2024年は全般的には好調で推移し、ダービーと有馬記念はいつものように当たらないとう相変わらずの顛末(苦笑)
年末の東京大賞典は自粛したので競馬をしたい熱は高まっている。
まずは京都金杯。
今年は再び中京開催。言うまでもなく開幕週のAコースである。
この中間は天候も安定していたよう。となると、2021年~2023年の3年間と同じような傾向と見ていいだろう。
いずれの年も良馬場でのレース。
開幕週らしく、外を回ってきた馬は厳しい。ペースがある程度流れて差し決着になっても勝ち負けするのはうまく馬場の内めから真ん中あたりを抜けてきた馬だった。
今回も外枠で差し、追い込み脚質の馬は割引としたい。
まず魅かれるのは⑥マテンロウオリオン。
秋に入って体が減っていたが前走阪神カップでは回復。
体重はあれくらいがいいだろう。
その前走はスタートで躓くアクシデント。故障でもしたのかと心配になるほどの後方ポツンだった。
鞍上も馬に無理をさせたくなかったのだろうが、観ている側からするとせめてもう少しは競馬に参加してほしかったというところ。
さすがに上がり3Fは最速で、マテンロウオリオンだけ32秒台の脚を使っている。
もともと1400m以下の流れが合うとも思えないし、この馬なりには走れているという評価でいい。
おそらくマイル路線では頭打ちと見て昨年あたりからスプリントにチャレンジしたのだろうが、やっぱりこの馬はまだ1600mの方がいいと思う。
直近のマイルのレースを振り返ってみてもそれほど悲観する必要はない。
昨年のキャピタルステークスは外差し決着でこの馬は内枠。枠の差もあってスムーズなレースができたとは言い難い中で7着。
京都金杯に関しては、開幕週の京都Aコースで内しか伸びないコンディションでの外枠。そもそも条件が厳しかったのが前提としてある。
しかしそれは当然みんな理解した上でレースに臨んでいるはずなのにただ漫然と枠なりに外を回ってきただけのク○騎乗もあったので参考外としたい。
一昨年の富士ステークスも外差し決着となった中でこの馬は内枠。
直線で進路取りにちょっと手間取る場面があった。それでいてナミュールやレッドモンレーヴ相手に5着なら悪くない。
ガレ気味だった馬体が戻り、得意条件の左回り1600m。せめてもう少し競馬に参加できればこのメンバーならやれるはず。
今回の枠も、中京開幕週ということを考えれば申しぶんない。ようやく枠の運が向いたと言える。
この馬のマイル実績と戦ってきた相手関係を踏まえると、今回の斤量56キロというのも他馬より恵まれた感がある。
このハンデの妙という点は全国の穴党さんに目をつけられそうだが、それでもせいぜい8~9番人気あたりがいいところかと思っている。
あとは、騎手の実力というよりもここまでの流れが悪すぎたのでそれを変えるためという意味でいったん横山家から解放されたのもよかったのではないか。
だからといってフルキチさんに過度な期待をかけるのも…と思うが、先述した通りせめてちゃんとレースに参加できればまだやれると信じてここは積極的に狙いたい。
⑨シャドウフューリー。
開幕週なので1400mにも対応できるスピードがあるのは心強いし、左回りの実績も充分でコースの不安もない。
前走のリゲルステークスで負かした相手は重賞で好走実績のある馬なので、それを物差しにすればここでも力は足りるはず。
中京得意の川田さんに乗り替わりということで、おそらく1番人気になるだろうがここは仕方ないだろう。
⑩セルバーグ。
先行したいタイプなのにスタートがあまり速くないという、ちょっと困った馬。
それがそのまま戦績やレースぶりの不安定さにも繋がってしまっている。
昨年の京都金杯なんかもその典型で、懸命に促していった割にはそこまで前にはつけられなかった。
ただ、昨年の小倉大賞典ではハイペースで飛ばす形でも3着に残った。
さらに前々走の京成杯AHでは差す競馬でも4着なのでやはり力はある。
1400mが合っているとは思えないので前走スワンステークスは参考外でいいだろう。
1600mに戻れば、今なら逃げられなくてもある程度の位置から競馬をして力は出せるはず。
中京芝コースの実績は、明け3歳時にシンザン記念で惨敗したのを除けば(2.0.2.0)。
1勝は同じ1600mの中京記念。もう1勝ものちの関屋記念勝ち馬トゥードジボンを負かしている。
舞台はベスト。ここは見直し。
馬券は三連複フォーメーションで1列目と2列目に⑥⑨⑩を据えて3列目は手広く。
昨年は予算を削るためにこの3列目の買い目を少し減らしたせいで苦い経験をした。
大阪杯ではルージュエヴァイユを買っているのにはずし天皇賞秋ではドウデュースとタスティエーラを買っているのにはずすという醜態(苦笑)
とにかく3列目は手広くいきたい。
あとは、⑥マテンロウオリオンが自分の想定以上に人気を落とすようならここからワイドで流す作戦もとるかもしれない。
続いて中山金杯。
例年、年末の中山開催までAコースで年明けからCコースという設定だったが今回は年末までAコース→年始からBコースとなる。
中山金杯は毎年イメージほど内有利な決着にはならないのだがこの微妙な差がどう出るか、というところ。
馬券は⑮クリスマスパレードから。
おそらく1番人気だろうがここは信頼したい。
外枠に有力な先行馬が固まってやや難しい並びになった。
ただ、この馬はハナに拘るタイプではないし59.5キロを背負った⑱ホウオウビスケッツが主張すればいい位置で運べそう。
⑩セイウンプラチナの出方次第ではハイペースもあり得るが、そういう形も経験しているしハンデ55キロも他との比較で有利に映る。
中山芝は(3.0.0.0)。小回りコースに強く、紫苑ステークスでレコード勝ちしており開幕週の馬場も得意。
前走の秋華賞はセキトバイーストが大逃げ。そこから離れた2番手で運んだが、セキトバイーストの1000m通過タイムが57.1という超ハイペース。
そこから1秒以上離れていたとはいえこの馬も58秒台で通過しておりかなり速いペースで行っている。
3番手以降はまた離れた隊列だったので言ってみれば2番手ポツンという難しい形でのレースだった。
上位を差し追い込みが独占する展開になったのも仕方なし。
最後はこのペースを深追いしなかったラヴァンダにハナ差交わされての5着だったが、クリスマスパレード自身はかなり強い競馬をしている。そもそも上位勢のレベルも高い。
ここでは中心視。
③パラレルヴィジョン。
昨年にニューイヤーステークスとダービー卿CTを連勝し、本格的にマイル路線に転向。
だが結果的にははね返された。
おそらくマイル向きというよりは中山向きなのだろう。
実際、中山でのニューイヤーステークスとダービー卿CTは好位からソツのない競馬で勝利したのにそれ以降の東京や新潟では中団からの競馬。
結果が出なかったのは相手が強かったのもあるが、本質的に1600mは少し忙しかったと解釈したい。更に、直近3走以外でも左回りの成績は今ひとつ。
中山芝は(3.0.1.0)とホームコース。右回りの1800m~2000mのレースでは毎回好位で上手に競馬ができている。
今回は内枠を引けた。外に固まった先行馬の動向を見ながらいい位置を取れれば、近走のようなことはない。得意条件で巻き返す。
①ラーグルフ。
近走全く振るわないが、そもそも相手が強かったり馬場が合わなかったり距離が長かったりと敗因は一応特定できなくもない。
昨年の中山記念は一昨年の中山記念と比べ、メンバーレベルの差もあるとはいえ1秒も勝ち時計が遅い。
当然雨の影響もあるだろう。
昨年はAJCCが不良。札幌記念が稍重。チャレンジカップはロング開催の京都特有の荒れ馬場だった。
良馬場である程度時計も速くて芝が荒れていない中山コースなら巻き返せるだけの力があるのではないか。
ちょっとどれくらいの人気になるのかが読めないのだが、ワイドbox①③⑮に妙味がないだろうか。
もしくは三連複フォーメーションで①③⑮→①③⑮→3列目は広く、がいいか。
今年は三連系フォーメーションで買う場合、とにかく「3列目は手広く」を心掛けたい。
昨年の苦い経験から得た教訓である。
…と言いたいところだが買い目が増えるということは予算も増えるということなので、はずれた場合に傷口を深くしてしまうリスクを孕んでいるのが難しい(苦笑)