を引けたが大敗してしまった。

熱中症のような症状が出たとのことだが、そもそも高速馬場も向いていなかったのではないか。

 

それまでに使われていた千直のレースはいずれも時計を要する馬場。

内枠からでも脚をしっかり使って全て掲示板以内なので大したもの。

 

今回もまた内枠を引いてしまったが、今の新潟のような時計のかかる荒れた馬場で強引にでも外ラチ沿いに持って行って脚をためる形自体はこの馬に合っている。

前走だけで見限るのは早計。

 

 

⑯アジアノジュンシン。

前走2勝ちクラスの飛翼特別は圧勝だった。

とは言え、なぜかポッカリと空いた外ラチ沿いの進路をまっすぐに走って突き抜けて

きた形でいろいろ恵まれた印象も強い。

再現性の低いレースに見えたので過信は禁物。

 

斤量51キロで再び外枠で鞍上も継続騎乗なので一応警戒はしておきたいところ。

 

 

⑭カイザーメランジェ。

常識的に考えて厳しいが、道悪で差し脚を活かす競馬は合っていそう。

外枠で菊沢さん騎乗なら一発に期待したい。

 

 

アイビスSD上位組のトキメキとロードベイリーフが内枠。

昨年当レースで2着のマウンテンムスメも内枠。

強い競馬で1勝クラスと2勝クラスの千直を連勝中のトレンディスターも内枠。

 

狙いを立てにくいレースになったが、馬場適性と展開から何とか絞っていきたい。

勝負気配「C」とします。

 

 

さて天皇賞秋。

おそらく多くの競馬ファンが思っているだろうが、自分もここは「見」が最適解だと思う。

 

⑦イクイノックスはもう海外遠征の予定もない以上、前走の宝塚記念が今年の最難関のレースだったと思う。

もし負けるとしたらここだろう、と多くの人が思っていた中でしっかり勝ち切った。

今回はホームコースの東京に戻り、不安要素を探すのが難しい。

軸はこれで仕方なし。

 

 

④ダノンベルーガ

前走札幌記念は特殊な馬場だったので4着でも悲観することはない。

昨年の皐月賞、ダービー、天皇賞秋ともちょっとタイトな競馬になってしまったしジャパンカップは馬群がなかなかバラけない展開の中でずっと外を回る形。

 

どうにもチグハグなレースが多い。

良馬場の東京2000mでモレイラ継続騎乗でここでようやくひと押しききそう。

 

 

③ドウデュース。

イクイノックスに勝ったことがある実績には一目置くが、8ヶ月ぶりの実戦なぶん

今回はイクイノックスの方を上に見たい。

 

この3頭に逆らいづらいところだが、もう1頭買ってみたいのが⑤ガイアフォース。

昨年の菊花賞での敗戦後、試行錯誤している感じだが1600mに挑戦した3走前と2走前は差す競馬で少し届かない結果。2200mに戻した前走オールカマーは先行していったんは先頭に立ちかけながら最後に失速して5着。

 

能力の高さは感じるので、あとは距離適性の問題だろう。

おそらく1800m~2000mあたりがベスト。

3歳時に小倉の高速馬場でのタイムとは言え2000mのレースを1分56秒台で圧勝した実績がある。

1600mでも1分31秒台の持ち時計があり、Bコース初週でほとんど雨が降っていない今の東京の馬場は合っているだろう。

 

昨年の当レースで消極的だとさんざん叩かれたジャックドールの鞍上は今回こそと積極策に出てゆるみないペースを作る見込みなので、その2~3番手あたりで運ぶ競馬が

イメージしやすい。

 

新馬戦でドウデュースにクビ差の2着。層の厚い4歳世代において、この馬も上位の力がある。

 

馬券は⑦イクイノックス軸に④ダノンベルーガ⑤ガイアフォース③ドウデュースへ。

三連複3点で。

 

前走札幌記念が特殊なレースで、春の金鯱賞の内容が物足りない⑨プログノーシス

関東圏の実績が今ひとつの⑥ジャスティンパレス、力は認めるが高速馬場の東京2000mへの適性がどうか?という⑧ヒシイグアスあたりまで手が回らない。

 

ガイアフォースを狙って楽しもうと思う。

 

 

 

 

 

 

新潟12レースと菊花賞と…。

今年の夏の新潟は天候に恵まれずっと良馬場での開催だった。

その影響で開催が終わるまでずっと全体的に時計が速く、千直コースの馬場差も例年より緩和傾向で内や真ん中あたりを突いた馬でも伸びるというレースが続き予想が難しかった。

 

10月の開催が近づくにあたってようやく雨の日が増えてきて、開幕週の先週も芝は稍重で少し時計を要していた。

そして今週も20日金曜日と21日土曜日にまとまった降雨。

ここにきてようやく開催後半の新潟芝らしい馬場になってきたと判断していいだろう。

22日日曜日の新潟の最終レース、千直の3歳以上1勝クラスが今週いちばんの勝負レースになる。

今夏の新潟千直での高速決着が合わなかった実績馬の巻き返しに期待したい。

 

 

まずは⑬オリアメンディ。

馬場が荒れて時計を要する状態の千直のレースではいつも終い確実に伸びてくる馬。

 

今年5月の新潟開催も雨が続いて時計を要するコンディションでのレースが多かったが、枠順に恵まれない中でしっかり脚は使えている。

今年の夏の2戦は惨敗だったが、高速馬場が合わなかったのが大きな原因。

なので雨予報は大歓迎。おそらく55秒を切るような勝ち時計にはもうならないはず。

昨年の雷光特別でも、外枠が上位を独占するレースでメンバー中最速の脚を使って5着。内枠でただ1頭掲示板に入ってみせた。

 

今回嶋田純次Jに手が戻り、今度こそ本領発揮。

 

 

⑮ユイノダンディズム。

5走前に千直初挑戦。そこからずっと同じ条件を使われ今回で6戦連続の千直参戦となる。

この間、3走前に8枠15番が1度あっただけであとはひと桁馬番ばかり。

そんな状況でも堅実に走って適性の高さを見せている。

 

4走前は菜七子さんの神騎乗もあったとはいえ1枠から外ラチ沿いの進路を取り切って3着まで追い込んできたし、3走前に負けた相手は上位のクラスでも好走。

直近2走も枠を考慮すれば悪くない内容。

 

現級の千直では上位の力があるのは間違いない。ここ3走が斤量58キロだったのが今回は減量器用。

外枠と54キロでひと押しを。

 

 

テセウス

近2走前は高速馬場が合わずに惨敗。スタート自体は速いのだが、そこから周りのスピードについて行けていない感じだった。この馬も雨は歓迎のタイプ。

3走前は馬場はこの馬向きだったが枠が最悪。

 

直近3戦の敗因ははっきりしている。

昨年を振り返ると雷光特別が2着。その後に10月の新潟で千直を連闘して2戦連続3着。現級の千直では条件さえ向けば力上位。

時計を要するコンディションでの千直では安定した先行力がある。

 

願わくば昨年同様に杉原さんに乗ってほしかった、という点と枠がもう少し外なら、という点で少し割引だが巻き返しに警戒。

 

 

⑨フロスティクォーツ。

前走雷光特別は非常にもったいない競馬。

外枠発走からいったんは外ラチ沿いの進路を狙うも前が開かず、結局は馬場に真ん中あたりに進路を切り替える形。

当時の馬場状態だからこその3着という見方もできるが、千直への適性は高い。

 

微妙な枠になってしまったぶん割引だが、進路取りさえスムーズなら上位に来てもおかしくない存在。

 

 

本来なら8枠の馬を厚く買いたくなるところだが、今回はアテにしづらい馬ばかり。

3頭とも押さえまでとしたい。

あとは、現級での実績がある⑪ユナイテッドハーツや、序盤にポジションを取り切れれるかがカギの⑦イルルージュあたりも相手候補。

 

 

馬券は13ー15ワイドが大本線となる。10、13、15のワイドボックスという作戦もいいだろう。

三連系を買うならなるべく絞っていきたいところ。

勝負気配「A」とします。

 

 

続いて菊花賞

京都競馬は先週の秋華賞時が稍重での開催。

20日の金曜日にも降雨があった影響で、土曜日の芝のレースを見る限りでは少し時計がかかり気味で馬場も内外でそれほど有利不利は大きくなさそうな印象だった。

 

菊花賞当日は晴れの予報なので再び高速化してくる可能性もある。

Aコース使用3週目なのでそこまで大きく傾向が変わってくるとは思えないが、一応推移は見ておきたい。

 

今年からまた菊花賞本来の京都3000mだが、このコースはスタートしてすぐコーナーなので多頭数の外枠は不利とされる。

今回は人気になりそうな馬がほとんど外枠。

更に、ダービー馬と皐月賞馬が関西初参戦という状況。

近年は菊花賞で関西初となる関東馬でも結果を出すケースも増えてきているのでそこまで心配はないのかもしれないが、それでも不安は残る。

人気馬の中から軸を選ぶならどれを推すか悩ましい状況になった。

 

 

マイネルラウレア。

京都競馬場の改修工事が今年まで行われていたので、現役の馬で京都コースを経験した馬自体が少ない状況。

そんな中でこのマイネルラウレアは1回だけとは言え京都競馬場を走っている。内容もよく、京都コースが向いている感じがある。

 

春の京都新聞杯で5着だったが、1~4着までタイム差なしで5着も0.1秒差という接戦となったレース。

この馬は直線に向いたところで進路を切り替えざるをえないロスがあって最も外を回る形になった。上がり3Fは最速だったのでもう少しスムーズなら、という惜しい競馬。

 

勝ち馬のサトノグランツを物差しにすればここでも力は足りるはず。

Bコース初週の神戸新聞杯で敗れているように極端な高速馬場だと厳しいが、土曜日の芝のレースの感じならこの馬にはちょうどよさそう。

ゴールドシップ産駒でもあり、距離適性に期待する。

 

 

リビアングラス。

前々走の京都新聞杯は3着。4着馬のマキシが早めに捲ってくる展開でペース以上に逃げには厳しい形だったがよく粘った。

前走の阿賀野川特別も内回りコースで後続に早めに来られて楽逃げという形には見えなかったが、迫られたらそのぶんだけまた伸びるという感じで最後まで交わされなかった。

まだ強くなりそうで、ここでも楽しみ。先行力があるのは大きな魅力。

 

できれば馬場はもう少し高速化傾向になった方がいいように感じる点と、パクスオトマニカやトップナイフなど同型の出方がカギになる点が不安材料。

 

 

⑪サトノグランツ。

実際に京都外回りコースで勝っている実績があり、前走の神戸新聞杯では時計、上がりとも速い決着にも対応した。

前々走のダービーでも11着とは言え厳しい大外枠から上がり3Fでメンバー中2位の脚を使えている。

 

ほぼ毎回安定して自分の力は出せているので、人気馬の中では最も信頼しやすい存在か。

 

 

⑰ドゥレッツァ。

クラシック不出走組では唯一3勝クラスを勝っている。

未勝利戦でサトノグランツを下している点も踏まえれば力は足りるはず。

大外枠は正直イヤな枠だが、鞍上に期待して目を瞑る手はある。

 

 

⑭ソールオリエンス、⑦タスティエーラ、⑫ハーツコンチェルト、⑮ファントムシーフは正直協調材料に乏しいと思っているので押さえまでとしたい。

 

 

毎年ほぼ全馬が距離初経験なのに加えて、今年はコースもほとんどの馬が未経験。

積極的に狙いたい馬が少なく、勝負気配「C」としておきます。