sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

安田記念 2024

近年の安田記念は外差し決着が主流。

4年連続で7枠か8枠の馬が勝利している。

どの年も開催期間中に結構な降雨があり、この安田記念に至るまでに道悪でのレースとなったG1もあった。

とはいえ、水はけ抜群の東京芝コースなのでたとえ週中にまとまった雨が降ってもレース当日の天気さえ保てばあっという間に回復して結局時計自体は速くなるというのが毎年の傾向となっている。

 

今年はどうかと言うとダービーの週までほとんど降雨なし。

全体的に時計が速いのはもちろんのこと、内もしっかり伸びている。

今週は中間にかなり降雨があり金曜日の夜の時点で芝は重の発表だったがそこはさすがの東京芝、1日土曜日の午前にはもう良馬場に回復していた。

当然、土曜日の芝のレースも傾向は先週までと大差なし。

過去2~3年と比べるとまだ内が荒れていない。

2日の日曜日も想定通りの雨量ならこの傾向のままか、もしくは稍重程度になれば若干外差しがきくようになるがそれでも高速決着には変わりないだろうと思っていた。

 

ところがこのブログを書いている1日夕方の時点で府中市の天気予報に変化が見られ、

複数の天気予報サイトで確認してみても1日深夜から2日午後にかけて雨が降り続くという見方が多数派になってきた。

そうなると安田記念のレース中も雨が降り続いていて重~不良というコンディションも充分あり得る。

今週の天気予報はコロコロ変わっているので何とも微妙なところだが、現時点(1日夕方)では一応これをメインシナリオにして予想を組み立てたい。

 

 

⑩ソウルラッシュ。

安田記念は3年連続の参戦。

過去2年は結果が出ていないが2022年は完全にドン詰まりで厳しいレース、2023年は時計の壁もあったか。

 

左回り自体は中京でも結果を出しているのでさほど心配ないはず。

何と言っても、確かな道悪実績が頼りになる。

稍重以上の芝のレースでは(4.0.0.0)。

長く一線級と戦ってきているので今回の相手関係も問題なし。

重発表以上なら軸に最適。

 

 

⑦ロマンチックウォリアー。

ゴールデンシックスティと並んで、香港の現役最強馬。人気になるのは当然だろうと思っていたが、現時点で1番人気。

 

香港の芝は日本の札幌や函館に近い種類の洋芝。

これまでの勝ち時計にもそれが表れていて、1分31秒台もしくは30秒台の高速決着になるとどうか?不安視されていたがどうやらその心配はなさそう。

 

過去に安田記念で馬券になった香港馬もある程度時計がかかっているのが共通点。

あと、古い話になるがサイレントウィットネスブリッシュラックは32秒台には対応している。過去の歴史からは、香港の超一線級であればある程度の高速決着もカバーできるということ。

ならばこのロマンチックウォリアーも32秒台半ばくらいまでは対応できるのではないか。

 

路線は違うものの、重馬場だった今年の高松宮記念でも香港のビクターザウィナーが3着。時計の差さえカバーできれば香港勢は強い。

道悪で時計を要するのなら2000mを主戦場としているのもプラスに働きそう。

過剰人気気味でも外せない。

 

 

⑬ステラヴェローチェ。

現6歳世代の牡馬クラシック勢はシャフリヤールはまだ現役なものの、エフフォーリアとタイトルホルダーは引退し現役馬の数も少なくなってきた。

そんな中でも1日の鳴尾記念ではヨーホーレイクが復活勝利。

先週の目黒記念シュヴァリエローズが2着と、やはり6歳牡馬はレベルが高く層が厚い。

 

この馬も前走大阪杯で内有利の高速決着だった中、外差し勢ではただ1頭掲示板に乗って4着。まだまだ力のあるところを見せた。

 

距離に関しては1600mが合っているのかどうか何とも微妙なところだが不良馬場で重賞を2勝しており、雨で時計を要した2021年皐月賞もエフフォーリア、タイトルホルダーに次いでの3着。

道悪適性は確か。

 

先週のダービーの結果をうけて世論が「やっぱり何だかんだでノリさんはすごい!」となってこの安田記念でステラヴェローチェが人気して、いざスタートしたらポツンで惨敗してまた炎上する。みたいな展開が見えなくもないがそれでも評価を上げたい。

全て受け入れる覚悟で評価を上げたい(笑)

 

 

⑪ウインカーネリアン。

思った以上に人気になっているな、というのが正直なところ。

さすがは世界一研究熱心と言われる日本の競馬ファンであるww

 

昨年の当レースが8着。

逃げたいこの馬にとって8枠17番は厳しかった。

スタートで立ち上がる感じで少し右にヨレて隣のソングラインに不利を与えてしまいながらハナに行ったぶんロスはあったし、2番手がジャックドールで3番手がソダシと番手の先行勢も強力だった。

 

香港馬の動向はちょっと読めないところがあるが、昨年に比べれば枠も同型の構成も若干マシだと思う。

 

前走高松宮記念が初の1200mながら見せ場たっぷりの競馬。

スプリントを使ったことで行き脚がつきやすくなれば昨年よりスンナリ逃げられないだろうか、という期待がある。

その前走の高松宮記念は重馬場での4着。

3歳時の皐月賞が道悪でコントレイル、サリオス、ガロアクリークに次ぐ4着。

どちらも適性外の舞台で見せ場は作った。

 

サンプルが少ないので何とも言えないところはあるが、適度に時計を要する馬場はこの馬にはプラスと見る。

スタートに少し癖があるのでそこが課題だが乗り慣れた鞍上ならそこまで不安視しなくてもいいだろう。案外ここでもやれると思っている。

 

 

④ジオグリフ。

調教師は以前から「もっと距離を縮めて使いたい」と進言していたようだが、オーナーサイドの以降もあってダートを使ったりしていた。

 

今年に入ってようやく調教師側の希望が叶ったあって形。

イクイノックスに勝ったことのある稀有な存在という実績から見れば、前走大阪杯と前々走中山記念はもの足りないが芝復帰3戦目で本領発揮となってほしいところ。

 

高速馬場はマイナスだと思うので、1度道悪での走りを見てみたかった。

相手には押さえておきたい。

 

レース中にもずっと雨が降っているような状況での重~不良なら以上の5頭に絞って狙いたい。

しかし、当然そうならない可能性も大いにある。

 

あまり雨もなく極端な道悪にはならず、結局今日の傾向のまま内有利なら⑨パラレルヴィジョンや②ガイアフォースあたりが怖い。

 

ある程度降雨の影響は受けたが回復は早くて時計は速いまま外差しのきく馬場にシフトするケースなら⑰セリフォスだったり、意欲的な調整過程で「福永再生工場」などと注目されている⑱ダノンスコーピオンあたりが怖い。

 

場合によっては自分にメインシナリオをあっさり見限る勇気を持って、しっかり見極めて判断していきたい。