sphalt’s blog

馬券下手なオッサンのブログ。気まぐれで雑記もある…かも?

安田記念 2020

第70回安田記念

府中は土曜夕方から日曜朝にかけて雨の予報。どの程度の影響が出るか。

今の東京は少々の雨ではビクともしないが昨年のJCの時のように内側から乾きはじめて結局内有利の状態になるのか、想定よりも影響が出て外差しにシフトするのか注視したい。

 

 

アーモンドアイ。

シンザン記念圧勝してるから道悪も問題ない」という声が多いのはいかがなものか。所詮まだいろいろと未知の馬ばかりの明け3歳限定戦の結果であり、あまり参考にならない。(実際当時の相手はザコだった)

 

有馬記念の内容からも力を要するコンディションよりパンパン良馬場の方がいいのは明らか。

ただ、当時の敗因は距離だったり右回りだったり展開だったり他にもいろんな要素が絡んでいると思うので東京1600なら少々の不安要素があろうが中心は揺るがない。

 

 

ダノンプレミアム。

前走のクイーンエリザベスステークスが3着。レベルがあまり高くないオーストラリアの中距離路線のレースに必勝を期してこの結果でありいかにも物足りない。

 

手応えよく直線に向いたように見えたのに伸びきれなかったのは芝2000mのレースで2分6秒以上かかっていたようにかなりの不良馬場だったことと、オーストラリアナンバーワン騎手とか言われていた人が最内枠から好スタートを切ったのに途中から後方に控えて大外ぶん回しの謎騎乗をしたのが響いたか。


今回また最内枠だが、同じオーストラリア人の騎手でもレーンなら謎騎乗はしないだろう。本来ダノンプレミアムにとってこの枠はプラスのはず。

セイウンコウセイ、ミスターメロディ、ダノンスマッシュとスプリントで実績のある馬たちが前に行って緩みない流れを作ると思うのでこれらの直後の3~4番手に付けて早めに抜け出していくような形が理想か。


稍重金鯱賞リスグラシューを寄せ付けなかったくらいだから極端な道悪でなければ馬場も問題ない。 


レース内容は悪くないけど今ひとつ勝ち切れない、という馬が主戦だった日本人騎手が降ろされて外国人に乗り替わった途端に…というのはありがちなパターン。

今までその現象で株を落とした日本人騎手というと福永さんや石橋さんがイメージされるが、これからは川田さんがその役割を担っていくことになるかもしれない(笑)



グランアレグリア

直近2戦の内容が濃い。前々走阪神カップはスピードの違いを見せつけて圧勝。

前走高松宮記念が初の1200で馬場も悪い中、行き脚がつかずこれまでより後ろからになったが上がり3F最速で繰り上がり2着。当時は外差し不利な道悪にも関わらず、33.1の脚で追い込んだ。同じレベルの上がりを記録したシヴァージとグルーヴィットは更に後方からの競馬だったので出色の脚と言っていい。

 

あのレースぶりなら晴雨兼用と思えるし、現状の東京1600なら良馬場であればスプリントも守備範囲のマイラーの方が向きそう。


アーモンドアイと未対戦で、底が見えていない点が魅力。

まぁ、使い分けに行き詰まっただけなんだがww

 



インディチャンプ。

距離の融通が利かない分、1600では滅法強い。左回りがベストで右回りは不安を残す馬だったが成長とともに克服し、昨年のマイルCSでマイル2冠を達成したことで「安田記念は事故のおかげで勝てた」という声を払拭させた。


大崩れは考えにくいが、昨年の当レースの着差を踏まえれば良馬場でまともな勝負ならアーモンドアイに勝つのは厳しいとも思う。

 勝ち切るには運も必要になってきそう。



ダノンキングリー。

前走大阪杯は逃げたというよりは逃げさせられた面もあり、内容は悪くない。


右回り自体は中山コースを無難にこなせてはいるものの、京都や阪神への遠征ではパフォーマンスを落としている。


共同通信杯やダービーや毎日王冠の内容や相手関係を踏まえればやはり左回り、しかも長距離輸送のない東京がベスト。

距離も1600~2000がベストだろう。


ダノン&戸詐欺…もとい戸崎のコンビという偏見さえ捨て去ればアーモンドアイと未対戦な分、単穴として魅力がある。

あとは、できれば高速馬場でやりたいところ。 

 


アドマイヤマーズ。

ドバイの開催が直前で中止になり今回が半年ぶりでぶっつけのレースになってしまったのは痛い。

同じシチュエーションでヴィクトリアマイルに臨んで結果を出したアーモンドアと違ってこの馬は使われて良くなるイメージ。


実績から軽くは扱えないものの、今回は厳しいと思う。



人気サイドで決まりそうなレースだが、穴として面白いと思える唯一の存在がヴァンドギャルド


ゲートが不安定で毎回チグハグな競馬ばかりだが、前走マイラーズカップはスローペースの展開の中で絶望的な位置から差を詰めてきたし昨秋のウェルカムステークスでも内の先行が圧倒的有利な状況で外から差し切り勝ちしたりと能力の片鱗は見せている。


スプリント路線の馬たちが速い流れを作って展開が向けば面白い存在。



レース自体は楽しみだが、馬券としては「見」が正解のような気がしている。

まぁでも買ってしまうんやけどな (苦笑)